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発展無機化学

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令和2年度以降入学者 発展無機化学
令和元年度以前入学者 無機化学4
教員名 岩堀史靖
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面型講義(15回)。社会情勢の変化によっては,zoomを用いた同時双方向型講義との併用となる可能性がある。その場合はBlackBoardにて告知する。
BlackBoard ID:20224527

初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。
受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
授業概要 新カリキュラムの必修科目・無機化学1〜3で扱った広範な学習対象を振り返りながら無機化学全般に関する理解をさらに深め,今後の発展的学修につなげる。
授業のねらい・到達目標 化学の基本である原子レベルの基礎知識に始まり,化学結合と分子構造,イオン性化合物や金属,さらに配位化合物に至るまでの無機物質群に関する知識を学習・理解し、それらについて説明できるようになる。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。

なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, DP4, DP8 及びカリキュラムポリシーCP3, CP4, CP8 に対応しています。
・基礎的な化学知識に基づいて,自然科学に関係する諸現象を論理的・批判的に考察することができる。(A-3-2)
・さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し,専門的化学知識に基づいてそれを説明することができる。(A-4-2)
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い,分析することができる。(A-8-2)
授業の方法 授業の形式:【講義】
対面による板書形式で行う。必要に応じて補助教材(私製印刷物やpdfファイル)を配布する。

万やむを得ない理由で対面講義に参加できない場合に限り,zoomを用いたオンライン形式での受講を認める場合がある。
① 板書に相当する資料をBlackBoardで事前に配布するので,講義開始までに目を通しておく。
② 録画した講義内容をオンデマンド形式で視聴できるように設定し,視聴方法をBlackboardに掲示する。オンライン受講者はこれを視聴し学修する。
授業計画
1 スタートアップ:講義のテーマ・目的を理解できる。講義の到達目標や評価基準について理解できる (A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】シラバスを良く読み,授業全体の流れを理解してくること。BlackBoardなどの環境整備をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え,化学に関連する書籍にあたる。 (2時間)
2 原子を考える:原子やそれを構成する微粒子について理解を深める (A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】原子やその他微粒子の世界に関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
3 軌道を考える:波動方程式と量子数について理解を深める (A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】波動方程式と量子数に関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
4 分子を考える:MO理論の基礎と,等核二原子分子のMOの扱いについて理解を深める (A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】等核二原子分子のMOに関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
5 対称性を考える:対象操作と対象要素について理解を深める (A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】分子の対称性に関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
6 金属・半導体を考える:金属の結合と半導体について理解を深める (A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】金属や半導体の電子状態に関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
7 イオン固体を考える:イオン結晶にまつわるエネルギー論について理解を深める (A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】イオン結晶のエネルギーに関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
8 水溶液中のイオンを考える:イオン性塩の溶解にまつわるエネルギー論について理解を深める (A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】塩の溶解に関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
9 酸化還元を考える:酸化還元反応と,それにまつわるエネルギーについて理解を深める (A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】酸化還元反応の周辺事項に関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
10 金属錯体を考える:錯体の歴史,構造と異性体などの基礎について理解を深める(A-3,A-4,A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】錯体の構造や異性体に関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
11 配位子場理論を考える:σ結合,π結合を考えながら錯体のMO理論について理解を深める(A-3,A-4,A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】錯体のMOの組み立てに関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
12 錯体の性質を考える:錯体の電子スペクトル,スペクトル項やエネルギー論について理解を深める(A-3,A-4,A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】錯体の電子スペクトルの解釈に関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
13 錯体の反応を考える:配位子置換反応の機構,その利用について理解を深める(A-3,A-4,A-8)。(対面形式)
【事前学習】BlackBoardで配布する資料を読み,概要を理解しておく。不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配位子置換反応に関する理解の内容を,教科書や参考書の引き写しではない自らの表現でノートにまとめる。 (2時間)
14 これまでの講義内容を演習などを通して振り返り、理解不足の点について復習する機会をもつ。第13回までの講義内容について理解をさらに深める (A-3, A-4, A-8)(対面形式)
【事前学習】第13回までの講義内容を整理し、疑問点や理解不足と思われる点をまとめておく。 (1時間)
【事後学習】課題に取り組んでわかった問題点や疑問をまとめる。課題に対するフィードバックを読み,理解を深める。 (3時間)
15 ここまでの講義内容について「到達度確認テスト」を行う。テスト終了後に問題解説と振り返りを行い,学習理解を深める(A-3, A-4, A-8)。(対面形式)
【事前学習】以前までの講義内容を理解し消化しておく。 (3時間)
【事後学習】到達度確認テストで理解不足と思われた部分をノートにまとめる。 (1時間)
その他
教科書 新しく購入が必要な教科書はありません。
無機化学1〜3で使用した教科書を本科目の参考書として用意しておけば結構です。
参考書 無機化学1〜3で使用する教科書(ハウスクロフト無機化学)か,それ以前に採用していたシュライバー・アトキンス無機化学を参考書として学修できる。

本講義は「無機化学」と題しているが,物理化学や量子化学の要素も多分に含まれるので、そのようなジャンルの参考書もあわせて読んでみると理解の助けになる。どちらかというと平易な参考書を数多く読むことを勧める。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:講義時間内に実施する「到達度確認テスト」による。(100%)
受講態度,出席状況が著しく不良であると判断された場合は授業内テストの受験を認めない(=単位が出ない)場合がある。
やむを得ない理由のために対面授業に出席できない受講生には,レポートなどの提出物を課して成績評価を行うものとする。
オフィスアワー BlackBoardからメールで随時。

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