文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教育学科 > 道徳教育の理論と方法
日本大学ロゴ

道徳教育の理論と方法

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 道徳教育の理論と方法
令和元年度以前入学者 道徳教育論
教員名 冨士原雅弘
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業を原則とするが、状況に応じて一部遠隔授業(課題研究型)を併用する。
BlackboardのコースID:20221068
授業概要 道徳教育は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神を踏まえ、自己の生き方や人間としての生き方を考える教育活動である。具体的には、主体的な判断の下に行動し、自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を育成する内容となる。
道徳の意義や原理等を踏まえて、学校の教育活動全体を通じておこなう道徳教育及びその要となる道徳科の目標や内容、指導計画等を理解する。さらに、教材研究や学習指導案の作成、模擬授業の作成等を通して、実践的な指導力を身に付けることをテーマとする。
授業のねらい・到達目標 <日本大学教育憲章との関係>
(1)道徳教育の理論
道徳の意義や原理等を踏まえ、学校における道徳教育の目標や内容を身につける。
①道徳の本質(道徳とは何か)を説明することができる(A-4-2)。
②道徳教育の歴史や現代社会における道徳教育の課題(いじめ・情報モラル等)を身につける(A-4-4)。
③子どもの心の成長と道徳性の発達について身につける(A-4-3)。
④学習指導要領に示された道徳教育及び道徳科の目標及び主な内容を身につける(A-4-1)。

(2)道徳の指導法
学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育及びその要となる道徳科における指導計画や指導方法を身につける。
①学校における道徳教育の指導計画や教育活動全体を通じた指導の必要性を身につける(A-8-1)。
②道徳科の特質を生かした多様な指導方法の特徴を身につける(A-8-1)。
③道徳科における教材の特徴を踏まえて、授業設計に活用することができる(A-8-2)。
④授業のねらいや指導過程を明確にして、道徳科の学習指導案を作成することができる(A-8-2)。
⑤道徳科の特性を踏まえた学習評価の在り方を身につける(A-8-3)。
⑥模擬授業の実施とその振り返りを通して、授業改善の視点を身につける(A-8-4)。

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP4,8およびカリキュラムポリシーCP4,8に対応している。
DP4・CP4:問題発見・解決力(現状分析に基づいて自分なりの問題設定ができる)。
DP8・CP8:省察力(既存の評価指標を用い、自ら評価時期を設定して振り返りを行い、自分なりの課題を設定できる)。
授業の方法 (1)授業の形式【講義】
道徳教育に関する様々な教育実践、計画方法、指導方法について、講義とともに学生同士の討議・分析をとりいれ、主体的・対話的で深い学びを行う。それらをもとに、学習指導案の作成、レポートのまとめ等をおこなう。
①Blackboardによって資料を配布する。
②配布資料の説明をした後、コメントを作成しBlackboardに提出する。
③提出されたコメントの中から主なコメントに受講者に提示し、その考えについてグループディスカッションをおこなう。
④グループディスカッション終了後、各グループの意見を代表者が全体に向けて発表し、他の受講者と意見交換をおこなう。

(2)対⾯授業に参加できない学⽣の代替⽅法、要件
①オンデマンドでの参加を認める要件︓申請書(本人及び保護者の署名と理由を記載したもの)を事前に学科に申請し「対面授業に出席できない学生」と認定された場合。
②対⾯授業に参加できない場合︓オンデマンド教材を理解し、Blackboardに配信する課題を提出する。
③Blackboard に記載している期⽇までに課題を提出する。
④メールで質問を受け付ける。
履修条件 教育学科専門科目のため、教育学科の学生のみ履修を認める。
教育学科以外の学生は、教職コースの授業を履修すること。
授業計画
1 オリエンテーション(道徳の目的、近年の動向をふまえて道徳を考える)
【対面授業】
【事前学習】シラバスを熟読したうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
2 道徳とは何か(道徳は教えられるのか)(A-4-2)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
3 道徳教育の歴史(明治、大正、昭和、平成の道徳教育)(A-4-4)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
4 現代社会における道徳教育の課題(いじめ・情報モラル等)(A-4-3)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
5 道徳性の発達(学習指導要領の確認、ジレンマ、葛藤)(A-4-3)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
6 道徳教育及び道徳科の目標及び主な内容(学習指導要領の確認)(A-4-1)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
7 中間のまとめと振り返り(中間レポート)
【対面授業】
【事前学習】試験範囲の復習を十分におこなったうえで授業に臨むこと。 (2時間)
【事後学習】理解が不足している点を確認しておくこと。 (2時間)
8 道徳教育の指導計画(年間計画作成の意義と編成にあたっての工夫・留意点)(A-8-1)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
9 道徳科の指導方法(「考え、議論する道徳」、『心のノート』から『私たちの道徳』へ)(A-8-1)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
10 道徳科における教材や情報機器活用と主体的・対話的で深い学びを実現する授業設計(A-8-2)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
11 学習指導案の作成と共有(含めるべき内容の確認と作成例、各自の内容を全体に共有し比較検討)(A-8-2)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
12 道徳科の学習評価(指導計画の評価と内容の評価)(A-8-3)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
13 模擬授業の作成方法(含めるべき内容と作成例)(A-8-4)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
14 模擬授業の作成と共有(各自の内容を全体に共有し比較検討)(A-8-4)
【対面授業】
【事前学習】前回の授業で指示した課題をおこなったうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】今回の内容に基づく課題を提示するので、期日までに提出すること。 (2時間)
15 まとめと振り返り(期末レポート)
【対面授業】
【事前学習】これまでに学んだ内容を確認したうえで授業に出席すること。 (2時間)
【事後学習】理解が不足している点を確認しておくこと。 (2時間)
その他
教科書 Blackboardによって資料を配布する。
参考書 羽田積男・ 関川悦雄編  『道徳教育の理論と方法』 弘文堂
文部科学省 『中学校学習指導要領(平成29年3月告示)』 東山書房
文部科学省 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別の教科 道徳編(平成29年7月)』 教育出版
参考書は必ずしも購入する必要はない。
学習指導要領および同解説は文部科学省のホームページでもダウンロード可能。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
レポート(小レポート:5点×2回、中間レポート:15点、期末レポート:15点)。
授業参画度(各回の課題:5点×10回、グループ活動への参加状況:10点)。
オフィスアワー Blackboardまたはメールで対応する。

このページのトップ