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中国古典文学演習4

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令和2年度以降入学者 中国古典文学演習4
令和元年度以前入学者 中国古典文学演習4
教員名 山崎藍
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 遠隔授業(Zoomによるリアルタイム型を原則)

BlackboardコースID 20223733
授業概要 寓話・史書・小説などを取り上げ、関連する作品を深く読んで分析し、そこから中国文学への理解を深めていくことを目指します。これらは小中高等教育において国語科の漢文の授業教材に用いられたり、日本文化に多くの影響を与えたりしたものです。作品の講読を通じて漢文読解力を養成し、日本にあたえた影響などについて考察できるようになることを目指します。
授業のねらい・到達目標 (1)中国文学・思想といった中国古典文献を原典で読解・鑑賞・分析する基礎力を涵養することができる。
(2)中国文学の歴史とジャンルに関する基礎的な知識を身につけることができる。
(3)資料や事象を注意深く観察することによって問題を発見し、適切な方法を用いて考察することによって問題解決策を提案することができる(A-4-4)。
この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCPの4に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義・演習】
遠隔授業です。演習のため、Zoomによるリアルタイム型を原則とします。
名前を表示して授業に参加してください。
なお、リアルタイムで参加できない学生は教員にその理由を授業前に説明すること。事前説明がなくリアルタイムに参加しない学生は欠席扱いとします。リアルタイムで参加ができない学生に対しては録画を提供します。また、遅刻3回で欠席1回とします。
・事前に配る配布プリントについて、返り点、訓読、現代語訳を作成しておいてください。分からない単語や表現があった場合は、自分で漢和辞典や文法書を使って確認しておきましょう。
・毎回、課題プリントのコピーを指定日時までにBlackboardに提出し、講義に参加し発言の上、講義のコメントを出すことにより、平常点に加点します(出席コメントのみ、またはプリント提出のみでは平常点は足されません)。
・授業では学生をその場で指名し、原文の訓読と現代語訳をしてもらいます。反応がなく発言がない場合は欠席とします。
・その為、必ず前の週に配られたプリント(Blackboardにもアップします)の予習を済ませてから授業に臨んでください。予習をしていることを前提に講義を進めます。
・演習のため、その場で発言・討論ができることを前提とします。リアルタイム参加で発言ができない環境にいる人は受講を控えてください。
・最初は返り点とルビを振った資料を配布しますが、受講者のレベルを見た上で、返り点のみの資料や白文の資料に切り替えていきます。
履修条件 受講者が多数の場合は抽選等で受講者を決定する。
授業計画
1 オリエンテーション・漢和辞典の説明・漢文訓読について【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】シラバスを熟読し、https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/booklet-gazette/bulletin/617/open/617-09-3.htmlの記事を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
2 寓話を読む(1)『礼記』ーー苛政は虎よりも猛なり・中国文学におけるトラ(1)ーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリント(『礼記』ーー苛政は虎よりも猛なり)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
3 寓話を読む(2)『戦国策』ーー虎の威を借る狐・漁夫の利ーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリント(『戦国策』)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
4 史書を読む(1)『史記』ーー孟嘗君列伝「鶏鳴狗盗」ーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリント(「鶏鳴狗盗」)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
5 史書を読む(2)『史記』ーー伯夷列伝 天道是か非か・天命という観念ーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリントを解き(伯夷列伝)、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
6 史書を読む(3)『史記』ーー項羽本紀 四面楚歌・天の我を亡ぼすーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリント(項羽本紀 四面楚歌)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
7 史書を読む(4)『三国志』ーー仏教説話と姥捨て山ーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリント(『三国志』)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
8 小説を読む(1)陶淵明「桃花源記」ーー桃の花と異界探訪譚ーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリント(「桃花源記」)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
9 小説を読む(2)「人面桃花」ーー桃の花と「情縁」ーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリント(「人面桃花」)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
10 小説を読む(3)「破鏡重円」ーー鏡を割ることと白居易「長恨歌」ーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリント(「破鏡重円」)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
11 小説を読む(4)「魚服記」ーー人が異類に化けることーー【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリント(「魚服記」ー)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
12 小説を読む(5)「人虎伝」ーー中国におけるトラ(2)ーー【Zoomによる遠隔授業】(A-4-4)
【事前学習】課題とする訓読プリント(「人虎伝」)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
13 小説を読む(6)「定婚店」ーー赤い糸と縁・天命との共存ーー【Zoomによる遠隔授業】(A-4-4)
【事前学習】課題とする訓読プリント(「定婚店」)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
14 小説を読む(7)『聊斎志異』「偷桃」ーー西王母と桃ーー【Zoomによる遠隔授業】(A-4-4)
【事前学習】課題とする訓読プリント(「偷桃」)を解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、課題で間違えた箇所や分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
15 総括【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】課題とする訓読プリントを解き、期日までにBlackboardに提出する。 (1時間)
【事後学習】プリントを見て復習し、分からないところがあれば、シラバス・講義内で挙げた参考書を用いて確認する。 (1時間)
その他
教科書 『教科書は無し。プリント配布を行う。』
・講義終了分のプリント配布はBlackboardを利用してアップする予定です。
 受講者が欠席した分のプリントは、翌週以降の授業内には配布しません。各自Blackboardなどからダウンロードして貰います。
参考書 佐藤進, 濱口富士雄編  『全訳漢辞海』 2016年
成績評価の方法及び基準 レポート:講義内容を把握しているか確認するため、期末にレポートを課します。(30%)、授業参画度:普段の授業への取り組み(毎回の課題提出およびリアクションペーパーでの質問内容など)を重視します。毎週ごとに出される課題を提出し、且つ、講義終了後にコメントを記載しないと平常点を加算しません。(70%)
・毎回の課題や授業参画度をはかるコメント、期末レポートについて、分量や書き方、配点などの詳細は初回授業にて説明します。そのため、履修を考えている学生は、初回の授業から出席すること(欠席した場合のフォローはしません)。また、初回からコメントを平常点に加点します。
・講義に出席し、なおかつ、期日までにBlackboardなどにコメントすることで平常点とします。出席管理は自分で行い、書き忘れがないようにすること。
オフィスアワー メールやBlackboardなどを用いて質疑応答を行います。

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