検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 社会学特殊講義Ⅰ | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 社会学特殊講義Ⅰ | ||||
教員名 | 野口憲一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面の講義形式で実施します。 ※コロナの状況によっては以下に変更になる可能性があります。 Blackboard ID:20223924 BlackboardにGoogle Classroomのクラスコードを記載します。初回授業の時に必ず確認してください。 Google Classroom、およびGoogle Meetを用いた同時双方向型授業とします。 学生諸君の積極的な発言を期待しています! |
---|---|
授業概要 | 食と農業に関わる理論と社会状況を学ぶ。 食と農業に関わる新たなパラダイムを構想する。 社会運動に代わる社会変革の方法論を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識・技能> 食と農業についての理論を学ぶことができる。 食と農業について様々な観点から分析することを通して、食と農業の将来を構想する能力を養う。 食と農業について、社会運動に代わる社会変革の方法論(ビジネス)を学ぶことを目的とする。 <能力> 上記の<知識><技能>の習得を経て,以下の<能力>を育むことが目標である。 自身の認識の外側に存在する社会に対する関心を持ち,理解するために必要な情報や知識をみずから収集することができる。(A-5-2: 挑戦力) この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP5及びカリキュラムポリシーCP5に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:対面での【講義】 日本に入国できない留学生など対面授業への参加が困難な人は、事前に申請が認められた場合、個別に指示します。 授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 ※コロナの状況によっては以下に変更になる可能性があります。 Google Classroom、およびGoogle Meetによる双方向型授業を行います。 ただし、各自が自由にしゃべり始めると収拾がつかなくなります。 まずは、教室での授業と同じように教員側が講義をし、学生はマイクをオフにしていただきます。 その後、適宜マイクをオンにしていただき、質疑応答や意見交換を行うという形式をとります。 授業の様子はすべて録画し、授業時間に出席できない学生でも聴講できる形式をとります。 * 必要な環境 - アカウント:要 NU-AppsG - ブラウザ:要 Google Chrome (スマホでも可) - ※ Internet Explorer では動作しない場合あり。 - ※ Google Classroom は無料で、日本大学の多くの学部で遠隔授業に採用。 ** 参加 - Googleフォーム回答やクラスコードで、 Google Classroom へ参加します。 - 参加で失敗する場合は、個人の Google アカウントを一度ログアウトして対応します。 - 複数アカウントの切り替えをうまく出来ないと、スマホのクラスルームアプリで教材利用出来ない報告事例もあります。 - その場合、簡単な対策としては、クラスルームアプリを削除して、 Google Chrome ブラウザ経由で下記へアクセス、 NU-AppsG でログインして下さい。 https://classroom.google.com/ |
履修条件 | 熱意を持って取り組めること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
はじめに――ビジネスで社会を変えたココ・シャネル(A-5-2)
【事前学習】シラバスを熟読し、課題や評価方法についての、疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】15回の授業計画を確認し、予習・復習の時間を大まかにスケジュールに割り当てておく。 (2時間) |
2 |
食をめぐる理論(A-5-2)
【事前学習】スーパーマーケットやファミリーレストラン等々を観察し、食についての関心を高めておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて食をめぐる様々な理論の特徴についてまとめておく。 (2時間) |
3 |
食をめぐる階級性(A-5-2)
【事前学習】食をめぐる階級制について雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて食をめぐる様々な理論の特徴についてまとめておく。 (2時間) |
4 |
食とアイデンティティ――餅と寿司から考える(A-5-2)
【事前学習】身近な「伝統」食について雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて「伝統」食についての特徴についてまとめておく。 (2時間) |
5 |
日本人の「主食」について考える――作られた米食共同体(A-5-2)
【事前学習】主食として消費される米についての歴史についての資料を探しておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて米食が成立していった過程についてまとめておく。 (2時間) |
6 |
余剰と不足――フードシステムの矛盾(A-5-2)
【事前学習】フードシステムについて雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいてフドーシステムについて理解を深めておく。 (2時間) |
7 |
食の工業化(A-5-2)
【事前学習】ファーストフードを事例に、食の工業化について雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて食の工業化の特徴についてまとめておく。 (2時間) |
8 |
コーヒーと技術の悪循環――複雑化するグローバル・アグリフード・システム(A-5-2)
【事前学習】コーヒーを事例に、都市、雑誌や新聞、インターネットなどを参考にフードシステムについての疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて食をめぐる様々な理論の特徴についてまとめておく。 (2時間) |
9 |
これまでの授業のまとめと中間レポート(教科書を読んでレポート)(A-5-2)
【事前学習】これまでのまとめ (2時間) 【事後学習】特になし (2時間) |
10 |
これまでの授業の振り返りとレポートの内容に応じた質疑応答(A-5-2)
【事前学習】教科書の内容、並びにこれまでの授業を振り返り、授業内容の質問点に加え、授業の方法や速さが適切であるかなどについて意見があれば考えておく (2時間) 【事後学習】質疑応答の結果の振り返り (2時間) |
11 |
食のブランド化とマーケティング――コカ・コーラとスーパーマーケットから(A-5-2
【事前学習】スーパーマーケットの棚などを観察し、食のブランド化についての関心を高めておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて食のブランド化とマーケティングについての特徴についてまとめておく。 (2時間) |
12 |
食と農業をめぐる社会変革の動きとその陥穽1――農産物直売所の搾取性(A-5-2)
【事前学習】食と農業をめぐる社会変革について、雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて、自分なりの食をめぐる社会変革の可能性について考えておくこと。 (2時間) |
13 |
食と農業をめぐる社会変革の動きとその陥穽2――有機農業運動の矛盾(A-5-2)
【事前学習】食と農業をめぐる社会変革について、雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて、自分なりの食をめぐる社会変革の可能性について考えておくこと。 (2時間) |
14 |
食と農業をめぐる社会変革の最先端――分業の取り戻しとラグジュアリー農産物(A-5-2)
【事前学習】食と農業をめぐる社会変革について、雑誌や新聞、インターネットなどを参考に疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいて、自分なりの食をめぐる社会変革の可能性について考えておくこと。 (2時間) |
15 |
まとめとふりかえり――1本5000円レンコンのその先へ(A-5-2)
【事前学習】改めてシラバスを振り返り、前期の授業で達成できた点、不十分だった点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業での質疑を経て、食をめぐる社会学についての総括を行っておく。 (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 『「やりがい搾取」の農業論』 税込み836円です。 |
参考書 | 野口憲一 『1本5000円のレンコンがバカ売れする理由』 新潮社 2022年 デボラ・ラプトン 『食べることの社会学――《食・身体・自己》』 新曜社 1999年 エイミー・グプティルほか 『食の社会学――パラドクスから考える』 NHK出版 2016年 池上甲一 『食の共同体――動員から連帯へ』 ナカニシヤ出版 2008年 坪井洋文 『イモと日本人――民俗文化論の課題 (ニュー・フォークロア叢書)』 未來社 1979年 宮本常一 『民俗学の旅』 講談社 1993年 柳田國男 『故郷70年 (柳田國男全集21)』 筑摩書房 1997年 ジョージ・リッツァ 『マクドナルド化する社会』 早稲田大学出版部 1999年 ※参考書は学習を深めるために利用してください。必ずしも購入する必要はありません。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、授業内テスト:リアクションペーパー(40%) Google Classroomを用いて出題するリアクションペーパー、ならびに期末レポート(試験)で評価を行います。 NU-AppsG と Google Classroom の利用を前提としています。 初回授業時から一定期間内に Google Classroom のクラスへ参加(登録)する必要があります。 Google Classroom のクラスに参加がない場合、成績評価ができません。 ただし、非常事態における対応については検討致します。 以上を踏まえ、A-5-2(挑戦力)の修得状況を評価します。 対面授業に参加できない場合の成績評価については別途授業内で説明します。 ※授業内テストはリアクションペーパーのことを指しています。 |
オフィスアワー | 開講時に指示します。 |
備考 | 学生諸君の理解度や習熟度に合わせて、適宜授業内容を再調整することがあります。事前にご了承ください。 |