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教育社会学と現代教育

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令和2年度以降入学者 教育社会学と現代教育
令和元年度以前入学者 教育の社会学2
教員名 広田照幸
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 直接対面の講義形式で行う予定だが、新型コロナウィルス問題の関係で入国できないなど、やむを得ない理由で恒常的に講義に出席できない人に対しては、代替のプログラムを用意している。
授業概要 教育社会学の理論や概念、教育社会学で蓄積された知見、実証的なデータの教育社会学的な考察などを組み合わせて、教育について考える際のさまざまな側面を社会学的視点から考察する。この授業では特に知見に至る調査や分析の方法論の理解に力点を置いて授業を進める。なお、審議会や有識者会議の委員、自治体での教員の研修講師や組合での研修講師をたくさんこなしてきた経験を踏まえて、現場の教員に必要になる知識やスキルが何であるかを重視しつつ、授業を進める。
授業のねらい・到達目標 現代教育のさまざまなトピックを社会学的な視点から考察することで、教育を広い社会的文脈に位置づけて理解できることをめざす(A-2-3)。授業で学んだ概念や理論を使いこなして、現実の教育の諸問題、諸現象を説明できる(A-2-3,A-3-3,A-4-3:1~15回該当)

この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの2.3.4に対応しています。
授業の方法 【講義】 講義形式で行い、適宜資料を配付する。あらかじめ各章ごとの参考文献リストを配布して、それを予習の指針にしてもらいます。第2回から第15回まで、授業中に課題を示します。受講生は、次回の授業日の前日までにそれぞれの課題をやって、Blackboardの「教材」にある「第×回課題」の欄から入力して、課題の成果物を提出してください。直接対面の講義形式で行うが、新型コロナウィルス問題の関係で入国できないなど、やむを得ない理由で恒常的に講義に出席できない人に対しては、代替のプログラムを用意している。
履修条件 なし。
授業計画
1 イントロダクション――実証と理論、実践と実証
 講義全体の流れを説明し、教育社会学による個別トピックの分析と研究方法論の関係を理解する。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、既存の知識と対照させる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論を理解したうえで、教育社会学の主要なトピックを情報を集めて概観し、理論や概念の重要性に気づくようにする。 (2時間)
2 教育社会学と調査(1)――調査をするということの意義と、調査の種類について理解する
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた論点とその含意を理解したうえで、現実の教育を見直してみる。 (2時間)
3 教育社会学と調査(2)――調査の手順を理解する
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】講義の説明と配布資料を見直して、授業に出てきた論点とその含意を理解したうえで、現実の教育を見直してみる。  (2時間)
4 統計的技法を使った教育分析(1)――理論/概念と実証的調査の関係
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業に出てきた諸ポイントを深めながら、学んだことを使えるように思考の中に取り入れる。 (2時間)
5 統計的技法を使った教育分析(2)――度数分布とクロス表を使った分析
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業に出てきた諸ポイントを深めながら、学んだことを使えるように思考の中に取り入れる。 (2時間)
6 統計的技法を使った教育分析(3)――散布図と回帰分析を使った研究
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業に出てきた諸ポイントを深めながら、学んだことを使えるように思考の中に取り入れる。 (2時間)
7 統計的技法を使った教育分析(4)――変数間の関係の強さと相関係数を使った研究
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業に出てきた諸ポイントを深めながら、学んだことを使えるように思考の中に取り入れる。 (2時間)
8 統計的技法を使った教育分析(5)――従属変数を持つ多変量解析を使った研究
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業に出てきた諸ポイントを深めながら、学んだことを使えるように思考の中に取り入れる。 (2時間)
9 統計的技法を使った教育分析(6)――従属変数のない多変量解析を使った研究
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業に出てきた諸ポイントを深めながら、学んだことを使えるように思考の中に取り入れる。 (2時間)
10 統計的技法を使った教育分析(7)――サンプルでの知見と母集団の関係を理解する
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】配布資料を見直して、授業に出てきた概念、理論やデータを理解したうえで、どこに問題のポイントがあり、政策的に何が必要なのかを、情報を集めながら自分なりに整理してみる。 (2時間)
11 教育社会学の展開(1)――社会変動と教育をめぐる理論の展開
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業に出てきた諸ポイントを深めながら、学んだことを使えるように思考の中に取り入れる。 (2時間)
12 教育社会学の展開(2)――「不平等と教育」研究の展開
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業に出てきた諸ポイントを深めながら、学んだことを使えるように思考の中に取り入れる。 (2時間)
13 教育社会学の展開(3)――学校社会学の展開と深化
【事前学習】配付資料に目を通し、身の回りで経験した教育の諸事象と関わらせながら考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業に出てきた諸ポイントを深めながら、学んだことを使えるように思考の中に取り入れる。 (2時間)
14 教育研究の諸事例――先輩たちの研究事例から
【事前学習】ここまでの講義を振り返り、研究方法という観点から、自分がやりたいことを考えてみる。 (2時間)
【事後学習】本や論文、WEB検索などで情報を集め、授業から得られたものを自分の研究方法に活かしていくよう考える。 (2時間)
15 授業の振り返りと授業内試験――ここまでの講義の全体を振り返りつつ、定着度を確認するためにの授業内試験を行う。
【事前学習】図書館等で関連する本や論文を探して、教員から指示されたポイントや自分で気になったポイントについて、発展的な学習を行う。 (2時間)
【事後学習】授業で得た知識や考え方を今後の人生に活かしていくやり方を考える。 (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 藤田武志・西島央 『教育調査の基礎』 放送大学教育振興会 2020年
酒井朗・中村高康・多賀太編 『よくわかる教育社会学』 ミネルヴァ書房 2012年
須藤康介 『教育問題の「常識」を問い直す――いじめ・不登校から家族・学歴まで――』 明星大学出版部 2017年
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:知識の定着度を確認するため第15回目の授業内で実施する(60%)、毎回の授業に関連して提出する成果物(40%)
オフィスアワー 月曜日12:15~13:00。メールでの相談は随時受け付けて対応する。

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