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令和2年度以降入学者 | 特殊研究ゼミナール2 | ||||
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教員名 | 堀井一摩 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardのコースID:20223704 |
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授業概要 | この授業では、来年度の卒業論文を見据えて、卒論作成に必要な作品分析の方法と論文作成の技術を身につけていきます。まずは村上克尚『動物の声、他者の声』の輪読を通して、優れた研究論文の分析法や立論の仕方、文体を学びます。その間に卒業論文で取り上げたい作家・作品・テーマを考えてもらい、後半では卒業論文の構想やその叩き台になる分析について個人発表を行います(ただし、現段階では卒論テーマを確定しなくてもかまいません)。 |
授業のねらい・到達目標 | ①作品分析の方法を身につけることができる。 ②論文作成のプロセスを身につけることができる。 ③討議を通じて自分の研究を改善できるようになる。 この科目は(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,6及びカリキュラムポリシーCP3,4,6に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3) |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 演習中心ですが講義も盛り込みます。第2〜5回は、グループを決めて、担当グループによる課題テクストの報告とクラス全体で討議を行います。第7〜8回は講義形式で教員による模擬発表を行います。第9回以降は、担当者を決めて作品に対する報告とディスカッションを行います。なお、受講生の数によって輪読と発表のスケジュールに変更が生じることがあります。 なお、対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生にはZOOMでの参加を認める。 (1)ZOOMでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生。 (2)対面授業に参加できない場合の代替方法:ZOOMで参加し、Blackboardに配信する課題を提出する。 フィードバック方法等については、授業内で指示する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の目標、進め方および成績評価の説明、卒業論文作成のガイダンス、発表担当の決定【対面】【講義】(A-6-3)
【事前学習】卒業論文のテーマを考える (2時間) 【事後学習】課題テクストを熟読する (2時間) |
2 |
『動物の声、他者の声』第3章「「ひかりごけ」――「限界状況」の仮構性」の報告・コメント(グループA)、討議【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) |
3 |
『動物の声、他者の声』第4章「「奇妙な仕事」――動物とファシズム」の報告・コメント(グループB)、討議【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) |
4 |
『動物の声、他者の声』第5章「「飼育」――言葉を奪われた動物」の報告・コメント(グループC)、討議【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) |
5 |
『動物の声、他者の声』第7章「「馬」――戦後家族の失調」の報告・コメント(グループC)、討議【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) |
6 |
輪読の総括、卒論の構想に関する簡単な経過報告と発表スケジュールの決定【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】卒業論文の構想を練る (2時間) 【事後学習】発表の準備を始める (2時間) |
7 |
教員による模擬発表:論点提出と先行研究紹介【対面】【講義】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】授業をふまえて自分なりの解釈を考える (2時間) |
8 |
教員による模擬発表:読解の試み【対面】【講義】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】課題テクストを再読し、自分の考えをまとめる (2時間) |
9 |
研究発表:学生1・2【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) |
10 |
研究発表:学生3・4【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を改善する (2時間) |
11 |
研究発表:学生5・6【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を改善する (2時間) |
12 |
研究発表:学生7・8【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を改善する (2時間) |
13 |
研究発表:学生9・10【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を改善する (2時間) |
14 |
レポートの経過報告:ディスカッションを通して改善した点を報告する【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】これまでの議論をふまえて発表内容をまとめる (2時間) 【事後学習】議論をふまえてレポートを作成する (2時間) |
15 |
レポートの提出、卒業論文の準備についてのガイダンス【対面】【演習】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】レポートを作成する (2時間) 【事後学習】卒業論文のテーマについてさらに研究を進める (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 村上克尚 『動物の声、他者の声――日本戦後文学の倫理』 新曜社 2017年 購入は必須ではありませんが、戦後文学を卒業論文のテーマに考えている人には購入を推奨します。 学生の発表テクストに関しては、プリント配布か、購入か、青空文庫か、PDF共有か、個別に指示します。 |
参考書 | 授業の中で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度(70%) 授業参画度は発表やディスカッションで評価します。 対面授業に参加できない場合は、オンラインで代用し、対面参加者と同じ基準で平等に評価します。 |
オフィスアワー | 水曜4限と木曜3限、7号館4階堀井研究室にて、あるいはメールで質問を受け付けます。 |