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令和2年度以降入学者 | 日本史特殊講義7 | ||||
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教員名 | 村井章介 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 (対面が困難な場合、Zoom授業も併用する) BlackboardコースID:20221763 |
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授業概要 | 『六角氏式目』から中世社会を読む 前年度講読を終えた『塵芥集』を受けて、対照的な性格をもつ近江六角氏の家法『六角氏式目』(起請文・追加を含め全81か条。永禄10年1567成立)を対象に、法文を逐条的に読んで、文意を考える。法文はオーソドックスな和様漢文なので、訓読法をしっかり押さえることが求められる。解釈にあたっては教科書2における勝俣鎮夫の注釈が基本となるが、この法を用いた論文も精力的に探索する。それらを批判的に検討しつつ、参加者全員で中世社会について議論する。 |
授業のねらい・到達目標 | 文意を正確に把握したうえで、時間的には30年さかのぼり、地域的には都からはるか離れた『塵芥集』との対比をつねに念頭に置いて、中世社会の多様さと、そこから近世が生み出される動向に思いを馳せ、歴史に対する想像力を鍛える。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 基本的に、『六角氏式目』各条文の音読、逐語訳を基本とし、それが終った後、法典全体や他の条文、御成敗式目以下の他法典とりわけ『塵芥集』との関係、そこから見えてくる中世社会の姿などについて、担当者による自由発表を行なう。発表者は原則として1回につき1人。対面授業に参加できない学生はZOOMでの参加を認める。 *履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示する場合もあるので随時確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション(テキスト及び講義方法の解説)、受講生自己紹介、幹事選出
【事前学習】テキストに目を通しておく (2時間) 【事後学習】六角氏式目につき概要を把握する (2時間) |
2 |
六角氏式目 第1~4条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
3 |
六角氏式目 第5~9条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
4 |
六角氏式目 第10~11条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
5 |
六角氏式目 第12~14条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
6 |
六角氏式目 第15~17条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
7 |
六角氏式目 第18~21条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
8 |
『六角氏式目』についての課題論文につき、報告者を立てて検討する。
【事前学習】課題論文についての予習(全員) (2時間) 【事後学習】戦国法についての自分なりのイメージを作る (2時間) |
9 |
六角氏式目 第22~24条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
10 |
六角氏式目 第25~27条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
11 |
六角氏式目 第28~32条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
12 |
六角氏式目 第33~40条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
13 |
六角氏式目 第41~43条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
14 |
六角氏式目 第44~46条の講読 各回の担当者だけでなく、全員が該当部分を予め読んできて、当日の発言を準備しておく。 【事前学習】当該条文の解釈についての予習 (2時間) 【事後学習】当該条文の解釈についての復習 (2時間) |
15 |
『六角氏式目』についての課題論文につき、報告者を立てて検討する。
【事前学習】課題論文についての予習(全員) (2時間) 【事後学習】戦国法についての自分なりのイメージを作る (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 佐藤進一・池内義資・百瀬今朝雄 『日本中世史料集 第三巻 武家家法Ⅰ』 岩波書店 1965年 第1版 石井進・石母田正・笠松宏至・勝俣鎮夫・佐藤進一 『中世政治社会思想 上 (日本思想大系21)』 岩波書店 1972年 第1版 日本中世史料集 第三巻 武家家法Ⅰと中世政治社会思想 上は教員がコピーを準備。 |
参考書 | 清水克行著 『戦国大名と分国法 (岩波新書)』 岩波書店 2018年 第1版 第二章「伊逹稙宗と「塵芥集」」・第三章「六角承禎・義治と「六角氏式目」」・終章「戦国大名の憂鬱」 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度:発表資料の充実度と議論参加の積極度(40%) 対面授業に参加できない要件を満たし、zoomで参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。 |
オフィスアワー | 出校者は授業終了時、オンライン組は電子メール |