文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 中国語中国文化学科 > 研究ゼミ1
日本大学ロゴ

研究ゼミ1

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 研究ゼミ1
令和元年度以前入学者 研究ゼミ1
教員名 平井和之
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業。但し対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者に限り同時双方向型オンライン授業への出席を認める。なお新型コロナウイルス感染状況によっては変更があり得る。
BlackboardコースID:20220791
授業概要 現代中国語の精読を通じて,テキストを語学的に読む力を養成する。
テキストは口語体で書かれた中国語の小説である。それを中国語で書かれた工具書を用いて語学的に正確に読んでいく。
授業中に精読できる範囲は限られているので,その他の部分は自分で読んでおく。またその部分を範囲とするテストを随時授業内に行う。
授業のねらい・到達目標 ①工具書を用いて中国語を語学的に正確に読むことができる。
②中国語で書かれた語学工具書を使用することができる。
③中国語の口語体文章を精読することができる。
④中国語の長大な口語体文章を工具書を使用せずに読んで理解することができる。⑤小説の背景知識等,語学工具書のみでは解決できない事柄を他の手段で理解することができる。
⑤長大な中国語文章の中から,指定された内容が書かれた部分を即座に探すことができる。
・学修活動において、積極的に他者と連携して協働することができる(A-7-1)。
・自分の学修状況の振り返りを行うことができる(A-8-1)。
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの7,8に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義,必要に応じて受講生の報告も求める】
指定されたテキストを指定された工具書に基づいて語学的に読み進める。
①巴金《家》をテキストとする。本作品は中国現代文学を代表する作家の代表作の一であり,自然で分かりやすい言語で書かれている。
②語学工具書として《现代汉语词典》,《现代汉语八百词》を指定する。
③前もって担当学生を決めることはせず,授業時に随時指名した学生がテキストの指定された箇所を発音し日本語訳する。
④予習時に指定工具書以外の工具書等を使用することを禁止はしないが,授業時にはどのように指定工具書を用いて理解に至ったかを説明できなければならない。
⑤授業で読むことのできない部分を普段から自分で読んでおき,授業内テストに備えておく。
随時授業内に行うテストは添削・採点して返却する。
本授業の事前・事後学習は合わせて4時間の学習を目安とする。
履修条件 自主創造の基礎1・2,中国学入門1~4及び中国語1~14の単位が全て修得済みであること。
授業計画
1 巴金と『家』についての概観
【事前学習】①作者巴金の生涯と評価,代表作について調べておく。②『家』の時代背景,文学史上における評価について調べておく。 (2時間)
【事後学習】巴金の日本語訳された作品を1篇選んで読む。 (2時間)
2 工具書の使用法
《现代汉语词典》の特徴を,収録語彙範囲,品詞分類,意味記述,例文等の面から知る。
《现代汉语八百词》の性格を,対象読者,収録語彙,用法記述,例文等の面から知る。
外国語のテキストを読む際,各語句や各文の当該言語における意味・用法を知ることが基本であることを知る(A-7-1)。
【事前学習】《现代汉语词典》,《现代汉语八百词》の凡例に目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】指定された語を《现代汉语词典》,《现代汉语八百词》で調べ,意味・用法を日本語で説明できるようにする。 (2時間)
3 テキスト講読(1)
p.39,l.1-p40.l.7を精読する。
【事前学習】p.39,l.1-p40.l.7を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
4 テキスト講読(2)
p.40,l.8-p.41,l.8を精読する。
【事前学習】p.40,l.8-p.41,l.8を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
5 テキスト講読(3)
p.41,l.9-p.42,l.6を精読する。
【事前学習】p.41,l.9-p.42,l.6を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
6 テキスト講読(4)
p.42,l.7-p.43,l.8を精読する。
【事前学習】p.42,l.7-p.43,l.8を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
7 テキスト講読(5)
p.43,l.9-p.44,l.3を精読する。
【事前学習】p.43,l.9-p.44,l.3を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
8 テキスト講読(6)
p.44,l.4-p.45,l.9を精読する。
【事前学習】p.44,l.4-p.45,l.9を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
9 テキスト講読(7)
p.45,l.10-p.46,l.8を精読する。
【事前学習】p.45,l.10-p.46,l.8を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
10 テキスト講読(8)
p.46,l.9-p.47,l.10を精読する。
【事前学習】p.46,l.9-p.47,l.10を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
11 テキスト講読(9)
p.47,l.11-p.48,l.11を精読する。
【事前学習】p.47,l.11-p.48,l.11を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (時間)
12 テキスト講読(10)
p.48,l.12-p.49,l.21を精読する。
【事前学習】p.48,l.12-p.49,l.21を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
13 テキスト講読(11)
p.85,l.1-p.86,l.15を精読する。
外国語のテキストを読む際,語学的な正確さを追求するという基本以外に,それだけでは理解できないことも数多くあり,テキストが書かれた背景に関する知識も不可欠であることを知る(A-7-1)。
【事前学習】p.85,l.1-p.86,l.15を指定工具書を用いて予習しておく。 (3.5時間)
【事後学習】予習時には分からなかった箇所や授業時に訂正・指導を受けた箇所を再度指定工具書で調べる。 (0.5時間)
14 《家》第七章の復習と振り返り
外国語のテキストを精読するという行為において,語学的に読むことで何が得られたか,何がまだ不足しているかを振り返る(A-8-1)。
【事前学習】授業内で精読した第七章を読み返し,理解不十分な箇所を書き出しておく。 (2時間)
【事後学習】《家》第八章の筋を追いながら読み,内容を理解しておく。 (2時間)
15 《家》第一章~第六章の内容確認
外国語学習における精読と多読の役割の違いを理解する(A-8-1)。
【事前学習】授業での精読範囲ではなかった第一章~第六章を再度読み,理解不十分な箇所を書き出しておく。 (2時間)
【事後学習】《家》第九章~第十一章の筋を追いながら読み,内容を理解しておく。 (2時間)
その他
教科書 巴金, 家(增订版):语文新课标必读丛书 高中部分, 人民文学出版社, 2008
参考書 现代汉语词典, 商务印书馆, 2016, 7 edition
吕叔湘 主编, 现代汉语八百词 增订本, 商务印书馆, 1999
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
随時行う授業内テストの成績により評価する。
対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者についても基本的に上記に準ずるが、別途独自のテストや課題等を課することがあり得る。
オフィスアワー 水曜日3時限、但し対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者は上記時間内に質問事項を「chubun@hirais.net」宛にEmailで送信すること。

このページのトップ