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令和元年度以前入学者 | 英語学特殊講義1 | ||||
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教員名 | 吉良文孝 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard ID【20220867】英語学特殊講義1(吉良文孝・前・水4) |
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授業概要 | 本学英文学科を卒業するにあたり、英語学領域で知っておくべき知識、身につけるべき英語学的素養の「総決算としての講義」を行ないます。つまり、「日本大学の英文学科ではこういったことを学んだ」と認識できるような授業となります。とりわけ、英語教師として教壇に立つことを志望する人が受講すべき内容となります。受講者の皆さんが、ことばの面白さ、神秘さ、難しさ(だから、ことばは面白い!)を実感できるような授業にしたいと思います。 |
授業のねらい・到達目標 | 英語英文学を専攻する学生が知っておくべき知識を身につけること、それを本講義のねらい・到達目標とします。それによって、人に「ことばの面白さ」を目を輝かせて伝えることができるだけでなく、自身もことばの面白さを実感することができます。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、CP4、に対応しています。 A-1-3学修から得られた豊かな知識と教養, 及び, 自己の倫理観に基づいて, 英語学・英語圏文学が直面する倫理的課題を説明することができる。 A-3-3言語現象や歴史的事象を既存の知識にとらわれることなく, 語学的根拠や批評理論に基づいて批判的, 論理的に考察し, 説明することができる。 A-4-3英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて解決案を作成できる。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 教科書、ならびに配付プリントを使用した(完全な)講義形式です。ことばの根幹は、何と言っても「動詞」です。動詞にまつわる話をします。具体的には、モダリティ(Modality)に関するトピックスをとりあげます。具体的には、前学期は、「条件節中のwillの出没メカニズム」と「可能性を表わすcanとmayの意味的相違」について講じます。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 遠隔での参加を認める要件: 日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生で事前に学部(学科)から許可された者。または事前に授業担当教員に許可された者。 対面授業に参加できない学生の代替措置: Blackboardに配信する課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(前学期で扱う文法トピックス2つについての概略的説明をします)。
【事前学習】教科書「はしがき」の熟読。 (2時間) 【事後学習】教科書の当該箇所(第2章、2.6節以降の熟読)。 (2時間) |
2 |
条件節中の認識的willの出没メカニズム(その1) 問題提起
【事前学習】2.6節の冒頭箇所熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
3 |
条件節中の認識的willの出没メカニズム(その2) モーダル文と提言的断定文
【事前学習】資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
4 |
条件節中の認識的willの出没メカニズム(その3) 先行研究概観(A-1-3)
【事前学習】教科書2.6.1節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
5 |
条件節中の認識的willの出没メカニズム(その4) 「If + will」タイプ1
【事前学習】教科書2.6節(iv)の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
6 |
条件節中の認識的willの出没メカニズム(その5) 「If + will」タイプ2
【事前学習】教科書2.6節(v)の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
7 |
条件節中の認識的willの出没メカニズム(その6) 主観的モダリティと客観的モダリティ
【事前学習】教科書2.6節(vii)の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
8 |
条件節中の認識的willの出没メカニズム(その7) 認識的willの丁寧用法
【事前学習】教科書2.6節(viii)の熟読 。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
9 |
可能性を表わすcanとmay(その1) 可能性のスケールと問題提起(A-3-3)
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
10 |
可能性を表わすcanとmay(その2) canの表わす可能性(主語指向性)
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
11 |
可能性を表わすcanとmay(その3) mayの表わす可能性(どっちつかずの可能性)
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
12 |
可能性を表わすcanとmay(その4) canの断定性(A-4-3)
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
13 |
可能性を表わすcanとmay(その5) mayの包括性
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
14 |
可能性を表わすcanとmay(その6) canとmayの相違
【事前学習】配付資料の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
15 |
授業内試験、ならびにその解説
【事前学習】前学期の総復習(重要事項の暗記)。 (2時間) 【事後学習】試験のまとめと整理。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 吉良文孝 『ことばを彩る1 テンス・アスペクト』 研究社 2018年 江川泰一郎 『英文法解説(改訂三版)』 金子書房 1991年 第3版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、授業参画度(20%) 対面授業に参加できない場合は、課題の提出によって評価する。 授業内テストを受けられない場合も、前期の授業内容に関するレポートの提出によって評価する。 授業参画度は,発表後の質疑応答で評価する。 成績評価の詳細については、初回授業時に説明する。 |
オフィスアワー | 7号館3階吉良研究室にて(火曜日・水曜日・木曜日) (遠隔の学生はメール) |