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考古学演習2

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令和2年度以降入学者 考古学演習2
教員名 堀内秀樹
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面形式による授業
BlackboardコースID：20224752
授業概要 「日本中･近世考古学」
中・近世考古学の調査、研究、周知化への方法などをこれまでの研究成果と問題点を呈示しつつ、歴史考古学の視点や今後の可能性を共に考える。
授業のねらい・到達目標 授業では、中・近世考古学の研究視点、研究成果、周知化についての研究法、成果、問題点を講義や院生の発表などによって提示した後、取り上げたテーマについて学生と議論を行う。
中世考古学、近世考古学の研究法、成果とその発信方法、可能性などについて議論を深め、学ぶことにより、新しい考古学分野を理解することを目的とする。
授業の方法 授業の形式：【講義・演習】
講義＋学生参加によるフリーディスカッションの実習形式。講義部分では、いくつかのテーマについて学生が発表を⾏う。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
大学が定める対面授業に参加できない要件を満たした場合には、Zoomで参加、指示する課題を提出する。
授業計画
1 遺物研究法1　方法論、陶磁器研究の視点（対面）
【事前学習】シラバスを事前に確認する （2時間）
【事後学習】今後の授業に備え、近世遺跡の報告書などを確認しておく （2時間）
2 遺物研究法2　三上次男『陶磁の道』概要(対面)。小テスト
【事前学習】三上次男『陶磁の道』を読む （2時間）
【事後学習】中世のアジアの歴史を確認する （2時間）
3 遺物研究法3　三上次男『陶磁の道』解題（対面）
【事前学習】小課題である東アジア陶磁器について調べる （2時間）
【事後学習】三上の研究視点の今日的評価について考える （2時間）
4 遺物研究法4　－分布論、組成論－（対面）
【事前学習】関連文献を熟読する （2時間）
【事後学習】先史考古学の分布論との違いを確認する （2時間）
5 遺物研究法5　－型式・アセンブリッジ－（対面）
【事前学習】中世の陶磁器アセンブリッジの研究について調べる （2時間）
【事後学習】新しい時代の遺物研究法としてのメリット・デメリットについて考える （2時間）
6 遺物研究法6　－生産・流通・消費－（対面）
【事前学習】生産・流通・消費の経済史的意味を確認しておく （2時間）
【事後学習】考古資料の評価を経済的に検証する （2時間）
7 遺物研究1－生産地1：－研究概要と現状－：肥前　（対面）
【事前学習】肥前陶磁器についての研究を調べる （2時間）
【事後学習】生産関連遺物を整理しておく （2時間）
8 遺物研究2－生産地2：－研究概要と現状－：瀬戸・美濃（対面）
【事前学習】瀬戸・美濃陶磁器についての研究を調べる （2時間）
【事後学習】生産関連遺物を整理しておく （2時間）
9 遺物研究3－生産地3：－研究概要と現状－：京都（対面）
【事前学習】京都・信楽陶磁器についての研究を調べる （2時間）
【事後学習】生産関連遺物を整理しておく （2時間）
10 遺物研究4－生産地4：－研究概要と現状－：貿易陶磁器 （対面）
【事前学習】調査報告書で遺跡の内容を確認しておく （2時間）
【事後学習】消費地との関係を考える （2時間）
11 遺物研究5　－編年研究－（対面）
【事前学習】編年研究の実例についての調査をしておく （2時間）
【事後学習】生産地的視点と消費地的視点について整理しておく （2時間）
12 遺物研究6－消費地1：陶磁器と文化（茶）－（対面）
【事前学習】茶の湯、煎茶の研究を調べておく （2時間）
【事後学習】出土資料と文化との関係を考える （2時間）
13 遺物研究7－消費地2：陶磁器と社会（儀礼）－（対面）
【事前学習】武家儀礼について調べておく （2時間）
【事後学習】儀礼による需要について考える （2時間）
14 遺物研究8－遺物の観察の視点（対面）
【事前学習】中・近世陶磁器の特徴について調べておく （2時間）
【事後学習】系統や形式・型式との関係を整理しておく （2時間）
15 遺物研究9－遺物の観察（対面）
【事前学習】中・近世の窯業生産地について調べておく （2時間）
【事後学習】中・近世考古学遺跡出土陶磁器について整理する （2時間）
その他
教科書 教科書は特に指定しない。レジュメとPowerPointで行う。
参考書 『『陶磁の道　東西文明の接点をたずねて』 （三上次男）』 岩波新書 1969年
森本伊知郎 『『近世陶磁器の考古学』』 雄山閣 2009年
成績評価の方法及び基準 レポート:研究発表・小課題(60%)、授業参画度:ディスカッションなど(40%)
大学が定める対面授業に参加できない要件を満たした場合には、Zoomで参加、指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。
オフィスアワー 授業後に⾏う。また、メールにて随時。

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