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環境気候学

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令和2年度以降入学者 環境気候学
令和元年度以前入学者 総観気象学
教員名 山川修治
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 地球科学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型授業を予定している。

Blackboard ID : 20224303
授業概要 総観規模の気象諸現象を天気図・解析図から理解する。
気象予報士業務関連の事柄を含む。
授業のねらい・到達目標 ねらい:
2年次科目「気象学1」に行った内容に立脚し、本科目では「環境気候学」を扱う。
大気圏、特に対流圏と成層圏の現象について、時間スケールに焦点をあてて比較検討する。
季節内変動、季節変動について、総観気候学的な理解を深める。
グローバル気候環境を要因重視の総観気象・気候学的な観点から探究する。
年々変動、数年変動、数10年振動と時間スケールの遠近法を活用して気候環境システムを把握する。


学科プログラム(JABEE認定プログラム含む)の学習・教育到達目標とのかかわり:
「(G)地球科学の専門知識を修得する」に寄与する。

〈日本大学教育憲章との関係〉
 物事を既存の知識にとらわれることなく,科学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し,
 説明することができる(A-3-3)

〈ディプロマポリシー(DP)およびカリキュラムポリシー(CP)との関係〉
 文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーのDP3及びカリキュラムポリシーのCP3に
 対応する.
授業の方法 授業の形式【講義】
毎回冒頭「本日の天気図」または「本日の衛星画像」を解説する。
毎回プリント資料を配付し各図を説明する。
異常気象発生に際しては内容の変更を行う場合がある。
課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 環境気候システムの時空間構造―相互関連性―(A-3)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解する (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニㇾポートを作成する (3時間)
2 環境気候からみた台風(・サイクロン・ハリケーン)(A-3)
【事前学習】台風の気象特性について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
3 環境気候からみた秋雨季(台風と秋雨前線の相互作用)(A-3)
【事前学習】秋雨季の気象特性について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
4 環境気候からみた秋季(放射冷却・放射霧など)(A-3)
【事前学習】秋季の気象特性について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
5 環境気候からみた冬季(寒波と大雪)(A-3)
【事前学習】冬季にかかわる気象特性について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
6 環境気候からみた春季(フェーン現象・風害など)(A-3)
【事前学習】春季の気象特性について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
7 環境気候からみた梅雨季(前線豪雨など)(A-3)
【事前学習】梅雨季の気象特性について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
8 環境気候からみた夏季(猛暑夏・冷夏)(A-3)
【事前学習】夏季の気象特性について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
9 グローバル気候システム①
異常気象・天候異変を探る(異常気象の陰にブロッキングあり)(A-3)
【事前学習】地球規模の気候について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
10 グローバル気候システム②
海気相互作用(海洋温暖化時代のホットスポット)(A-3)
【事前学習】海洋と大気の相互作用について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
11 グローバル気候システム③
ENSO(El Niño / Southern Oscilation)とPDO (Pacific Decadal Oscillation)(A-3)
【事前学習】エルニーニョ/ラニーニャ現象について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
12 グローバル気候システム④
雪氷圏との関係(北極海海氷変動とその影響を中心に)(A-3)
【事前学習】雪氷圏の気候と周辺域への影響について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
13 グローバル気候システム⑤
火山活動との関係(活発化時代の気候影響を探る)(A-3)
【事前学習】火山活動とその気候への影響について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
14 グローバル気候システム⑥
太陽活動との関係(隆盛化期の気候影響は?)(A-3)
【事前学習】太陽活動と地球の気候について下調べを行う (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめミニレポートを作成する (3時間)
15 総合レポートと解説(A-3)
【事前学習】授業内容を総合的に理解し、知識を整理する (2時間)
【事後学習】試験内容を点検し総まとめを行う (18時間)
その他
教科書 必要に応じ随時紹介する。
参考書 吉野正敏・福岡義隆 編 山川修治ほか著 『『環境気候学』』 東京大学出版会 2003年
二宮書店 『『極圏・雪氷圏と地球環境』 (遠藤邦彦・山川修治・藁谷哲也 編著)』 2010
必要に応じ随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:毎回のミニレポート(20点)、総合レポート(80点)(100%)
オフィスアワー 原則として、Blackboardを通じてメールで受け付ける。

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