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生物統計学実践

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令和2年度以降入学者 生物統計学実践
令和元年度以前入学者 生物統計学2
教員名 井上みずき
単位数    2 学年 1・2 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 遠隔授業(Blackboardを通じたオンデマンド型)PowerPointによるスライド資料動画youtube配信と5回のオンライン型(ZOOM)と4回の課題学習
Blackboard ID: 月曜2限→20221513
授業概要 生命科学のための発展統計学、特にデータとデータの関係性について学ぶ。また、後半ではテーマに必要なデータの種類や適切な統計手法、その解析結果の発表の仕方を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 <知識>
生物学の分野では、どんなに実験条件や調査条件を揃えてもばらつきが生じる。このばらつきをもつデータから有用な情報を客観的に抽出する方法を身につける。
本講義では生物学に必要な発展的な統計事項を理解する。とくにデータとデータの関係性に着目し理解するとともに自ら、必要なデータ解析を選び取り解析する技術の習得を目指す。

<能力>
この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, 4, 5, 7およびカリキュラムポリシーCP3, 4, 5, 7に対応している。
・既存の知識にとらわれることなく,物事を論理的・批判的に説明することができる(DP3-2)。
・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し,専門的知識に基づいて説明することができる(DP4-2)。
・新しい問題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集することができる(DP5-2)。
・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し,他者と協働して作業に取り組むことができる(DP7-2)。

各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。
A-3 (DP3・CP3): 論理的・批判的思考力
A-4 (DP4・CP4): 問題発見・解決力
A-5(DP5・CP5):挑戦力
A-7(DP7・CP7):リーダーシップ・協働力
授業の方法 授業の形式:【講義,演習】
授業計画に記載したテーマに沿って講義をPowerPointによるスライド資料動画youtube配信を行う。それを事前に見たうえで、講義内容の理解度を確認するための課題を行いBbを利用し課題の提出を行う。8回目以降は、実践的な課題解決型のデータ解析をデータ収集から考え、適切な統計手法を選び、解析し、自らZOOMにて発表してもらう。
課題に対しては解答例の配信などを行う。また、メール、Blackboardの掲示板機能などを通じて、教員からのコメントを伝えるとともに「質問」や「議論」の機会を提供する。
履修条件 Windows, Mac, Linuxで使用可能な統計ソフトRとRstudioを使用する。無料でインストールできる。生物統計学基礎を受講した際のPCであれば、そのまま使用可能である。受講していない、もしくは新しいPCになった場合は事前にRとRのインストール方法動画を配信するので第1回目までにインストールすること。
授業計画
1 ガイダンスおよびRとRstudioの取り扱いについての説明 (A-3) (ZOOM)
【事前学習】Rの操作を復習し要点を整理する (2時間)
【事後学習】生物統計学1との違いを復習し講義の流れを把握すること (2時間)
2 主成分分析の流れを知る (A-3)(オンデマンド型)
【事前学習】1回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
3 主成分分析を理解する (A-4)(オンデマンド型)
【事前学習】2回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
4 計数データを取り扱う (A-5)(オンデマンド型)
【事前学習】3回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
5 比率データを取り扱う (A-5)(オンデマンド型)
【事前学習】4回目の講義資料を見返しておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
6 複数の説明変数を考慮する (A-4) (オンデマンド型)
【事前学習】5回目の講義資料を見返しておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
7 適切な確率分布型を知る  (A-5)(オンデマンド型)
【事前学習】6回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
8 データの可視化および解析テーマ決定 (A-4) (ZOOM)
【事前学習】7回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
9 統計解析 (A-4) (課題学習)
【事前学習】8回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
10 解析結果発表資料作成 (A-4, A-7) (課題学習)
【事前学習】9回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
11 解析結果発表(A-4, A-7)  (ZOOM)
【事前学習】10回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
12 実践的データの可視化および解析テーマ決定 (A-4) (ZOOM)
【事前学習】11回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
13 実践的統計解析 (A-4) (課題学習)
【事前学習】12回目の講義資料を見返し要点を整理する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
14 実践的解析結果発表資料作成 (A-4, A-7)  (課題学習)
【事前学習】1-13回目の講義資料を見返しておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
15 実践的データ解析発表  (A-4, A-7)(ZOOM)
【事前学習】発表資料を作成する (2時間)
【事後学習】質問者の指摘をもとに修正する (2時間)
その他
教科書 特に使用しない。
参考書 向後千春・富永敦子 『統計学がわかる アイスクリームで味わう、“関係”の統計学』 技術評論社 2009年
久保拓弥 『データ解析のための統計モデリング入門』 岩波出版 2012年
講義の内容をより深く理解するための参考書であり,必ずしも必要なものではない。初回の講義で紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:2-7回の課題の内容を評価する(48%)、3回のZOOMでの話し合いと2回のZOOMでの解析結果発表の内容を評価する(52%)
オフィスアワー 授業終了後

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