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ドイツ語表現演習1 (B組)

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令和2年度以降入学者 ドイツ語表現演習1 (B組)
令和元年度以前入学者 ドイツ語表現演習1
教員名 山木喜美子
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業(一部遠隔授業あり-授業の流れやクラスの紹介を兼ねた初回の授業はZoomによる双方向オンライン授業とし、応用作文課題および期末試験はBlackboardを使った課題研究とします。)
BlackboardコースID:20220884
コース名:2022ドイツ語表現演習1(山木喜美子・前・金2)に必ず登録しておいて下さい。
授業概要 言葉をまだあまり知らなくても、文法の知識がわずかでも、どうすれば簡単で分かりやすく、表現豊かでロジカルな味のある文が少しでもドイツ語らしく作成できるのか」ということをメインテーマに、各ポイントを織り込んだ授業を進めます。このクラスでは、書くことと同じくらい話す表現力も鍛えます。
 書く領域でも話す領域でも、いろいろなポイントやテーマを計画しています。講師の13年に渡るドイツ在住経験と。ドイツの大学、Goethe-Institutおよび本大学での長年の教歴を生かして、すべて講師が作成および準備した独自の練習問題や課題を通じて効果的に学んでもらうようにします。
 加えて、「たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話」(山木喜美子著、明日香出版社)の中からその都度授業のテーマに合った表現を紹介し、積極的に使えるようにしていきます。前回の学習内容の上に毎回発展させた授業が積み上げられていくので、習った表現は必ず毎回授業の事後学習として復習しておいて下さい。また学習した表現を応用して頂く目的で、まとめとして、数回作文を書く課題を出します。
授業のねらい・到達目標 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2, DP5, DP6及びカリキュラムポリシーCP2, CP5, CP6に対応しています。
 言葉は伝われば良いと誤解している人が多いようですが、言語は自分を正しく表現し守ってくれる平和な武器でもあります。その意味でも、言葉をまだあまり知らなくても、文法の知識がわずかでも、どうすれば創造的でロジカルな文が、少しでもドイツ語らしく作成できるのか試してみる事はとても大切です。日本の教育の弊害として、往々にして1つの問いに対して1つの答えしか求められませんが、表現は多くの可能性とバリエーションを有します。習った初歩の文法などの知識の断片を総括して活用し、限られた少しの語彙を生かして、それでも出来るだけ豊かな味のある文章を作成できるようになります(A-1-2)。テーマに応じて単語から文に、そして可能であれば文からテキストが作れるように指導します。身近な日常生活のテーマから入り、会話にも力を入れます。コミュニケーションを重視した授業に参加することの楽しさ、総合的に表現を磨く中で文化の生きた産物としてのドイツ語を学ぶ事の面白さ、またその精神を感じ取って貰えればとても嬉しいです(A-6-2)。そこから、現代社会でヨーロッパの牽引役を担ってきたドイツの文化をより良く理解できるようになって欲しいです(A-2-2)。
 簡単な教材を使って、文をどうやって組み立てていけばよいのか、文と文をどうやってつないでいけば良いのかなど、表現の一番基礎になることを学びます。基本的な文法事項もいっしょに学習して頂けます。新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を自ら収集できる能力を磨きます(A-5-2)。
授業の方法 授業の形式:【演習】
用意されたお決まりの解答を期待するような一方通行の授業ではなく、講師の長年のドイツ在住経験と教歴を生かして学生とのコミュニケーションを大切にし、学生に自ら考えさせて、彼らの潜在能力や知覚能力や関心を誘発して引き出すような授業の方法を取ります。そして学生が積極的に参加できる授業を目指します。
 色々な項目の表現演習をしますが、それをただ教師から教えてもらうだけではすぐ忘れてしまいます。習ったことを自分で考え生かしてみてこそ初めて自分の身に付くのです。その意味で、表現演習と平行して会話および作文指導をします。合わせて、会話がさらに豊かになり幅を広げるための、日常によく使われる表現をバラエティ豊富にとりそろえた「たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話」(山木喜美子著)を副読本として使用しますので、必ず購入しておいて下さい。
 学生は時々作文を提出し、後日教師が赤で修正し解説してコメントを付けることによって、どんな所をなぜ間違ったのかを把握し、構造と表現に磨きを掛けてもらいます。語学センスを育てる為に、基本的にはゆっくりした簡単なドイツ語も交えながら授業を行いますが、学生は躊躇せずいつでも質問をして下さい。日本語で質問しても構いません。日本人に見られる典型的な間違いに多く触れていく他、参加者の方でよく分からない事があれば、聞いてもらえば理解できるまでていねいに説明します。
 課題・期末試験はすべて、Blackboardを介して提供します。後日、講師が一人一人の作成された作文をていねいに添削・解説・コメントしてBlackboardを介して返却しますので、この編集の為に、必ずWord形式で作成して下さい。そして保存したWordファイルを「マイコンピュータの参照」から選んで送信して下さい。
(参考)Wordを持っていない学生の為に、OpenOfficeというフリーのソフトが提供されています。早稲田大学に説明のサイトがあります:https://www.waseda.jp/navi/faq/opoffice.html
 対面授業に参加できない要件を満たしている学生については、 Blackboard を通して、授業内容や課題について連絡を行う。
履修条件 学科の履修規定による
授業計画
1 授業の開始日前にBlackboardの連絡事項に書き込む指示に従って、ドイツ語で簡単な自己紹介を(モティベーションに関しては、できるところはドイツ語で)する。(A-5-2) (A-6-2) Zoomを体験する。 (Zoomによるオンライン授業)
【事前学習】シラバスを読んでおくこと。ドイツ語での自己紹介の準備。興味があれば、無料のZoomを試してみる。 (0.5時間)
【事後学習】授業で学んだ自己紹介の表現をまとめておく。 (0.5時間)
2 日常生活での様々な挨拶とよく使われる言い回しを学ぶ。(1):基本表現 (A-6-2)(対面授業)
【事前学習】Blackboardに提供される第2回授業のプリントの大体の内容を理解し、メモしておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業の要点や習った表現をよく復習しておく。 (0.5時間)
3 日常生活での様々な挨拶とよく使われる言い回しを学ぶ。(2):少し高度な表現 (A-6-2)(対面授業)
【事前学習】第3回授業のプリントの大体の内容を理解し、メモしておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業の要点や習った表現をよく復習しておく。 (0.5時間)
4 決定疑問文と補足疑問文を基礎から復習。(A-5-2, A-6-2)(対面授業)
【事前学習】第4回授業のプリントの大体の内容を理解し、メモしておく。 (0.5時間)
【事後学習】決定疑問文と補足疑問文の例文をいくつか作る。 (0.5時間)
5 決定疑問文と補足疑問文の語順の基本とルールのまとめ。ドイツ語の文の基本構造。学生の作った例文を話し合う。(A-2-2) (対面授業)
【事前学習】第5回授業のプリントの大体の内容を理解し、メモしておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業の要点や習った表現をよく復習しておく。 (0.5時間)
6 日常生活でよく使われる言い回しを引き出す疑問文を学ぶ。場所や時間や数などを尋ねて会話につなげる。(A-2-2) (A-6-2)(対面授業)
【事前学習】第6回授業のプリントの大体の内容を理解し、メモしておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業の要点や習った表現をよく復習しておく。 (0.5時間)
7 日常生活でよく使われる言い回しを引き出す疑問文を深める。後半は、学生達が互いにW-Frage / Ja-Nein-Frageを出し合い、疑問文の構造に注意しながら正しく答える。 (A-5-2) (A-6-2) (対面授業)
【事前学習】日常に頻繁に使われるような疑問文をまとめておく。 (0.5時間)
【事後学習】日常に頻繁に使われる疑問文に正しく答えられるように練習しておく。 (0.5時間)
8 今まで学習してきた表現を応用して、Blackboardを介して提供される課題の説明に沿って、インタビューのそれぞれの答えに対応する疑問文を一連の流れの中から見つけて作成し、期限までにBlackboardに提出。 (A-5-2) (課題研究)
【事前学習】日常に頻繁に使われるような表現と疑問文を復習しておく。 (0.5時間)
【事後学習】難しかった点を整理し、見直しておく。 (0.5時間)
9 Blackboardに返却されたインタビューの疑問文に対して、一人一人に向けた解説、コメントを参考にしながら、第8回授業課題の答案を自力で修正して推敲校正し、再度Blackboardに提出。(A-5-2) (課題研究)
【事前学習】比較するために、課題として作成・提出したオリジナルのインタビューに対応する疑問文を用意しておく。 (0.5時間)
【事後学習】後日添削し、一人一人個別に間違いの詳しい解説とコメントを付けてBlackboardに返却された作文によく目を通し、どこをどのように間違い、どんな表現がおかしかったのか、間違いからたくさん学ぶ。 (0.5時間)
10 様々な時刻をドイツ語で表現する。副読本を使って理解を深める。一つ一つの関連した絵を簡単なドイツ語で説明し、一連の行動を語る時に必要な副詞も学ぶ。 (A-5-2) (A-6-2) (対面授業)
【事前学習】Blackboardに挙げてある第10回授業のプリントの大体の内容を理解し、メモしておく。 (0.5時間)
【事後学習】ドイツの日常生活での時刻の表現の特徴と注意すべき点をよく復習し、表現を使えるようにしておく。 (0.5時間)
11 ドイツ語独特の時刻の表現を使いこなす。(A-2-2) (対面授業)
【事前学習】学習した時刻・語順・副詞に関する表現を整理しておく。 (0.5時間)
【事後学習】難しかった点を整理し、見直しておく。 (0.5時間)
12 学習したドイツ語独特の時刻の表現を使って、お互いに自由に「何時に/何時から何時まで、何をするのか」尋ね、質問に答える。 (A-5-2) (A-6-2) (対面授業)
【事前学習】学習した時刻・語順・副詞に関する表現を整理しておく。 (0.5時間)
【事後学習】質問したり答えた際に難しかった点を整理し、見直しておく。 (0.5時間)
13 学習した時刻の日常での表現を盛り込んで、語順に注意しながら、絵の説明をドイツ語で完成させる。習った副詞を使って自然な作文に仕上げ、これを期限までにBlackboardに提出。 (A-5-2) (A-6-2) (課題研究)
【事前学習】学習した時刻・語順・副詞に関する表現をよく復習しておく。 (0.5時間)
【事後学習】どんな所をなぜ間違ったのかを把握し、難しかった点を整理し、見直しておく。 (0.5時間)
14 課題作文の模範解答と比較しながら、解説やコメントを参考に、理解できていなかった項目をクリアにしていく。良く分からない点は質問して、今まで学習したことの総合学習をして期末試験に備える。 (A-5-2) (A-6-2)(対面授業)
【事前学習】比較するために、課題として作成・提出したオリジナルの作文を用意しておく。 (0.5時間)
【事後学習】どこをどのように間違い、どんな表現がおかしかったのか、間違いからたくさん学ぶ。 (0.5時間)
15 表現力を問う2種類の作文型の筆記試験を行う(辞書の使用可)。Blackboardを介して提供する試験課題に基づいた作文を、それぞれの課題項目から期限までに提出。 (A-5-2) (A-6-2)(課題研究)
【事前学習】今まで学習したことを総合的に復習しておく。 (0.5時間)
【事後学習】一人一人添削し、解説とコメントを付けてBlackboardを介して返却した試験の隅々までよく目を通し、間違いから学んで、理解を深める。さらに、間違いを自力で訂正して後期に提出。どんな所をなぜ間違ったのかを把握し、構造と表現に磨きを掛けて後期につなげる。 (0.5時間)
その他
教科書 独自のプリントと補強教材、および「たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話」(山木喜美子著、明日香出版社)を合わせて授業に用います。
参考書 山木 喜美子 『たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話』 明日香出版社 2021年 第8刷版
上に挙げた参考書は副読本として授業で使用しますので、必ず購入しておいて下さい。
自分が一番使い易い独和・和独辞典が薦められます。電子辞書は持ち運びが楽なので便利でしょう。できれば、独独辞典が少しでも活用できれば、それが一番望ましいです。期末試験も含めたすべてのテスト、および提出課題の作成で、辞書を使用しても構いません。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:提出作文における表現能力+推敲後の提出作文の完成度+期末試験(70%)、授業参画度(30%)
参画度に関しては、初歩的なドイツ語の基礎知識の他、授業に対する熱意と向上したいという意欲、積極的な参加にウエイトを置いて評価します。授業への出席は熱意の表れと捉えて、高く評価します。具体的には、授業への参加状況および作文課題の提出状況と取り組み方で判断します。
対面授業に参加できない要件を満たしている学生については、 課題学習あるいは、対面によらない試験などによって成績評価を行う。
オフィスアワー Blackboardのツールの中にあるメールを使って質問して下さい。
備考 -課題を提出する時は、必ずWord形式でテキストを作成して下さい。添削し、一人一人ていねいに解説しコメントを付けて返却します。
-Blackboardは課題を提出して頂くプラットフォームの役割を果たすだけでなく、連絡の手段やプリントなどの補助教材を提供する場として活用しますので、必ず登録して下さい。
-ドイツ語表現演習2と合わせて履修する事が望ましいです。

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