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日本語音声学

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令和元年度以前入学者 日本語音声学
教員名 田中ゆかり
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 (1)授業の形態:遠隔授業(Blackboardを通じたオンデマンド型(12回)+中間試験(第7回)+最終試験(第14回))
(2) この科目のBlackboardコースIDと「コース名称」は、20223673「2022日本語音声学(田中ゆかり・後・木1)」
授業概要 音声学の基本概念と日本語の音のしくみを具体例を示しながら概説する。中等教育における「国語」ならびに、日本語教育における発音指導等の基礎となるレベルの講義を行う。
本科目は、国語科教職必修科目のひとつである。高等学校教員(国語科)ならびに文部科学省教科書用図書検定調査審議会委員・国語小委員会部会長代理の実務経験を持つ教員が、その経験を生かした教職必修科目にふさわしい知識を提供する。
授業のねらい・到達目標 (1)授業のねらい
音声学と日本語の音声・音韻の概念と基礎的知識を身に付け、身の回りの音声・音韻事象について観察・記述ができるようになることを目的とする。併せて、中等教育における「国語」ならびに日本語教育における発音指導必要な知識とスキルの獲得を目指す。

(2)
(2-1)到達目標
音声学の基礎的知識が理解できる。
日本語の音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションの基礎的知識が身に付く。
日本語音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションの具体的な記述と考察ができる。
中学・高校における教科としての国語「日本語のしくみ」「表記」についての教授ができる。
日本語教育における日本語音声指導ができる。

(2-2)日本大学憲章
日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2)

(2-3)DP・CPとの関連性
この科目は文理学部(学士(文学))のDP・CP3に対応している。
授業の方法 (1)授業の形式:【講義】
(2)授業の方法
各回トピックの講義動画を視聴し、各回課題への取り組みを通じ、知識の定着を図るオンデマンド型講義。
オンデマンド型授業と、中間試験・最終試験についての概略は以下の通り。
開講日の0:00にBb内に格納した当該回のフォルダーが開く。各回フォルダー内には、(a)各回の講義(約15分程度2-4本、youtube限定公開リンク)、(b)配布資料、(c)課題関連からなるオンデマンド教材を配布・配信する。
・第2回までに教科書を用意しておくこと
・動画視聴前に配布資料をDLし、手元に用意すること
・配布資料の他にノートを用意し、動画を視聴しながらノートをとること
・各回課題を課す。課題の内容・提出出方法・締め切りは各回動画等で指示する
・各回課題の締め切りは開講曜日限の視聴を前提に設定する
・各回課題については次の回の解説およびBb教材・掲示板を通してフィードバックを行う。
・科目の性質上、課題の中には課題シートをプリントアウトして手書きで作成の上、pdfや画像(jpg/jpeg)で投稿するものがある。プリンターが身近にあることが望ましい。用意できない場合は、近隣の印刷可能な場所(大学内の施設、コンビニ、印刷サービスなどを行う会社)などを複数確認しておくと、安心して課題に取り組むことができる。
③定着度の確認のため、中間試験(第7回)・最終試験(第14回)の2回行う。いずれも、当該回の開講時間内にBb経由・リアルタイムで実施する。
④最終試験後に課題研究を課す。
⑤この授業についての質問・相談は、Bbの「掲示板」や「Eメール」を通じて受け付ける。
履修条件 【履修時期の指定】
日本語音声学は、前後期に同じ内容の科目を開講していますが、学生証番号による履修時期の指定があります。
・学生証番号が奇数の学生は、前期開講科目を履修してください。
・学生証番号が偶数の学生は、後期開講科目を履修してください。
それぞれ、前後期第1回開講日前にBlackboardの自己登録を完了してください。

【指定された開講時期科目の履修が困難な場合】
【履修時期の指定】において、指定された開講時期科目が学年配当の学科必修科目と重複するなどによって困難な場合は、指定された履修時期を問わず「日本語音声学(前期)」Bbに自己登録の上、Bb「教材」内に格納した「履修時期変更について」という案内に従い、前期第1回開始前に必ず連絡をしてください。なお、国文学科所属の学生は、学科必修科目との重複はないよう時間割を設定しているため、変更は認めません。

【科目等履修生・研究生の履修について】※正規学部生はこれに該当しません。
科目等履修生・研究生がこの科目の履修を希望する場合は、第1回開講日前に、希望する開講時期のBb自己登録の上、Bb「教材」内に格納した「科目履修生・研究生の履修について」という案内に従い、第1回開講日前に必ず連絡をしてください。

【人数調整】
履修希望者数によっては、教職必修科目という性質上、第1回開講前に自己登録した人を対象に、上位学年の学生を優先した人数調整を行う可能性があります。
前期開講科目第2回までに、前後期開講科目とも、それぞれのコース上に履修許可者名簿をBbに掲出する等して知らせる予定です。
授業計画
1 授業の進め方や到達目標について説明し、第1回課題(拡大50音図)へのとりくみ方について解説する。
(A-3-2)
【事前学習】シラバスをよく読む。Bb自己登録の上、Bb内・動作等の確認をする。教科書を購入する。 (2時間)
【事後学習】課題にとりくむ (2時間)
2 第1回課題の解説
言語音声を生成するための器官の名称と働きについて学び、発音のメカニズムを知る。
(A-3-2)
【事前学習】課題にとりくむ。受講許可者名簿の確認。 (2時間)
【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する (3時間)
3 第2回課題の解説
単音を構成する母音と子音の違い、母音を記述する重要な三つの観点について学ぶ。
(A-3-2)
【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する (2時間)
【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
4 第3回課題解説
母音記述の観点に照らし、日本語の母音を記述・分類する。
(A-3-2)
【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する (3時間)
5 第4回課題解説
子音を記述する重要な三つの観点について学ぶ
(A-3-2)
【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
6 第5回課題解説
子音記述の観点に照らし、日本語の子音を記述・分類する。
中間試験の方法について説明する。
(A-3-2)
【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】母音・子音課題にとりくむ。定着度の確認1(授業内の中間試験)に備え、総合的な復習をする (3時間)
7 定着度の確認1:中間試験(授業内試験)
中間試験のふりかえり課題(解説含む)
(A-3-2)
【事前学習】母音・子音課題にとりくむ。定着度の確認1(授業内の中間試験)に備え、総合的な復習をする (2時間)
【事後学習】中間試験ふりかえり課題にとりくむ。 (3時間)
8 第6回課題解説
日本語の清音・濁音・半濁音について学ぶ
(A-3-2)
【事前学習】中間試験ふりかえり課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】清濁半濁課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
9 第7回課題解説
音の交替現象について学ぶ
(A-3-2)
【事前学習】清濁半濁課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】音の交替現象課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
10 第9回課題解説
同化現象について学ぶ(条件異音)
(A-3-2)
【事前学習】音の交替現象課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】条件異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
11 第10回課題解説
同化現象について学ぶ(自由異音)
(A-3-2)
【事前学習】条件異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】自由異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
12 第11回課題解説
日本語のを例に拍・音節・フットという概念を学ぶ
(A-3-2)
【事前学習】自由異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】拍・音節・フット課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
13 第12回課題解説
日本語のアクセントについての基本を学ぶ
最終試験の方法についての説明
(A-3-2)
【事前学習】拍・音節・フット課題にとりくむ。 (2時間)
【事後学習】アクセント課題にとりくむ。全体のふりかえり試験に備え総合的な復習を行う (3時間)
14 定着度の確認2:最終試験(授業内試験)
全体のふりかえり課題についての解説
(A-3-2)
【事前学習】全体のふりかえり試験に備え総合的な復習を行う (2時間)
【事後学習】全体のふりかえり研究課題にとりくむ (3時間)
15 全体のふりかえり研究課題提出と全体のふりかえり
(A-3-2)
【事前学習】全体のふりかえり研究課題の作成と提出 (2時間)
【事後学習】この科目についての全体的なふりかえりを行う (1時間)
その他
教科書 田中真一著・窪薗晴夫監修 『日本語の発音教室』 くろしお出版 2,000円 1999年
第2回まで手元に用意しておくこと。
参考書 初回シラバスと授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:中間試験と最終試験(70%)、授業参画度:毎回の課題・全体のふりかえり課題への取り組み状況(30%)
オフィスアワー 授業に関する一般的な質問・相談は原則Bbに設ける記名投稿の掲示板で回答する。
個別の質問・相談については、Bb「Eメール」>「すべての教員」を通じ、面談の方法・日時の調整を行う。
備考 履修条件ではないが、日本語学入門1・2を修得済みであることが望ましい。

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