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令和元年度以前入学者 | ゼミナール2 | ||||
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教員名 | 太田由加里 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 通年 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースID:20227067 |
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授業概要 | 日本では子どもの貧困率の高さが社会問題となり、児童虐待やいじめのニュースが日々報道されるなど、児童福祉法が謳う「すべての子どもの命や権利」が保障されているとは言い難い。児童福祉法は、戦後、生活に困窮する子どもの救済、そして次代を担うすべての子どもの健やかな育成を図るために制定され、日本で初めて「福祉」という文言が入った法律でもある。さらに我が国で初めて若者を福祉の対象としてとらえた子ども・若者育成支援推進法(2010年)も施行から10年が経とうとしている。そのような社会的状況のなかで、子どもや若者の抱える福祉課題を明らかにして、その解決に向けた施策や援助方法について考えていく。 |
授業のねらい・到達目標 | ・4年間の学びの集大成として興味と関心を持つテーマを決め、そのテーマの知見を獲得する。 ・テーマに関する現状や問題解決の道筋を探ることができる。 ・研究方法について調べ、論文に用いる方法を身に着ける。 ・自身の研究課題について具体的に他者に説明できる力をつける。 ・先行研究をレビューし、先行研究における関心テーマの現状を文章化することができる。 ・研究目的に合った調査方法を選択し、調査を実施できる ・調査結果の分析をおこない、考察することができる この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1、2、3、4、5、8及びカリキュラムポリシーCP1、2、3、4、5、8に対応しています。 ・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる。(A-3-2) ・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる。(A-4-2) ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる。(A-5-2) ・周りの人々とコミュニケーションを取り、専門的知識に基づいて正しく説明することができる。(A-6-2) ・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し、他者と協働して作業をすることができる。(A-7-2) ・自らの学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる。(A-8-2) |
授業の方法 | 授業の形式【ゼミ】 論文執筆に関する指導を行いながら、並行して個別の論文作成に関する指導を行う。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。 提出物の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。 学部の定めるやむを得ない理由により対面授業に出席できない場合は、Zoomの出席を認める。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス-ゼミの概要・授業のねらい・到達目標及び授業の方法について(A-1)【対面型】
【事前学習】シラバスを事前に読んで授業全体の流れを理解すること (2時間) 【事後学習】ゼミの概要などを振り返り確認すること (2時間) |
2 |
ゼミの内容と卒業時までの計画・留意点について説明する(A-1)【対面型】
【事前学習】自分が希望するゼミテーマについて明確にしておくこと (2時間) 【事後学習】卒業時までの計画について考えること (2時間) |
3 |
社会福祉を研究対象とするために学ぶこと1-社会福祉関連のニュースの傾向(A-1)【対面型】
【事前学習】興味と関心のあることを考えてまとめておくこと (2時間) 【事後学習】社会福祉関連のニュースのなかで自分が興味のあることを把握する (2時間) |
4 |
社会福祉を研究対象とするために学ぶこと2-社会福祉関連の雑誌や書籍を知る(A-2)【対面型】
【事前学習】図書館や学科図書室など学内の資料の場所をおさえておくこと (2時間) 【事後学習】図書館や学科図書室に出向き、関連の雑誌や書籍を確認すること (2時間) |
5 |
社会福祉を研究対象とするために学ぶこと3-関心のあるテーマに関する報告(A-2)【対面型】
【事前学習】報告のための準備を行うこと (2時間) 【事後学習】今後の計画を立案すること (2時間) |
6 |
社会福祉を研究対象とするために学ぶこと4-研究方法(量的調査)(A-2)【対面型】
【事前学習】事前に研究方法について調べておくこと (2時間) 【事後学習】研究方法について整理しておくこと (2時間) |
7 |
社会福祉を研究対象とするために学ぶこと5-研究方法(質的調査①)(A-2)【対面型】
【事前学習】研究方法、特に質的調査方法について調べておくこと (2時間) 【事後学習】質的調査について理解を深めるために配布した資料を読むこと (2時間) |
8 |
社会福祉を研究対象とするために学ぶこと6-研究方法(質的調査②)(A-2)【対面型】
【事前学習】質的調査の多様さを調べておくこと (2時間) 【事後学習】どのような研究方法を用いるかを考えてみること (2時間) |
9 |
フィールドワークの実際について-ゼミ生とともに話し合ったフィールドワークを実施する(A-5)【対面型】
【事前学習】フィールドワークの領域について調べておくこと (2時間) 【事後学習】実際に出向いたフィールドワークについてノートに整理しておくこと (2時間) |
10 |
フィールドワーク2 子ども食堂・児童館など(A-5)【対面型】
【事前学習】子ども食堂などフィールドワーク先について調べておくこと (2時間) 【事後学習】調査結果についてノートやカードに整理すること (2時間) |
11 |
フィールドワーク3 フリースペース・適応指導教室など(A-5)【対面型】
【事前学習】フリースペースや適応指導教室などについて調べておくこと (2時間) 【事後学習】フリースペースや適応指導教室などについて学んだことをノートに整理しておくこと (2時間) |
12 |
子どもを取り巻く地域の社会資源について(A-3)【対面型】
【事前学習】子どもを取り巻く地域の社会資源について調べておくこと (2時間) 【事後学習】その内容をノートにまとめて質問や感想などの事前準備をしておくこと (2時間) |
13 |
子どもを取り巻く地域の社会資源の連携について(A-3)【対面型】
【事前学習】子どもを取り巻く地域の社会資源の連携について調べ把握しておくこと (2時間) 【事後学習】講義内容を把握し、省察することで、ノートにまとめておくこと (2時間) |
14 |
これまでのゼミでの学びの振り返りと卒論準備に向けて(A-5)【対面型】
【事前学習】夏期休暇の計画を立てる (2時間) 【事後学習】夏期休暇のゼミに関する計画を立案することで卒論準備を進める (2時間) |
15 |
自身の研究課題の設定とこれからの計画について報告(A-5)【対面型】
【事前学習】研究課題について報告ができるように準備する (2時間) 【事後学習】夏期期間中の課題を確認する (2時間) |
16 |
後期ガイダンスー授業のねらい・授業の方法について(A-1)【対面型】
【事前学習】シラバスを事前に読んでおくこと (2時間) 【事後学習】ゼミの概要などを振り返り確認すること (2時間) |
17 |
課題についての報告・討議1-順番で報告1グループ①(A-1)【対面型】
【事前学習】報告のための準備を行うこと (2時間) 【事後学習】報告後、これからの計画を立案すること (2時間) |
18 |
課題についての報告・討議2-順番で報告する2グループ②(A-2)【対面型】
【事前学習】報告のための準備を行うこと (2時間) 【事後学習】報告後、これからの計画を立案すること (2時間) |
19 |
課題についての報告・討議3-順番に行う3グループ③(A-2)【対面型】
【事前学習】報告のための準備を行うこと (2時間) 【事後学習】報告後、これからの計画を立案すること (2時間) |
20 |
課題報告を踏まえ今後の研究計画立案1-題目の設定など(A-2)【対面型】
【事前学習】事前に研究計画案を作成してみる (2時間) 【事後学習】自身の案を振り返り、加筆修正を行う (2時間) |
21 |
課題報告を踏まえ今後の研究計画立案2-問題の社会的背景など(A-3-2)【対面型】
【事前学習】題目が決まったら、その社会的背景などについて調べておく (2時間) 【事後学習】他学生の報告から自身の研究について振り返り指摘事項を記録しておくこと (2時間) |
22 |
課題報告を踏まえ今後の研究計画立案3-研究目的など(A-3-2)【対面型】
【事前学習】事前に研究目的を文章化してみる (2時間) 【事後学習】研究目的案を振り返り、加筆修正を行う (2時間) |
23 |
課題報告を踏まえ今後の研究計画立案4-研究方法など(A-3-2)【対面型】
【事前学習】前期で学んだ研究方法を振り返る (2時間) 【事後学習】研究方法を振り返り記録しておくこと (2時間) |
24 |
課題報告を踏まえ今後の研究計画立案5-先行研究の把握①(A-4-2)【対面型】
【事前学習】前期で学んだ先行研究の検索方法を振り返る (2時間) 【事後学習】先行研究文献を記録しておくこと (2時間) |
25 |
課題報告を踏まえ今後の研究計画案6-先行研究の把握②(A-4-2)【対面型】
【事前学習】前期で学んだ先行研究の検索方法を振り返る (2時間) 【事後学習】先行研究文献を整理しておくこと (2時間) |
26 |
課題報告を踏まえ今後の研究計画立案7-先行研究の把握②(A-5-2)【対面型】
【事前学習】前期で学んだ先行研究の検索方法を振り返る (2時間) 【事後学習】先行研究文献を整理しておくこと (2時間) |
27 |
論文完成に向けた報告を行う1(A-5-2)【対面型】
【事前学習】他学生の報告も聞いて、自分のオリジナリティを考えてみる (2時間) 【事後学習】自分のオリジナリティについて記録しておくこと (2時間) |
28 |
卒業論文報告会の準備(A-6-2)【対面型】
【事前学習】講義の内容を把握する (2時間) 【事後学習】質問などを考えて記録しておくこと (2時間) |
29 |
論文完成に向けた報告を行う2(A-7-2)【対面型】
【事前学習】報告のための準備を行う (2時間) 【事後学習】報告をもとに研究に生かせそうなことをまとめておく (2時間) |
30 |
卒業論文に関する報告(A-8)【対面型】
【事前学習】報告のための準備を行う (2時間) 【事後学習】報告について振り返り今後の課題を確認すること (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 特に使用しない |
参考書 | テス・リッジ著、中村好孝・松田洋介訳、渡辺雅男監訳 『子どもの貧困と社会的排除』 桜井書店 2010年 授業時に適宜紹介をする。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:文献レビューと課題レポートを作成すること(80%)、授業参画度:報告やディスカッションについて評価する(20%) 学部の定めるやむを得ない理由により対面授業に出席できない場合は、Zoomの出席を認める。 対面授業に出席できなかった場合は、録画配信授業を視聴しての課題レポート提出を求める。 |
オフィスアワー | 金曜日12:15-13:00 連絡先については授業初回時に提示する |