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令和2年度以降入学者 | 経営戦略とビジネスモデルの社会学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 社会学応用講義Ⅲ | ||||
教員名 | 立道信吾 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2・3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業を基本に一部遠隔授業を行う。対面授業の際は、授業の内容を毎回ノートにまとめることを課題とする(教員がノートの提出を求める【場合もある】)。遠隔授業の際は、BLACKBOARDに配信された教材を視聴し、毎回の授業内容をノートにまとめることを課題とする(教員がノートの提出を求める【場合もある】)。特別な事情があり、対面授業を受講できない場合は、BLACKBOARDに配信する教材を視聴することを許可する(対面授業が受講できない理由:留学生が国外で受講、体質の問題からワクチンが未接種等を指す。事前にメールでその理由を説明すること。急病などの際は、BLACKBOARDの教材を視聴すること)。いずれの場合も毎回の授業の内容をノートにまとめること。遠隔授業の教材は、時間割で指定されている時間帯に視聴するか、指定された時間帯から5日以内に必ず視聴すること。この条件が守られない場合は仮に授業を視聴しても出席としてカウントしない。 BlackboardコースID: 20220968 |
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授業概要 | 経営戦略とビジネスモデルの社会学。企業間競争における経営戦略の役割をまず学んだ後、①世界をリードしてきた日本の製造業企業の生産システムの特徴、②小売業におけるビジネスモデルの革新、③写真業界における破壊的技術革新への対応、④企業の社会的責任などについて、企業のケーススタディをもとに解説を行う。本授業の担当者は、長年、厚生労働行政に関わる政策研究所で、産業組織、企業の人事労務管理などに関する研究の実務に携わっており、政策研究の専門家としての見地も交えて講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 〈知識・技能〉 企業経営についての理論を学ぶとともに、実際の企業のケーススタディを例に、企業の経営戦略やビジネスモデル、企業の社会的責任などを社会学の観点から分析することを目的とする。就職の際に必須とされる業界研究、企業研究の基礎を身につけることを到達目標とする. 〈能力〉 上記の〈知識〉〈技能〉を経て、以下の〈能力を育むことが目標である。 ・人々が自明に思うことを疑う「脱常識」の観点から社会を考察する社会学の特性を踏まえ,現代社会を論理的・批判的に捉えるための社会学的枠組みや方法の基礎を築くことができる。(A-3-2: 論理的・批判的思考力) *この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3、およびカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 教員がオンスクリーンプレゼンテーションで授業を行う。遠隔授業では、BLACKBOARDにオンデマンド教材(動画)を配信する。全ての回(15回)の授業を講義形式で行うので、受講生はこれをノートにまとめることを毎回の課題とする。対面以外での質問は原則BLACKBOARDを通じて随時受け付ける。対面授業、遠隔授業の両方の受講上の注意事項をBLACKBOARDを通じて随時伝達するので毎週BLACKBOARDの掲示や教員から受講者向けのメールなどに注意すること。授業内容に関するコメントを対面授業、遠隔授業で求める授業回がある。BLACKBOARDには講義の動画と静止画の配付資料を配信する。必ず、BLACKBOARD上から直接視聴ないしBLACKBOARDの教材を受講者本人が直接ダウンロードした上で視聴すること。他人から動画、静止画等のファイルの再配布を受けた上での視聴は、BLACKBOARD上の記録に残らないので出席としてカウントされないことに注意すること。 授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行う。 日本に入国できない留学生など対面授業への参加が困難な人は、事前に申請が認められた場合、個別に指示する。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 特に無し。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 自己紹介 経営戦略とビジネスモデルの社会学の概要(A-3-2) 【遠隔授業 オンデマンド配信】 【事前学習】経営戦略」「ビジネスモデル」という概念についてインターネットで検索しておく (2時間) 【事後学習】日本経済新聞や各種のビジネス誌など、最近の企業の活動が理解できるような情報源と常に接するようにする。 (2時間) |
2 |
牛丼戦争 終わりなき価格競争 競争戦略の基本―価格戦略とブルーオーシャン戦略(A-3-2) 【遠隔授業 オンデマンド配信】 【事前学習】ポーターの経営戦略論のうち、コストリーダーシップ戦略と差別化戦略について調べておく (2時間) 【事後学習】ブルーオーシャン戦略とコストリーダーシップ戦略の違いは何かを明確に回答できるように考えておく。 (2時間) |
3 |
安さか味か マクドナルドとモスバーガー コスト戦略に対抗する差別化戦略(A-3-2) 【遠隔授業 オンデマンド配信】 【事前学習】日本の外食産業の歴史のうち、日本で外食産業が本格的に普及してきた1970年代の時代背景について歴史の教科書などをみながら確認しておく (2時間) 【事後学習】差別化戦略の特徴について箇条書きで整理しておく。 (2時間) |
4 |
小が大を制す画期的ビジネスモデル セブンイレブンジャパン 前編(A-3-2) 【遠隔授業 オンデマンド配信】 【事前学習】大規模小売店舗立地法についてインターネットで調べておく。 (2時間) 【事後学習】コンビニが利益を上げられる最も大きな要因とは何かについて考えてお (2時間) |
5 |
コンビニエンスストアの経営戦略 セブンイレブンジャパン 後編(A-3-2) 【遠隔授業 オンデマンド配信】 【事前学習】単品管理という言葉の意味を調べておく。 (2時間) 【事後学習】 セブンイレブンを例に「仮説-検証型思考」とは何か説明できるようにしておく。 (2時間) |
6 |
世界最強 トヨタから学ぶ生産システム 圧倒的コストダウンをどう実現するか(A-3-2) 【遠隔授業 オンデマンド配信】 【事前学習】自動車の製造過程についてトヨタ自動車東日本株式会社の「車ができるまで」というページ(http://www.toyota-ej.co.jp/process/)で確認しておく。 (2時間) 【事後学習】トヨタ生産方式、リーン生産方式の特徴について箇条書きで整理しておく (2時間) |
7 |
ファストファッションのビジネスモデル①―GAP,ZARA,ユニクロ(A-3-2) 【遠隔授業 オンデマンド配信】 【事前学習】洋服ができるまでのプロセスについてIFI BUSINESS SCHOOLの「ファッション業界お仕事図鑑」「服ができ、消費者に届くまでのプロセス」(https://www.ifi.or.jp/school/zukan/process.html)を見て確認しておく。 (2時間) 【事後学習】水平統合と垂直統合について特徴を整理しておく。 (2時間) |
8 |
ファストファッションのビジネスモデル②―企業の社会的責任と「安いから買う」ということの意味(A-3-2) 【対面授業】 【事前学習】「南北問題」「企業の社会的責任」をキーワードにインターネットで検索をしておく。 (2時間) 【事後学習】アパレルの生産国での環境破壊を止めるためにはどのような対策が必要かについて考えておく。 (2時間) |
9 |
銀塩カメラからデジカメへ①破壊的技術革新とは何か?(A-3-2) 【対面授業】 【事前学習】wikipediaの「カメラの歴史」の項目を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】破壊的技術革新とは何か、授業中に提示した図について説明できるようにノートを整理しておく (2時間) |
10 |
銀塩カメラからデジカメへ②ドメインの再定義―富士フィルムとコダックの明暗を分けたもの(A-3-2) 【対面授業】 【事前学習】「事業ドメイン」という言葉についてインターネットで調べておく。 (2時間) 【事後学習】富士フイルムのドメインの再定義について、①以前の事業ドメイン、②再定義後の事業ドメイン、③ドメインの再定義が可能になった富士フイルムのコアコンピタンスとは何かについて、それぞれ200字以内で整理しておく。 (2時間) |
11 |
家庭用ゲーム機三国志 家庭用ゲーム機の興亡の歴史 任天堂のプラットフォームモデルとは(A-3-2) 【対面授業】 【事前学習】 家庭用ゲーム機がどのような理由で利益を上げられるのか仮説を考えておく。 (2時間) 【事後学習】ゲーム産業以外で、関連サービスやソフトウエアで継続的に稼ぐ「リカーリング」モデルを用いたビジネスの具体例を3つ以上挙げてみる。 (2時間) |
12 |
ビジネスモデルの神髄―「儲け方」を変える ジレットの替え刃、ゼロックスのコピー機、CBSの広告モデル(A-3-2) 【対面授業】 【事前学習】wikipediaで「サブスクリプション方式 」について調べておく。 (2時間) 【事後学習】リカーリングとサブスクリプションの長所と短所について整理しておく。 (2時間) |
13 |
カフェ戦争 スターバックスに始まる物語 最後の勝者は誰か?(A-3-2) 【対面授業】 【事前学習】ドミナント出店方式という言葉をインターネット等で検索しておく。 (2時間) 【事後学習】顧客満足度を高めるにはどうすればよいか、スターバックスの事例を振り返りながら考えておく。 (2時間) |
14 |
ZOZOTOWNのビジネスモデルに学ぶ―品質でもなく、価格でもない競争力とは(A-3-2)【対面授業】
【事前学習】物流業のしくみについてインターネット等で調べておく (2時間) 【事後学習】日本の流通産業の問題点や課題について考えておく (2時間) |
15 |
まとめ 企業の経営戦略やビジネスモデルは社会にどのような影響を与えるか(A-3-2) 【対面授業】 【事前学習】ビジネスモデルが社会に与えた影響について具体例を考えておく。 (2時間) 【事後学習】新しく登場するビジネスモデルが今後どのように社会を変えていくのか、仮説を考えてみる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 三谷宏治 『ビジネスモデル全史』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014年 三谷宏治 『経営戦略全史』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2013年 参考書は必ずしも購入する必要はありませんが、授業を聞いて、関心が高まった場合は、参考書も読んでみて下さい。より広い知識を得られると思います。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:80(80%)、授業参画度:BlackBoardの教材の視聴状況や課題の状況等を総合的に勘案して決める(20%) レポートの内容、分量などは授業中に指示する。 以下の観点から評価を行います。 人々が自明に思うことを疑う「脱常識」の観点から社会を考察する社会学の特性を踏まえ,現代社会を論理的・批判的に捉えるための社会学的枠組みや方法の基礎を築くことができる。(A-3-2: 論理的・批判的思考力) 対面授業に参加できない場合の成績評価については別途授業内で説明する。 |
オフィスアワー | Black Board上で随時受け付けます。 |
備考 | 初回講義開始までに、当該授業のBlackBoardのコース登録を行うこと。 |