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令和2年度以降入学者 | 地理情報科学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 地理情報科学 | ||||
教員名 | 関根智子,土田雅代 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(一部、遠隔授業あり) Blackboardを通じて学習資料や課題等を配信する。 BlackboardのコースID:20224272 |
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授業概要 | 地理情報システム(GIS)の概念を明らかにし、GISによる地理空間分析の社会に対する応用を講義する。 情報・サービスのGIS関連部門に勤務している教員(土田)が、その経験を活かして、GISを使用したアプリの作成方法などについて講義、実習を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | さまざまな分野において、空間的諸問題を解決するためにGISがどのように利用されているか、また、GISを使用した地理空間分析がいかに有効であるかを理解できるようになることを目的とする。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3、DP4及びカリキュラムポリシーCP3、CP4に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以後の入学者)では、この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3、DP4及びカリキュラムポリシーCP3、CP4、地理学科ルーブリックA-3-3、A-4-3に対応している。 ・入手した客観的な情報を基に、論理的・批判的な思考をすることができる(A-3-3)。 ・資料や事象を注意深く観察・検討して、問題を発見し、解決策を考案することができる(A-4-3)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義,演習、実習】 講義と論文などの講読。適宜、講義した内容についてGISの実習を通じて確認する。また、講義内容や事前に配布した資料をもとにした質疑応答、及びフィードバックを行う。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安としている。 提出されたレポートは、添削して返却し、学生が確認後に回収する。 対面授業に参加ができない受講生の要件:日本に入国できない留学生 代替方法については、各回、授業終了後にBlackboardのメールを通じて指示するので、指定された期日までに課題を提出する。 |
履修条件 | 地理情報システム(含実習)を修得していること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業のテーマや到達目標、授業の方法、参考文献の紹介、課題や論文及び地理空間データのファイルを取得する方法について説明する。(関根担当)【対面授業】
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解すること。 (1時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、指示されたファイルをダウンロードし、必要に応じて印刷しておくこと。 (3時間) |
2 |
GISの概念と構成、GISと地理情報科学との違いについて(A-3-3:DP3,CP3)(関根担当)【対面授業】
【事前学習】2年生で受講した「地理情報システム(含実習)」を復習して、GISとはどのようなものかについて考えてくること。 (1時間) 【事後学習】GISと地理情報科学との違いについてまとめ、説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
3 |
地理情報科学とはどのような学問なのか?(A-3-3:DP3,CP3)(関根担当)【対面授業】
【事前学習】地理情報科学の概念についての英語の文献を訳してくること。 (3時間) 【事後学習】地理情報科学について、その研究分野、使用する地理情報技術、社会での応用について説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
4 |
位置情報サービス(LBS)とは何か?LBSの最近の動向と応用(A-4-3:DP4,CP4)(関根担当)【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】LBSについての論文を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】LBSについて、社会への応用について説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
5 |
GISにおける情報のプライバシィとセキュリティ(A-3-3:DP3,CP3、A-4-3:DP4,CP4)(関根担当)【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】GISで利用する地理空間データについて、プライバシィやセキュリティのどのような問題があるのかを考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】プライバシィやセキュリティの問題をまとめ、どのようにすれば問題を回避できるかについて、説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
6 |
ArcGIS活用事例:商用GISであるArcGISがどのような企業や場面で利用されているのか事例を交えて説明(A-4-3:DP4,CP4)(土田担当)【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】GIS導入事例を読みどのような分野でGISが使われているか読んでまとめること。 (2時間) 【事後学習】興味のある分野でGISがどのように課題解決できるか考えまとめておくこと。 (2時間) |
7 |
GISアプリの作成(1)現地調査アプリの方法テーマと方法と利用の検討(A-3-3:DP3,CP3)(土田担当)【対面授業】
【事前学習】第6回の事後学習でまとめたものに関してGISアプリがどのように貢献できるかまとめておく。また類似した事例がないか検索し参考になりそうなものをまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】作成したGISアプリがどのように社会に貢献できるか検討しまとめておくこと。 (2時間) |
8 |
GISアプリの作成(2)リアルタイムの情報をマップ、グラフ、ケージなどの組み合わせで表示するアプリケーションの作成と社会への応用(A-4-3:DP4,CP4)(土田担当)【対面授業】
【事前学習】ダッシュボードの事例を見てイメージをまとめておくこと。 (3時間) 【事後学習】第三者に自分が考察した内容をわかりやすく伝えるか説明できるようにまとめておくこと。 (3時間) |
9 |
ストーリーマップの作成(1)テーマと方法の検討(A-3-3:DP3,CP3、A-4-3:DP4,CP4)(土田担当)【対面授業】
【事前学習】空間的諸問題を解決するためにテーマを考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業で決めたテーマに関して、事例や論文を調べまとめておくこと。 (2時間) |
10 |
ストーリーマップの作成(2)どのような空間的諸問題を解決するのかの検討(A-4-3:DP4,CP4)(土田担当)【対面授業】
【事前学習】空間的諸問題は何かを調べまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】空間的諸問題をどのようにアプローチして解決できるか説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
11 |
作成したストーリーマップ・アプリについての発表(A-3-3:DP3,CP3、A-4-3:DP4,CP4)(土田担当)【対面授業】
【事前学習】作成したストーリーマップ・アプリについて発表できるように準備しておくこと。 (3時間) 【事後学習】クラスメイトが発表したものをまとめ更に工夫する点は何か考慮しまとめておくこと。 (3時間) |
12 |
国勢調査とGISによる国勢調査の空間単位の変化について(A-3-3:DP3,CP3)(関根担当)【対面授業】
【事前学習】国勢調査の集計の空間単位について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】国勢調査の空間単位についてまとめ、GISではどの空間単位がよく利用されているか、また統計のプライバシィの問題についてレポートを作成しておくこと。 (2時間) |
13 |
国勢調査小地域集計の地理統計処理と地理空間分析、社会への応用(A-4-3:DP4,CP4)(関根担当)【対面授業】
【事前学習】2年生で受講した「地理情報システム(含実習)」の国勢調査データのダウンロードについて復習し、指定された国勢調査小地域統計のデータをダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】国勢調査を使用したGISによる分析についての課題を説明できるようにすること。 (2時間) |
14 |
GISによる近接性(アクセシビリティ)の測定と社会での応用(A-4-3:DP4,CP4)(関根担当)【対面授業】
【事前学習】GISを使用した近接性の論文を読んで、まとめておくこと。2年生と3年生前期で受講した「GIS分析法(含実習)」のネットワーク分析について復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】近接性の社会への応用について説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
15 |
WebGISとその社会での利用について 今までの授業内容についての質疑応答及びフィードバックを行う。(A-3-3:DP3,CP3、A-4-3:DP4,CP4)(関根担当)【Zoomによる遠隔授業】 【事前学習】第14回の授業で指示したWebGISを閲覧して、それに対する感想をまとめておくこと。第2回から第14回の内容を復習すること。 (2時間) 【事後学習】WebGISがどのように社会で応用・利用されているかについて説明できるようにしておくこと。学修した内容の整理をする。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし。配布資料にもとづいて授業を進める。 |
参考書 | 高阪宏行・関根智子 『GISを利用した社会・経済の空間分析』 古今書院 2007年 第2版 高阪宏行 『ジオビジネス』 古今書院 2014年 第1版 ほかの参考書については、適宜、授業中に指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業の最後に提出する小レポートなど(40%)、授業参画度(30%)、第11回の発表など(30%) レポート、授業参画度、発表で総合的に評価する。 レポートは、授業の最後に提出する小レポートや授業計画に記載してあるもの、授業で説明したもので評価する。 授業参画度は,授業内での発言や発表、ディスカッションなどで評価する。 第11回の発表や授業内での発表の内容で評価する。 対面授業に参加できない要件を満たしている場合には、各回の代替方法による課題などの提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 質問等は授業終了後、メールを通じて受け付ける。 詳細は、第1回(関根)と第6回(土田)の授業で説明する。 |