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令和2年度以降入学者 | 地球科学デザイン論2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 地球科学要論2 | ||||
教員名 | 鈴木弘明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業で実施します(なお,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延状況により同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)に変更することがあります。)。 また,課題研究としてBlackbordを通じて学習資料および課題を配信します。 Blackbord ID:20224297 |
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授業概要 | 地下水は,社会生活にとって切り離せない自然の産物である。また,それは私達の恵みにもなるが,誤った利用をすれば災害・事故等の原因となることもある。 このような地下水のいろいろな側面を理解しておくことは,科学技術に関わる者としては重要なことである。 本講義では,実践社会における地下水(学)との関りについて,建設事業や社会環境問題等の中での取り扱い事例や課題の特徴および,その対応について事例を交えて学習する。 |
授業のねらい・到達目標 | 地下水(学)が,資源開発,建設工事,自然災害,環境問題とどのように関わっているかを社会との関連から俯瞰して行く。 授業では,特にコンサルタント業や建設業において関わる計画・調査・工事等の実例を通じて実践的な対応手法を身に付ける。 講義全体の概要は,以下のとおりである。 ●資源・土木・災害・環境の4つの側面から地下水(学)の役割を理解できるようになる[第1回~第6回]。 ●日本における地下水の社会的な位置づけ(法制度・条例など)を理解できるようになる[第7回]。 ●地下水に関わる物理的・化学的な調査手法および,その解析方法を身に付ける[第8回~第9回]。 ●地下水に関わる特に水位や水質の変動特性から得られる情報および予測手法について理解できるようになる[第10回~第11回]。 ●地下水から得られる熱の利用について理解できるようになる[第12回]。 ●地下水の飲用と汚染が生じた場合のリスク評価手法について理解できるようになる[第13回]。 (括弧内の数字は授業計画内の講義番号) 【令和元年以前入学者】 ※学科プログラム(JABEE認定プログラム含む)の学習・教育到達目標「(C)科学技術の素養を身につける」(1-15)に寄与する。 【令和2年度以降入学者】 D:デザイン能力を身につけるに対応します。 日本大学教育憲章との関係 「A-4-3:日常生活における現象に潜む科学的問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる。」に対応する。 【令和元年度以前入学者】 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びCP9に対応している。 【令和2年度以降入学者】 この科目は⽂理学部(学⼠(理学)のディプロマポリシーDP4およびカリキュラムポリシーCP4に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:講義,演習(対面方式) また,授業は,アクティブ・ラーニング形式を採用し,講義中に課題を提示して,その回答を作成する15~20分程度の時間を設ける。 なお,対面方式を実施中の講義に出席できない場合は,欠席扱いとする。 |
授業計画 | |
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1 |
講義概論(応用地質学や地盤工学における地下水)(A-4),講義形態:対面授業 講義の全体概要を解説すると共に,応用地質学の4つの側面の位置づけと地下水の関わりを概説します。 【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。身近な社会生活において地下水との関わりを考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】地下水に関わる報道記事等についてまとめる。 (2時間) |
2 |
資源としての地下水(A-4),講義形態:対面授業 応用地質学の4つの側面の内,「資源地質学」としての位置づけから地下水学の役割を解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
3 |
建設事業と地下水(A-4),講義形態:対面授業 応用地質学の4つの側面の内,「土木地質学」としての位置づけから地下水学の役割を解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
4 |
自然災害と地下水(A-4),講義形態:対面授業 応用地質学の4つの側面の内,「災害地質学」としての位置づけから地下水学の役割を解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
5 |
環境と地下水(広域地盤沈下)(A-4),講義形態:対面授業 応用地質学の4つの側面の内,「環境地質学:地盤沈下等物理的現象」としての位置づけから地下水学の役割を解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
6 |
環境と地下水(地下水汚染)(A-4),講義形態:対面授業 応用地質学の4つの側面の内,「環境地質学:地下水汚染による化学的現象」としての位置づけから地下水学の役割を解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
7 |
地下水に関わる法制度/ガバナンス(A-4),講義形態:対面授業 地下水に関わる物理(地盤沈下等)・化学現象(地下水汚染等)に対するわが国の法制度について解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
8 |
地下水の現地調査と解析(透水性)(A-4),講義形態:対面授業 地下水の現地調査の内,地下水位,透水性,地下水流速等の調査方法について解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
9 |
地下水の現地調査と解析(水質)(A-4),講義形態:対面授業 地下水の現地調査の内,地下水質の採水方法,水質分析,分析結果の表現方法等について解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
10 |
地下水の変化と予測(地下水位変動)(A-4),講義形態:対面授業 井戸揚水による地下水位の変動を簡易なシミュレーションモデルを作成し計算します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
11 |
地下水の変化と予測(地下水質変動)(A-4),講義形態:対面授業 地下水汚染の移流・分散機構について簡易なシミュレーションモデルで計算します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
12 |
地下水と熱利用(地熱・地中熱)(A-4),講義形態:対面授業 地熱開発の現状および地中熱開発の事例等から地下水の熱利用としての側面を解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
13 |
地下水とリスク評価(A-4),講義形態:対面授業 地下水汚染に関するリスク評価の考え方について解説します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認し,講義の目的を理解する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を再確認し,提出した課題について再考する。 (2時間) |
14 |
講義のまとめと理解度確認(授業内試験)(A-4),講義形態:対面授業 第2回~第13回の講義内容について理解度を確認します。 【事前学習】第1回~第13回までの講義内容を再確認する。 (2時間) 【事後学習】提出した理解度確認課題について再チェックする。 (2時間) |
15 |
講義のまとめ(社会生活と地下水)(A-4),講義形態:対面授業 第2回~第13回の講義内容について概要を復習し,応用地質学における地下水学の位置づけを確認します。 【事前学習】事前に配布する講義資料を確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容および社会生活と地下水について考察する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 特定の教科書は使用しない。 各回の授業前に講義資料を掲載する。 |
参考書 | 事前に配布する講義資料中に参考資料も掲載する。 事前・事後学習については,配布する講義資料を中心に使用する。 なお,下記(The Groundwater Project)には,無料でダウンロードできる地下水に関する教科書(英文)があるので,自主学習に大変役立ちます。 https://gw-project.org/books/ また,下記の書籍も参考になります。図書館で探してみてください。 BW Pipkin,DD Trent,R Hazlett,P Bierman著「Geology and the Environment」 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第2~13回の授業内で実施する課題検討結果を授業終了後に提出する(5点×12回)。(60%)、授業内テスト:第14回に実施する理解度確認の課題提出(40%) |
オフィスアワー | Blackbordの掲示によって対応する。 |