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ドイツ文化講義1

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令和2年度以降入学者 ドイツ文化講義1
令和元年度以前入学者 ドイツ文化講義1
教員名 大石紀一郎
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面による授業を原則とするが、感染状況によってはZoomによるオンライン同時双方向型授業も併用する(15回)
ZoomミーティングのURLは必要になった場合にBlackboardで連絡する。
シラバスに記載した各回の内容はやむを得ず変更することがある。
Blackboard コースID:20220874
授業開始までにBlackboardで2022ドイツ文化講義1(大石紀一郎・前・水2)に登録しておくこと。
授業概要 近現代ドイツにおいて重要となったキーワードを元に、政治・社会・文化・思想の展開と関連づけて解説し、現代ドイツを理解するために必要となる知識を具体的な歴史的事例を取り上げて講義する。
授業のねらい・到達目標 ・現代ドイツを理解するために必要となる、ドイツ語圏の政治・社会・文化・思想についての基礎知識を具体的な歴史的文脈に関連づけて理解できるようになり、さらに発展的なテーマに取り組むための枠組みや背景知識を自ら学んで準備できるようになる。
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、ドイツ語圏の言語文化、さらにそこから見えるヨーロッパ文化の様相を説明することができる。(A-1-2)
・現代社会におけるドイツ語圏文化、ヨーロッパ文化の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2)
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる。(A-8-2)
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1, 2及びカリキュラムポリシーCP1, 2に対応しています。
授業の方法 講義形式をとり、重要な用語・事項を解説する。板書した以外の解説も含めて、詳細なノートを取って受講すること。授業中に質疑応答も行う。
Zoomの同時双方向配信を行う場合は、セキュリティ維持のため、待合室を設定し、氏名のフルネームを表示していない者は基本的に参加を認めないので注意すること。なお、オンライン形式を用いる場合は、視聴のための機器としてノートPCまたはタブレット(キーボード接続を推奨)が望ましく、スマホは制約が多いためにあまりお勧めできない。ノートの整理や試験の答案の記入は、やむを得ない場合を除いては基本的にワープロソフトのWordを用いることを求める。オンライン授業においては、情報機器やソフトの扱いも履修するための重要な技能となるので、各自で向上を図ってほしい。接続環境としては、固定高速回線が有線またはルーターでWiFi接続される環境を推奨する。モバイルWiFiルータ(WiMax、ポケットWiFiなど)の場合は、月50GB程度以上の通信料を速度制限無しで使用できることが望ましい。
対面授業に参加できない要件を満たしている学生については、 Blackboard を通して、授業内容や課題について連絡を行う。
授業計画
1 授業のテーマや目的、受講にあたっての注意事項を説明する。
「ドイツ」「ドイツ的」とは何かについてプレインストーミングしてディスカッションする。(A-1-1)【同時双方向型】
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解すること(A-5)。 (2時間)
【事後学習】受講についての注意をよく理解し、ディスカッションの内容を整理しておくこと(A-6)。 (2時間)
2 「ドイツ」・「ドイツ的」に関する理解の歴史的展開を解説し、各自のイメージの確認と修正を行う。(A-1-2)
【事前学習】前回のディスカッションの内容の整理に基づき関心を持った事象について調べておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】解説された歴史的展開について履修者の間で理解を整理しておくこと(A-6)。 (2時間)
3 ドイツ語圏における宗教的「信仰」の特徴について宗教改革を中心に歴史的に振り返る。(A-1-1)
【事前学習】宗教についての自らの理解を確認し、関心のある事象について調べておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】日本や母国での宗教との異同について履修者相互で理解を整理しておくこと(A-6)。 (2時間)
4 プロテスタンティズムの「倫理」と近代における世俗化、経済的な資本主義の成立・発展について解説する。(A-2-1, A-2-2)
【事前学習】宗教改革の特徴について、関心を持った事象について調べておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】信仰と経済倫理の関係について履修者同士が協力して考えておくこと(A-6) (2時間)
5 ヨーロッパにおける「啓蒙」と「理性」の考え方について解説する。(A-1-1)
【事前学習】啓蒙についての知識と理解を確認しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】履修者相互で事前理解と授業内容による修正について確認すること(A-6) (2時間)
6 「理性」の使用についての哲学者カントの議論を解説する。(A-1-1, A-1-2)
【事前学習】「理性」という用語についての理解を確認しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「理性」の使用の様態についての理解を履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
7 「理性」的能力についてカントが行った「批判」の意義を解説する。(A-1-1, A-1-2)
【事前学習】「批判」という用語についての理解を確認しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】日常語における使用と哲学用語との違いについて履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
8 18世紀から19世紀にかけてのヨーロッパにおける「学問」の変化について解説する。(A-1-1, A-1-2)
【事前学習】「学問」に関する理解を整理しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】概念の歴史的変化について「学問」の例で学んだことを履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
9 「哲学」と「学問」の関係の変化について歴史的に概説する。(A-1-2)
【事前学習】「哲学」という訳語の成立について調べてみること(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「学問」概念の変化について履修者相互の理解を確認しておくこと(A-6)。 (2時間)
10 「学問」と「教養」の関係について思想や社会的機能の面から考える。(A-1-2)
【事前学習】「教養」という言葉についての理解を整理しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「教養」概念の変化について履修者相互の理解を確認すること(A-6)。 (2時間)
11 日本語で「歴史」と訳される語がヨーロッパにおいてどのような歴史的に変化したかについて解説する。(A-1-1)
【事前学習】「歴史」という言葉についての理解を整理しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「歴史」という日本語の現代的な理解とは異なる歴史的背景について履修者相互に整理すること(A-6)。 (2時間)
12 ドイツ語圏における「歴史」の哲学と学問化について解説する。(A-1-2)
【事前学習】「歴史」と「歴史学」の関係について理解を整理しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「歴史」と「歴史哲学」についての解説を履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
13 「歴史研究」の大学における制度化と「ナショナリズム」の展開について解説する。(A-1-2)
【事前学習】「歴史学」の政治的役割についての理解を整理しておくこと(A-5)。 (2時間)
【事後学習】「歴史」と「ナショナリズム」の関係についての解説を履修者相互に確認すること(A-6)。 (2時間)
14 前回までの授業に関してBlackboardの機能を用いて時間内試験を行い、試験について基本的な解説を行う。
【事前学習】これまでの授業における解説と自己の理解を確認しておくこと(A-5)。 (3時間)
【事後学習】試験の解説について履修者相互に確認すること(A-6)。 (1時間)
15 今学期に取り上げたテーマ、キーワードを振り返り、来学期の授業への橋渡しとなる解説を行う。(A-2-2)
【事前学習】今学期の授業内容を振り返って確認しておくこと(A-5, A-8)。 (2時間)
【事後学習】全体のまとめについての解説を履修者相互に確認すること(A-6, A-8)。 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 質問や必要に応じて授業の中で紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:原則として14回目の授業時間内にテストを行う。(70%)、授業参画度:関心を持って授業に規則的かつ積極的に参加しているかどうかに応じて評価する。(10%)、学期中に複数回ノートの提出を求め、理解度・集中度を評価する。(20%)
対面授業に参加できない要件を満たしている学生については、 課題学習あるいは、対面によらない試験などによって成績評価を行う。
オフィスアワー 毎回の授業終了後。あるいはメールにて日時を決める。

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