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ドイツ文学研究1

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令和2年度以降入学者 ドイツ文学研究1
教員名 大羅志保子
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業を原則とします。学生がやむを得ぬ事情で出席できない場合には、遠隔授業で対応します。
Blackboard ID:20221841、2022ドイツ文学研究1(大羅志保子・前・木4)に登録し、授業の注意事項に従って準備をしておくこと。
授業概要 文学研究の手法を、研究実例(インゲボルク・バッハマン研究)を通して、実践的に体得します。
授業のねらい・到達目標 「文学研究1」と題された本授業は、博士前期課程で研究者としての出発点に立つ学生のための「研究生活入門」の意味合いがあります。物故者ゆえにノーベル文学賞の機が訪れなかったプルーストやジョイスやボルヘスなど、今は亡き偉大な作家たちと並んで称されることもある女性作家インゲボルク・バッハマンは、20世紀を代表する作家の一人として、数多くの作品研究や翻訳によりドイツ語圏を超えて世界的にその名が知られています。
バッハマン研究の手引き書ともいうべきBachmann-Handbuchから選出したドイツ語テキストを使用し、演習形式で進められる本授業を通して、学生は文学研究の手法を段階的に体得できるとともに、その手法を自らの論文執筆で実践することもできます。なお、この科目はドイツ文学専攻のディプロマポリシー及びカリキュラムポリシーに対応しています。
授業の方法 授業の形式:【演習】
第1回目の授業時から授業の進み具合に合わせてプリント作成したドイツ語テキストを配布しますので、必ず下調べをして(事前学習)授業に臨んでください。ドイツ文学専攻の学生には常にドイツ語能力の鍛錬が必要ですから、テキストの音読も含めて、テキストの熟読・内容理解に努めてください。授業時の発表、質疑応答、ディスカッション、そして、教員による「事前学習へのフィードバック」にあたる解説や補足を通して、学生には一層のテキスト理解が可能となります。そうした演習を通して習得した事柄をさらに確実に身につけるためには、「事後学習」としての復習が必須です。
本授業の事前・事後学習は、あわせて4時間の学習を目安とします。また、授業に参加できなかった学生にはメールにより課題を課しますので、2週間後の授業時に提出してください。その授業時に解説します(課題に対するフィードバック)。
対面授業に参加できない要件を満たしている学生については、 Blackboard を通して、授業内容や課題について連絡を行う。
履修条件 「文学研究」とありますが、博士前期課程の学生のために文学研究の実例を教材として研究活動の実際を学習する授業ですから、文化や語学の分野に興味・関心をもつ学生も履修可能です。事実、教材とするバッハマン研究も時代を経るにつれて、言語哲学、心理学、ファミニズムやLGBTQなどなど学際的・文化学的側面から多彩な研究活動が行われています。
授業計画
1 ガイダンス:授業の概要、進め方、到達目標、事前学習・事後学習について解説し、それについて質疑応答します。授業を効果的に進めるために、受講生の研究分野、または興味・関心をもっている分野について話してもらいます。次回以降使用する教材を配布し、その学習の仕方を説明します。
【事前学習】自分の研究分野、または興味・関心のある分野についてまとめておいてください。 (2時間 )
【事後学習】1回目の授業の内容をまとめ、次回以降使用するテキストの学習を始めてください。 (2時間)
2 作家の人生と作品の関係を問う伝統的な研究手法のためのテキストを以下検討します: (1) Kindheit und Jugend in Klagenfurt (1926-1945)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
3 (2) Kindheit und Jugend in Klagenfurt (1926-1945)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
4 (1) Wien (1945-1953)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
5 (2) Wien (1945-1953)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
6 (1) Italien (1953-1957)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
7 (2) Italien (1953-1957)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
8 (1) München und Neapel (1957/58)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
9 (2) München und Neapel (1957/58)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
10 (1) Zürich und Rom (1958-1965)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
11 (2) Zürich und Rom (1958-1965)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
12 (1) Berlin (1963-1965)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
13 (2) Berlin (1963-1965)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
14 (1) Rom (1965-1973)
【事前学習】使用テキストを丹念に調べ、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で学習した事柄をまとめ、次回の授業の準備をしてください。 (2時間)
15 (2) Rom (1965-1973)
【事前学習】これまで学習した事柄を確認し、重要な箇所や疑問点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】疑問点の検討により明らかになった事柄を加えて、前学期で学習したことをまとめておいてください。 (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
対面授業に参加できない要件を満たしている学生については、 そのことを配慮して成績評価を行う。
オフィスアワー メールで対応します。

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