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卒業ゼミ1

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令和元年度以前入学者 卒業ゼミ1
教員名 平井和之
単位数    4 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業。但し対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者に限り同時双方向型オンライン授業への出席を認める。なお新型コロナウイルス感染状況によっては変更があり得る。
BlackboardコースID:20220791
授業概要 現代中国語の文法・語彙・発音に関する諸問題,乃至は日本語母語話者に対する中国語教育に関する諸問題をテーマとする卒論執筆のための指導。その第一段階として,当該テーマに関する文献資料収集方法を指導する。
授業のねらい・到達目標 ①論文テーマとは一般にどのように決まっていくのかを知ることができる。
②語学論文では何がテーマとなり得るかを知ることができる。
③論文執筆において先行研究を参照することの意義を知ることができる。
④語学論文執筆において言語事実を集することの意義を知ることができる。
⑤各種必要文献資料収集のために参照すべき文献目録の役割と使用法を知ることができる。
⑥語学論文執筆に有用な文献目録として何があるかを知ることができる。⑦必要文献資料を収集し文献目録を作成することができる。
・学修活動において、積極的に他者と連携して協働し、学びの効果を高め、協働者の力を引き出すことができる(A-7-3)。
・学修状況を自己分析するとともに、他者の評価を客観的に理解することができる(A-8-3)。
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの7,8に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義,必要に応じて受講生の報告も求める】
主に以下の問題について指導を行う。但し卒論は自分自身で執筆するものであり,教員は基本的には執筆上のアドバイスを与えることしかできないということを理解しておくべきである。
①望ましい卒論テーマとは何か。
②なぜ先行研究を知らねばならないのか。
③自分の卒論テーマに関する先行研究にはどのようなものがあるか。
④文献資料収集のために各種文献目録を如何に活用するか。
⑤自分の卒論執筆に必要な文献目録にはどのようなものがあるか。
⑥文献資料収集において,文献目録参照以外にどのような手段があるか。
⑦必要な文献資料を如何にすれば入手できるか。
⑧収集した文献資料の利用価値を如何にして判断するか。
⑨卒論執筆において実際に参照する文献資料を如何にして文献目録としてまとめるか。
提出された文献目録はコメントとともに返却する。
本授業の事前・事後学習は合わせて10時間の学習を目安とする。
履修条件 研究ゼミ1,2を修得済みであること。
中国語学に対する深い興味と基礎的知識を有し,且つ既に卒論のテーマを決めていること。
授業計画
1 卒論テーマの報告:何について書くのか
【事前学習】卒論のテーマを報告できるようにしておく。 (7時間)
【事後学習】自分のテーマに何が欠けているかを考える。 (3時間)
2 卒論テーマの報告:問題の出発点
自分が執筆を予定しているテーマを報告し,それに対して出された意見や提案に基づいて自らの考えを発展させる(A-7-3)。
【事前学習】なぜこのようなテーマを選んだかを報告できるようにしておく。 (7時間)
【事後学習】何を明らかにしようとしているかを再考する。 (3時間)
3 先行研究について
自分が執筆を予定しているテーマに関わる先行研究を報告し,それに対して出された意見に基づいて当該先行研究の学術的価値をさらに深く検討する(A-7-3)。
【事前学習】自分のテーマに関し,これまでに読んだ文献等を報告できるようにしておく。 (8時間)
【事後学習】先行研究とは何かを再考する。 (2時間)
4 文献資料収集の方法(1)
【事前学習】『中国関係論説資料[文学・語学]』とはどのような資料かを見ておく。 (3時間)
【事後学習】『中国関係論説資料[文学・語学]』から,自分のテーマに関係ありそうな文献を選び出す。 (7時間)
5 文献資料収集の方法(2)
【事前学習】日本で出版されている中国語学関係の文献目録にはどのようなものがあるかを調べておく。 (3時間)
【事後学習】日本で出版されている中国語学関係の文献目録から,自分のテーマに関係ありそうな文献を選び出す。 (7時間)
6 文献資料収集の方法(3)
【事前学習】中国で出版されている中国語学関係の文献目録にはどのようなものがあるかを調べておく。 (3時間)
【事後学習】中国で出版されている中国語学関係の文献目録から,自分のテーマに関係ありそうな文献を選び出す。 (7時間)
7 文献資料収集の方法(4)
【事前学習】CNKIへのアクセス方法を知っておく。 (5時間)
【事後学習】CNKIを用いて,自分のテーマに関係ありそうな文献を選び出す。 (5時間)
8 文献目録の作成(1)
【事前学習】前4回の授業で選び出した文献名をまとめておく。 (1時間)
【事後学習】選び出した文献をダウンロードしたり,コピーをとる。 (9時間)
9 文献目録の作成(2)
【事前学習】入手した文献にざっと目を通しておく。(1回目) (6時間)
【事後学習】入手した文献にざっと目を通しておく。(1回目) (4時間)
10 文献目録の作成(3)
【事前学習】入手した文献にざっと目を通しておく。(2回目) (6時間)
【事後学習】入手した文献にざっと目を通しておく。(2回目) (4時間)
11 文献目録の作成(4)
自分が卒論執筆上必要不可欠であると判定した文献資料の価値を報告し,反論が出されればそれを含めて当該文献の学術的価値をさらに深く検討する(A-8-3)。
【事前学習】「最重要」に分類した文献について,何故それが重要なのかを報告できるようにしておく。 (7時間)
【事後学習】「最重要」文献の読解において自分が読み誤っていた点を再確認する。 (3時間)
12 文献目録の作成(5)
自分が卒論執筆上必要不可欠であると判定した文献資料の価値を報告し,反論があればそれを含めて当該文献の学術的価値をさらに深く検討する(A-8-3)。
【事前学習】「重要」に分類した文献について,何故それが重要なのかを報告できるようにしておく。 (7時間)
【事後学習】「重要」文献の読解において自分が読み誤っていた点を再確認する。 (3時間)
13 文献目録の作成(6)
【事前学習】「最重要」文献と「重要」文献に掲載されている参考文献を書き出しておく。 (1時間)
【事後学習】各種文献に挙げられている「参考文献」を入手する。 (9時間)
14 文献目録の作成(7)
【事前学習】前回の事後学習で入手した参考文献にざっと目を通しておく。 (8時間)
【事後学習】前回の事後学習で入手した参考文献から自分のテーマに必要な文献を選び出す。 (2時間)
15 文献目録の作成(8)
提出予定の文献目録を配布し,各文献資料が卒論執筆過程において期待される役割について報告するとともに,さらなる建設的意見を徴する(A-7-3)。
【事前学習】自分の卒論執筆に必要な文献目録を作成しておく。 (4時間)
【事後学習】①指摘を受けた問題点を修正した文献目録を作成して提出する。②夏季休暇中に自分のテーマに関する先行研究の内容をまとめておく。 (6時間)
その他
教科書 必要に応じてプリントを配布する。
参考書 各自のテーマに即して個別に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(100%)
レポートは,文献目録の完成度によって評価する。
対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者についても基本的に上記に準ずるが、別途独自のテストや課題等を課することがあり得る。
オフィスアワー 水曜日3時限、但し対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者は上記時間内に質問事項を「chubun@hirais.net」宛にEmailで送信すること。

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