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日本教育史特論1

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令和2年度以降入学者 日本教育史特論1
教員名 小野雅章
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 教育学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業(Zoomによるライブ配信を行う)
Blackboard  水曜日3時限 ID:20221872
授業概要 本授業は、日本の教育問題を考察するうえで一つのポイントとなる、教育勅語を取り上げ、その成立過程・学校教育における教材、および学校行事における取り扱いという三つの観点から考察を深めることを目的にしている。教育勅語は、日本教育史研究の中でも最も古くから研究対象になっており、研究の蓄積も深まりのある研究対象である。そうした研究課題であっても、先行研究の批判的な検討と新たな方法論の提示により、研究が新たな局面へと展開している。教育史(とくに日本教育史)研究を行おうとする受講生に対して、先行研究の蓄積があり、研究されつくしたように思われる研究対象を敢えて研究することに意味など含め、教育史研究のあり方などについても論じてみたいと思っている。具体的には、担当者が用意した授業概要(レジュメ)と教育学に関する基本文献により、講義と演習を交えながら授業を進めることにする。
授業のねらい・到達目標 文献研究により教育史研究を進めるために、資料収集、先行研究への批判的な検証、研究論文や具体的な資料の読解などの基本的の能力を身につけることを目標とする。
具体的な到達目標は、以下のとおりである。
(1)教育史・教育学の研究状況とその到達点が理解できる。
(2)先行研究の収集と批判的な検討ができる能力を身につける
(3)全国学会誌に自己の研究論文を投稿する能力をみにつける
授業の方法 授業は、講義と演習を取り混ぜながら、受講生が能動的に研究に従事できるような能力を身につけるように配慮し、適宜論文指導を行う。
授業計画
1 ガイダンス(教育史研究の到達点と課題に関するレクチャー)
【事前学習】シラバスを読んで、講義の概要を捉えておく (2時間)
【事後学習】授業時に紹介された参考文献を入手して概要を捉えておく (2時間)
2 教育勅語の研究史概観1――国民精神文化研究所における海後宗臣の史料研究――
【事前学習】事前に配布された授業用の資料を通読しておく (2時間)
【事後学習】講義内容を整理しておく (2時間)
3 教育勅語の研究史概観2――海後宗臣・稲田正次により成立史研究――
【事前学習】事前に配布された授業用の資料を通読しておく (2時間)
【事後学習】講義内容を整理しておく (2時間)
4 教育勅語の研究史概観2――佐藤秀夫による新たな視点の提供――
【事前学習】事前に配布された授業用の資料を読んでよく (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
5 教育勅語の研究史概観3――佐藤秀夫による史料研究とその成果――
【事前学習】事前に配布された授業用の資料を読んでおく    (2時間)
【事後学習】講義内容を整理しておく (2時間)
6 教材としての教育勅語研究の視点とその具体例1――修身教科書における教育勅語――
【事前学習】事前に配布された授業用の資料を読んでおく (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
7 教材としての教育勅語研究の視点とその具体例2――国定教科書編纂趣意書と教育雑誌――
【事前学習】事前に配布された授業用の資料を読んでおく(担当者はレジュメを作成) (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
8 学校儀式における教育勅語という視点1――祝日学校儀式の成立と展開――
【事前学習】 事前に配布された授業用に資料を読んでおく(担当者はレジュメを作成) (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
9 学校儀式における教育勅語という視点2――教育勅語発布以降の学校儀式の展開――
【事前学習】事前に配布された授業用に資料を読んでおく(担当者はレジュメを作成) (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
10 教育勅語を補完する詔勅としての戊申詔書
【事前学習】事前に配布した授業用の資料を読んでおく(担当者はレジュメを作成)   (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
11 教育勅語を補完する詔勅としての「国民精神作興ニ関スル詔書」
【事前学習】事前に配布した授業用の資料を読んでおく(担当者はレジュメを作成) (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
12 教育勅語を補完する詔書としての「青少年学徒ニ賜ハリタル勅語
【事前学習】事前に配布した授業用の資料を読んでおく(担当者はレジュメを作成) (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
13 教育勅語の解釈史1――国定第二期修身教科書における勅語解釈――
【事前学習】事前に配布した授業用の資料を読んでおく(担当者はレジュメを作成) (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
14 教育勅語の解釈史2――聖訓ノ述義ニ関スル協議会による解釈変更――
【事前学習】事前に配布した授業用の資料を読んでおく(担当者はレジュメを作成) (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理しておく (2時間)
15 まとめ――教育勅語と現代の教育
【事前学習】これまでの授業内容の復習をしておく   (2時間)
【事後学習】最終レポートを作成する (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 火曜日5時限(研究室)。

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