文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 国文学科 > 基礎演習2
日本大学ロゴ

基礎演習2

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 基礎演習2
教員名 久米依子
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業。一部遠隔授業も含む。(後期の学部の授業方針によって変更する可能性がある)
課題作品について受講者がレジメを作成して発表し、ディスカッションする。発表者以外はBbに感想を書く。出席が困難な学生は教員の許可を得て、Bbの資料を視聴し課題を回答することで出席に代えることができる。発表が対面で困難な場合はZoomを利用する。
Blackboard ID︓20223666
授業概要 近代の小説を読む
 近現代の小説を読解するための、基本的な研究方法・調査方法を学ぶ。1920-30年代の小説を取り上げ、作家の情報、同時代の社会・文学状況、先行研究などを考慮しながら、小説のメッセージを読み解く。テーマや語りの特色、登場人物の役割、物語の構造などを理解し、多様な分析ができるようになることを目標とする。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉近現代の小説を読解するための、基本的な研究方法・調査方法を身につける。
あわせて、レジメの作成の仕方、発表のやり方にも習熟する。
対象となる文学が書かれた時代の状況、文学の状況、作家の情報を調査して、作品を読み解くことができるようにする。
〈到達目標〉
作品を分析するための資料の収集、選択ができ、先行研究を調べ、作品読解に利用できるようになる。
テーマ、語り、登場人物、ストーリーの構成、などの様々な要素に注目し、作品のメッセージを読解する力を育てる。
各作品の時代的・文化的意義を理解し、説明できるようになる。

この科目は、旧カリキュラム(令和元年度までの入学者対象)では文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
授業の方法 授業の形式:【演習】
作品ごとに担当者を決め、担当者は読解のための資料(作家情報、先行研究、同時代状況など)を収集し、調査・分析し、解釈を発表する。発表に対しては、クラスでディスカッションを行う。担当作品の調整のため、第1回目の授業には、必ず出席すること。
受講者数によって、取り上げる小説が変化することがある。発表者は発表のための資料の収集、調査を進めて準備し、レジメを作成し、Bbで配布する。受講者は授業毎の発表作品を必ず読んだ上で、授業に参加すること。発表後、聞き手は意見を発言し、感想をまとめる。
対面参加が困難な学生で教員の許可を受けた者は、Bb上の資料を視聴し、課題を期限までに提出して出席に代えることができる。発表が対面で困難な場合はZoomを利用する。フィードバック方法等については、授業内で指示する。
履修条件 人数調整を行うため、4月6日(水)12時00分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は、4月9日(土)COMITS2・国文学科掲示板にて発表する。
なお、手続きについてはCOMITS2「お知らせ」で指示するので必ず確認すること。
授業計画
1 【対面授業】全体ガイダンス(担当作品の決定、スケジュール確認など)
【事前学習】担当したい作品を選んでおく (2時間)
【事後学習】各作品の読み込みを始める (3時間)
2 【対面授業】文学状況・同時代状況の説明
【事前学習】時代状況について事前に調査しておく (2時間)
【事後学習】重要な時代・文化事項をまとめておく (3時間)
3 【オンデマンド型授業】資料調査・文献調査方法を知り、担当作品に必要な調査を考え、レジメを作成し始める。
【事前学習】担当作品について調査すべき点を確認しておく (2時間)
【事後学習】レジメを作成し、発表準備を始める (3時間)
4 【対面授業】梶井基次郎を読む 1
(※以下、作家の順番は変更する可能性がある)
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
5 【対面授業】梶井基次郎を読む 2
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
6 【対面授業】梶井基次郎3、夢野久作を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
7 【対面授業】井伏鱒二を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
8 【対面授業】黒島伝治、小林多喜二を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
9 【対面授業】川端康成、横光利一を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
10 【対面授業】岸田國士を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
11 【対面授業】堀辰雄を読む1
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
12 【対面授業】堀辰雄を読む2
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめてく (3時間)
13 【対面授業】林芙美子を読む
【事前学習】発表される作品を読んで意見を書く (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、作品の問題点をまとめておく (3時間)
14 【対面授業】江戸川乱歩を読む
【事前学習】各作品の特色を見直しておく (2時間)
【事後学習】発表後の感想を書き、レポートの準備を始める (3時間)
15 【対面授業】坂口安吾を読む
【事前学習】レポートのミスがないか確認する (2時間)
【事後学習】レポートを提出し反省点を考える (3時間)
その他
教科書 発表作品は、青空文庫とプリントPDFを利用します。
ブラックボードの「教材」に上げる予定なので、あらかじめ見ておくこと。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:最終レポート(30%)、授業参画度:発表、授業時の感想、課題の回答(70%)
授業参画度には、発表、ディスカッションの参加を含む。
対面授業に参加できずに、要件を満たし教員の許可を得た場合、Bbに提示した資料に対する課題の提出によって評価することがある。
やむをえず発表ができない場合、Zoom発表で評価する場合がある。
オフィスアワー 月曜昼休み、水曜昼休み 7号館4階研究室、またはメール連絡

このページのトップ