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令和2年度以降入学者 | 統計力学2演習 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 統計力学2演習 | ||||
教員名 | 石田浩 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 物理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardのコースID:20224455 |
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授業概要 | 演習問題を授業中に自分で解くことにより、「統計力学1」で学んだ統計力学の原理をより深く修得するとともに、実際の問題に適用する技術を修得する。 |
授業のねらい・到達目標 | (授業のねらい) 「統計力学1演習」に続いて、演習問題を解くことにより、原子・分子などの運動を記述する微視的な物理法則(古典力学または量子力学)を用いて、多数の原子・分子からできた物質を特徴づける巨視的な物理量(熱力学的にあらわれる種々の状態変数)を計算する方法を学ぶ。 (到達目標) ・平衡系の統計力学の基本原理について説明できる。具体的には (1) グランドカノニカル分布について説明できる。(A-4-3) (2) 大分配関数について説明できる。(A-4-3) (3) 相互作用のある系における相転移、臨界現象について説明できる。(A-4-3) ・平衡系の統計力学を、実際の巨視的な系に応用できる。(A-4-3) (1) 古典理想気体の性質を説明できる。 (2) 理想フェルミ気体の熱力学的性質を説明できる。(A-4-3) (3) 理想ボーズ気体の熱力学的性質を説明できる。(A-4-3) (4) 相転移、相図、臨界係数について説明できる。(A-4-3) (5) 平均場近似の範囲で、磁性体の相転移を説明できる。(A-4-3) 物事を既存の知識にとらわれることなく、科学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-4-3) この科目は文理学部(学士(理学))のDP3及びCP3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式【演習】 演習問題を配布して、授業時間内に自分で解答をつくる。模範解答を示すだけでなく、受講者が解答を黒板で発表することもある。 場合によっては、オンデマンド型(授業テキストおよび音声ファイル配信)の遠隔授業を組み合わせる。 また、毎回、授業内容についての小テストを実施する。教室で授業時間が足りない場合は、小テストはBlackBoard上で実施する。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。対面授業に参加できない場合は、BlackBoard上のテストおよび課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
「統計力学1」で学んだミクロカノニカル(小正準)分布とカノニカル(正準)分布に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】ミクロカノニカル分布・カノニカル分布について復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
2 |
化学ポテンシャルの復習、グランドカノニカル(大正準)分布に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
3 |
大分配関数と種々の熱力学的変数の関係に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
4 |
グランドカノニカル分布の応用:単原子理想気体に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
5 |
グランドカノニカル分布の応用:ラングミューアの吸着式、化学反応の平衡式に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
6 |
多粒子系の量子力学の復習、フェルミ統計とボーズ統計に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
7 |
1次元、2次元、3次元自由フェルミ気体の状態密度に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
8 |
金属(自由電子気体)の内部エネルギー、熱容量に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
9 |
理想ボーズ気体に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
10 |
理想ボーズ気体のボーズ・アインシュタイン凝縮に関する演習 。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
11 |
相互作用系の統計力学:相図と相転移に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
12 |
相互作用系の統計力学:1次元イジング模型に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
13 |
相互作用系の統計力学:平均場近似と磁性体の相転移に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
14 |
相互作用系の統計力学:相転移と臨界係数に関する演習。(A-4-3)
【事前学習】前回の演習問題を解きなおして、別の解法がないか考える。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
15 |
これまでの演習授業の復習と総括。(A-4-3)
【事前学習】これまでの演習問題を見直して、整理する。 (2時間) 【事後学習】授業教材を見直して、授業の重要な点をノート等にまとめる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 石原純夫・泉田渉 『量子統計力学 (フロー式物理演習シリーズ)』 共立出版 2014年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:毎回行う小テスト(80%)、授業参画度:黒板での発表(20%) 対面授業に参加できない場合は、BlackBoard上のテストおよび課題およびテストの提出状況により評価します。 |
オフィスアワー | 授業内容に関する質問はメールまたは学科事務室で受け付けます。後者の場合は、時間を調整して、物理学科図書室または本館1階で応対します。対面実験授業の前後に設定できるようにします。 |