検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 数学講究2 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 数学講究2 | ||||
教員名 | 山崎浩二 | ||||
単位数 | 3 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 数学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardのコースID:20224367 2022数学講究2(山崎浩二・後・火2,3) |
---|---|
授業概要 | 数学における論証の指導を中心として、主として次の3つのことを進める。 ①文献研究や調査研究等を通して、算数・数学に関する今日的な研究テーマを探るとともに、実際の実験授業等を計画し、授業研究を通してそれを検証し、研究成果を考察し、まとめていく。 ②小・中・高等学校での授業参観を通して、算数・数学の指導のあり方について考察し、引き続き、各自の指導力の向上を目指す。 ③算数・数学の学習内容を深く考察するとともに、引き続き、魅力ある授業づくりを開発していく。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい・到達目標> 本講義は、数学科所属学生のうち、数学教育学を専攻した学生が、数学教育学を対象とした講座である。数学教育の目的・方法・内容・評価の4つの視点から捉え直し、自らのテーマを設定し、研究を推進できるようにする。学生自身の研究能力を高めるとともに、最終的には4年間の学士課程の総括につながるものとして位置づけている。 小・中・高等学校での算数・数学の学習内容、学習指導について引き続き専門的な研究をすすめる。特に、子どもたちの数学的な見方や考え方を育てる指導、数学的活動を通した授業づくりとその教材開発など、具体的な研究テーマをもとに算数・数学の指導を考察していくことである。各自研究テーマを設定し、主として文献研究、調査研究、授業研究などを通して考察するとともに、研究の仕方、研究の方法を身につけることができることを目指す。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(数学))のディプロマポリシー DP1~8 及びカリキュラムポリシー CP1~8に対応しています。 なお, この科目は旧カリキュラム(令和元年度以前入学者対象)においては,文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP1,DP3,DP4,DP6 及びカリキュラムポリシー CP7,CP9 に対応しています。 <日本大学教育憲章との関係> ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理感に基づいて、数理科学の役割を説明することができる(A-1-2)。 ・現代社会における数理科学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる(A-2-2)。 ・数理科学に基づいて学んだ知識をもとに、物事の本質を論理的、客観的に捉えることができる(A-3-2)。 ・日常生活における現象に潜む数理科学的問題を発見し、内容を説明することができる(A-4-2)。 ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる(A-5-2)。 ・親しい人々とコミュニケーションを取り、数理科学の専門的知識について議論することができる(A-6-3)。 ・学修活動において、専門的知識を活かしつつ、自分の役割分担を理解し、他者と協働して作業をすることができる。 (A-7-3)。 ・学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる(A-8-3)。 |
授業の方法 | 授業の形式【ゼミ】 原則としてゼミナール形式で対面による授業を行う。また、必要に応じて小・中・高等学校で授業研究を行うこともあり、その際にも対面にて行う。レポートについては添削して指導する。 本授業は対面授業で行なうが、止むを得ぬ事由において Zoom での参加を希望する場合は【理由書】を提出し担当教員の許可を得ること。 ただし、コミュニケーションの必要性から,原則として,ビデオをオンにした状態で参加すること。 |
履修条件 | 履修にあたっては数学科教育法1・2・3を履修していることが望ましい。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
第1回 数学の指導における「論証」の意義を問い直し、その内容について理解しようとする。【対面授業】
【事前学習】事前に中・高等学校学習指導要領解説を入手し,目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】第1回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
2 |
第2回 数学の指導における「論証」の意義を問い直し、その意義について理解しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第2回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
3 |
第3回 数学の指導における「論証」の指導のあり方について考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第3回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
4 |
第4回 数学の指導における「論証」の指導の現状と課題について考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第4回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
5 |
第5回 数学の指導における図形の「論証」の指導について考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第5回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
6 |
第6回 数学の指導における文字による「論証」の指導について考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第6回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
7 |
第7回 数学の指導における「論証」の指導について総括することができる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第7回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
8 |
第8回 数学の指導における「論証」の指導の改善のための指導を考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第8回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
9 |
第9回 数学の指導における「論証」の指導の改善のための指導を引き続き考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第9回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
10 |
第10回 考察した授業を通して、その指導の意義と効果について考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第10回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
11 |
第11回 考察した授業を通して、その指導の意義と効果について引き続き考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第11回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
12 |
第12回 「論証」の指導の改善案を実施し、その意義と効果について考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第12回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
13 |
第13回 「論証」の指導の改善案を実施し、その意義と効果について引き続き考察しようとする。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第13回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
14 |
第13回 「論証」の指導のあり方について省察し、文献研究、授業研究をもとに考察をまとめることができる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第14回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
15 |
第15回 「論証」の指導のあり方についての考察をまとめることができる。【対面授業】
【事前学習】これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめてくること。 (2時間) 【事後学習】これまでの講義内容全体のノートを整理しておくこと。 (3時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 相馬一彦他編著 『数学のよい授業』 明治図書出版 2017年 國宗進・水谷尚人・山崎浩二編著 『算数・数学科 小中連携した新しい図形指導』 明治図書出版 2022年 |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート:ゼミで行う発表によるものとする(50%)、授業参画度(50%) 【授業参画度についての評価】 ・・・ 50点 ・小・中・高等学校での授業参観を積極的に行い、算数・数学の指導のあり方について考察し、各自の指導力の向上を目指そうとしたか。また、算数・数学の学習内容を深く考察するとともに、魅力ある授業づくりを考察しようとする。 ※授業参画度は毎回のZoom上でのレスポンスおよび宿題の提出状況なども含めて評価する。 【レポートについての評価】 ・・・ 50点 ・各自研究テーマを設定し、主として文献研究、授業研究などを通して考察するとともに、研究の仕方、研究の方法を知る。 遠隔参加でも対面参加と同様に評価する。 【汎用的能力についての評価】 能力(A-1)から(A-8)の習熟度については、別途配布のチェック項目により評価する。 |
オフィスアワー | ・原則的にe-mailでお願いします。来室の際には、事前に連絡をいただけると助かります。 |