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令和2年度以降入学者 | 災害情報論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 災害社会学2 | ||||
教員名 | 中森広道 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard ID: 20223919 |
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授業概要 | テーマ:事例研究から考える災害情報と避難・人々の対応 地震・津波・火山活動・大雨・台風などによって発生する災害について、社会学・社会心理学・社会情報論の観点から講義する。前期の「災害社会学(災害社会学1)」から連続した内容である。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識><技能> ①災害を、理・工学(自然科学)の立場からではなく、社会学ならびに関連分野(社会科学・人文科学)の立場から考えることにより、これまでとは違った見方で評価することや、新たな問題点を浮き彫りにすることが本講義の目的である。 ②社会学ならびに関連分野のこれまでの研究成果をもとに、災害と情報・避難・人々の意識について、それぞれの特性を理解できるようになることを目標とする。 <能力> 上記の<知識><技能>の習得を経て,以下の<能力>を育むことが目標である。 ・具体的な社会現象や社会問題を入り口に,「あたりまえ」の理解からは読み取れない現代社会の多層性と多様性を,社会学の専門領域の知見を踏まえ論理的・批判的に理解することができる。(A-3-3: 論理的・批判的思考力) この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3、及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】調査データ、資料等を用いて授業を進める。 授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行う。 日本に入国できない留学生など対面授業への参加が困難な人は、事前に申請が認められた場合、個別に指示する。 |
履修条件 | 特になし。履修希望者数が多数の場合は、「災害社会学(災害社会学1)」の単位を取得している学生を優先する。 |
授業計画 | |
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1 |
後期ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)(A-3-3)(以下、予定)
【事前学習】「災害社会学」の受講者は、その内容を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】「災害社会学」の概要について確認しておく (2時間) |
2 |
津波(1) 津波警報の展開(三陸地震津波・関東大震災・チリ地震津波ほか)(A-3-3)
【事前学習】津波について考える (2時間) 【事後学習】日本の災害史を確認しておく (2時間) |
3 |
津波(2) 津波と人々の対応(日本海中部地震ほか)(A-3-3)
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間) 【事後学習】当時の資料や新聞記事などを読む (2時間) |
4 |
津波(3) 津波と情報(北海道南西沖地震ほか)(A-3-3)
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間) 【事後学習】当時の資料や新聞記事などを読む (2時間) |
5 |
津波(4) 津波と避難行動(北海道南西沖地震・北海道東方沖地震ほか)(A-3-3)
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間) 【事後学習】当時の資料や新聞記事などを読む (2時間) |
6 |
風水害・火山災害(1) 気象予報・警報の展開 (A-3-3)
【事前学習】気象災害について考える (2時間) 【事後学習】当時の資料や新聞記事などを読む (2時間) |
7 |
風水害・火山災害(2) 気象予報・警報の受容(A-3-3)
【事前学習】気象災害について考える (2時間) 【事後学習】当時の資料や新聞記事などを読む (2時間) |
8 |
風水害・火山災害(3) 理解できなかった現象・予想外の現象(A-3-3)
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間) 【事後学習】当時の資料や新聞記事などを読む (2時間) |
9 |
風水害・火山災害(4) 火山に関する情報と避難(A-3-3)
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間) 【事後学習】当時の資料や新聞記事などを読む (2時間) |
10 |
平成の災害(1)「阪神・淡路大震災」から「東日本大震災」まで 災害と初動体制・災害情報の機能の変遷(A-3-3)
【事前学習】「平成」に起きた災害についてまとめておく (2時間) 【事後学習】事例に挙げた災害の資料や新聞記事などを読む (2時間) |
11 |
平成の災害(2) 「東日本大震災」と報道(A-3-3)
【事前学習】「東日本大震災」についての資料を読む (2時間) 【事後学習】東日本大震災」に関する報道を再考する (2時間) |
12 |
平成の災害(3) 調査から考える「東日本大震災」(A-3-3)
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間) 【事後学習】災害の被災地調査(他の事例)を検討する (2時間) |
13 |
平成の災害(4)近年の災害・これからの課題 (「熊本地震」「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」「北海道胆振東部地震」ほか)(A-3-3)
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間) 【事後学習】近年の災害についての資料を整理しておく (2時間) |
14 |
平成・令和の災害 (房総半島台風・東日本台風など)(A-3-3)
【事前学習】前回の授業の復習をする (2時間) 【事後学習】近年の災害を再評価する (2時間) |
15 |
授業内試験と解説(A-3-3)
【事前学習】これまでの授業内容をまとめる (2時間) 【事後学習】「災害社会学」について振り返る (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用せず |
参考書 | 廣井脩・編著 『災害情報と社会心理 (シリーズ 情報環境と社会心理)』 北樹出版 2004年 田中淳・吉井博明 編 『災害情報論入門 (シリーズ 災害と社会)』 弘文堂 2008年 廣井脩 『災害報道と社会心理』 中央経済社 1987年 大矢根淳・浦野正樹・田中淳・吉井博明 編 『災害社会学入門 (シリーズ 災害と社会)』 弘文堂 2007年 吉井博明・田中淳 編 『災害危機管理論入門 (シリーズ 災害と社会)』 弘文堂 2008年 中村功 『災害情報と避難 その避難と実際』 晃洋書房 2021年 そのほか、授業中に紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、課題(50%) ・授業内試験と課題で評価する。授業内容の理解度と説明力で評価する(A-3-3: 論理的・批判的思考力)。 ・対面授業に参加できない場合の成績評価については別途授業内で説明する。 |
オフィスアワー | 授業中に伝える。質問はメール等でも受け付ける。 |
備考 | ・課題提出の方法・フィードバック方法については、授業開始時に指示する。 ・「災害社会学(災害社会学1)」を受講していることを前提として授業を進める。 ・「ボランティア」「復興」「原子力発電所の事故」に関しては、この授業では、ほとんど触れないので、この点を留意して受講すること。 ・災害に関する映像・画像を使用することがある。このような映像・画像が負担になる学生、映像・画像の視聴により気分が悪くなる学生は、視聴しなくても構わない。 |