文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会学科 > 社会運動論
日本大学ロゴ

社会運動論

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 社会運動論
令和元年度以前入学者 社会運動論
教員名 山北輝裕
単位数    2 学年 2・3 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 対面
BlackboardコースID:20223923
授業概要 この授業では社会学が社会運動にどのようにアプローチしてきたかを、社会運動の社会学的理論および具体的事例を解説する。また野宿者支援・運動を具体的に取り上げることで社会運動の実際の現場について学ぶことができる。
授業のねらい・到達目標 <知識><技能>
社会運動という現象を考える際の社会学的枠組みを理解し、具体的な社会運動を捉えるための視点を習得できる。
<能力>
上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の能力を育むことが目標である。
人々が自明に思うことを疑う「脱常識」の観点からは社会を考察する社会学の特性を踏まえ、現代社会を論理的・
批判的に捉えるための社会学的枠組みや方法の基礎を築くことができる(A-3-2 論理的・批判的思考力)
この科目は、文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3、およびカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 講義(講義資料の視聴方法の伝達、課題提出・課題フィードバックはBlackBoardを通じて行う)。毎回の授業で講義資料視聴および、論文を1本読んでもらったうえで、コメント等の作業をしてもらう。
課題研究:論文を読んだうえで、社会運動にたいする研究アプローチの違いを比較するなどの課題研究を行う。

日本に入国できない留学生など対面授業への参加が困難な人は、事前に申請が認められた場合、個別に指示する。
授業計画
1 社会運動とは何か(A-3-2)【対面】
【事前学習】新聞検索で具体的な社会運動について調べてイメージをもっておく (1時間)
【事後学習】授業で取り扱った戦後の社会運動について新聞で調べてどのように展開したか復習する。 (2時間)
2 学生運動(A-3-2)【対面】
【事前学習】マルクスとはどのような学者だったのか、調べておく (2時間)
【事後学習】授業で扱った日本の戦後のマルクス主義的運動が新聞でどのように報じられているかを調べて当時の社会意識について調べておく。 (2時間)
3 水俣病被害と社会運動(A-3-2)【対面】
【事前学習】水俣病について新聞検索で調べておく。 (2時間)
【事後学習】自分たちの身の回りで社会運動を通して変革すべき点などを話し合ってみよう。 (2時間)
4 資源動員論(A-3-2)【対面】
【事前学習】社会運動には何が必要になるか考察し、ノートに書いておこう。 (2時間)
【事後学習】各自が関心のある具体的な運動団体を選び、資源がどのように調達されているか調べてみる。 (2時間)
5 フレーミング(女性運動)(A-3-2)【対面】
【事前学習】ひとつのイシューにおいて相対する陣営がお互いをどのように捉えているか、具体的な社会運動を調べておく。 (2時間)
【事後学習】女性の社会運動について、授業で取り扱った問題群のうちひとつを選び、新聞報道などで復習しておく。 (2時間)
6 新しい社会運動(反原発運動)(A-3-2)【対面】
【事前学習】環境問題にかんする海外の社会運動について記事などを調べておく。 (2時間)
【事後学習】環境問題に対して自分が日常的に何ができるか考えてみる。 (2時間)
7 暴動(A-3-2)【対面】
【事前学習】日常にある集合行動について調べてみる。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った暴動に関する新聞報道を読みくらべて、暴動がどのようにとらえられているか、その変遷をおう。 (2時間)
8 野宿者運動(A-3-2)【対面】
【事前学習】ホームレスの人々に対する強制排除について新聞記事などを検索しておく。 (2時間)
【事後学習】ホームレスの人々に対する支援のあり方について文献等で調べておく。 (2時間)
9 政策と運動:生活保護(A-3-2)【対面】
【事前学習】生活保護制度について調べておく (2時間)
【事後学習】ホームレス状態以外の困窮する人々と生活保護の関係について調べる。 (2時間)
10 政策と運動:(A-3-2)【対面】
【事前学習】ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法を読んで、どのような法律なのか調べておく。 (2時間)
【事後学習】自立支援センターに関する論文を読んで、その効果について復習する。 (2時間)
11 野宿者支援・ボランティア(A-3-2)【対面】
【事前学習】全国にどのような野宿者支援団体があるのかを調べておく。 (1時間)
【事後学習】ホームレス状態の人々にどのような支援策が効果的であるか各自の考えをまとめる。 (4時間)
12 当事者運動とは(A-3-2)【対面】
【事前学習】野宿者運動以外の当事者運動にはどのようなものがあるか、調べておく。 (2時間)
【事後学習】野宿者当事者運動はどのような部分が特徴的であるか各自の考えをまとめる。 (2時間)
13 NPOとネオリベラリズム(A-3-2)【対面】
【事前学習】新自由主義とは何か調べておく。 (2時間)
【事後学習】NPOと新自由主義の親和性は何が問題なのか、各自の考えをまとめる。 (2時間)
14 ハウジングファーストとは何か(A-3-2)【対面】
【事前学習】ハウジングファーストに関する映像を海外支援団体サイト等から視聴しておく。 (2時間)
【事後学習】ハウジングファーアストの課題についてまとめる。 (2時間)
15 運動の行方(A-3-2)【対面】
【事前学習】これまでの授業ノートをふりかえり、社会運動論とはどのようなものであるのか各自の考えをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】各自の関心のある社会運動について分析する。 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート:最終レポートのことを意味する(50%)、授業参画度:毎回のコメントペーパーで判断する(50%)
レポートで社会運動を理論的に把握できているかを評価します(A-3-2 論理的・批判的思考力)。
オフィスアワー 金曜昼休み。研究室で対面。メール等。

このページのトップ