文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 国文学科 > 特殊研究ゼミナール４
日本大学ロゴ

特殊研究ゼミナール４

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 特殊研究ゼミナール４
教員名 久米依子
単位数    1 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業。一部遠隔授業を含む(後期の学部の授業方針によっては変更の可能性がある)。卒論制作に関わる発表とディスカッション。対面参加が困難で、教員の許可を受けた学生は、Bb上にあげた資料を視聴し、期日までに課題を提出することで出席に代えることができる。
Blackboard ID︓20223698
授業概要 近現代小説を読み、卒論制作のための基礎作業、実践を重ねる。各自の卒業論文のテーマを確定するために、執筆に必要な資料収集、文献調査、論考の構成や論文執筆の手順などを知り、理解することを目標とする。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
各自の卒業論文のテーマを確定し、必要な資料収集、文献調査、論考の構成や論文執筆の手順などを身に付ける。
〈到達目標〉
発表を通じて、近現代文学テクストの読解・分析方法を知り、分析の力を付ける。
前期の発表や資料収集、文献探索の経験を踏まえ、より深くテクストにアプローチする方法や立論の方向性を確認する力を育てる。
3年生の発表にアドバイスすることを通じて、多様なテクストを読む能力を養う。
この科目は、文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。

なお、新カリキュラム（令和２年度以降の入学者）では、この科目は文理学部（学士）のディプロマポリシーDP1,2,3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4,5,6,7,8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ、日本文学・日本語学研究の高度な専門性を活用し、自己の高度な倫理観を倫理的な課題に適切に適用することができる。（A-1-4)
・日本文学・日本語学研究の高度な専門性をもって、世界諸国の歴史や政治，経済，文化，価値観，信条などの現状および相互関係を，複数の世界観に立って解釈し説明できる。（A-2-4)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し，客観的な情報に基づく論理的・批判的な考察を通じて，課題に対し，具体的かつ論理整合的な見解を示すとともに，その限界を認識することができる。（A-3-4)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題につき、創造力と独自性をもって解決の方法と手順を立案し，独力または他者と協働して問題を解決することができる。（A-4-4)
・日本文学・日本語学研究のスキルを高度に活用しながら、責任と役割を担い，あきらめない気持ちで新しいことに果敢に挑戦することができる。（A-5-4)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて他者との信頼関係を確立し，ときに強い影響を与えることができる。（A-6-4)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら、集団の活動において，より良い成果を上げるために，他者と協働し，作業を行うとともに，指導者として他者の力を引き出し，その活躍を支援することができる。（A-7-4)
・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら、学修状況の自己分析に基づく評価を，今後の学修に活かすことができる。（A-8-4)
授業の方法 授業の形式：【ゼミ】
各自のテーマに沿ったテクストを選び、演習形式で読み解く。
３年生が関心にしたがってテーマを決め、テクストを選択し、発表を行うのを、4年生としてサポートし、アドバイスする。
第1回にガイダンスを行い、発表テクストと発表分担の割り当てを決める。
第2回には資料の収集方法や、文献の使い方、レジュメの作成方法、テーマの展開方法などを確認し、身に付けていく。
第3回から発表が始まる。発表者以外は授業前に扱うテクストを読んでくること。発表後はクラスでディスカッションを行い、感想を提出し、多様な作品を読む力を持つ。4年生は卒論の下書きを随時提出し、卒論完成につなげていく。フィードバック方法等については、授業内で指示する。
対面参加が困難な学生で教員の許可を受けた者は、Bb上の課題を期限までに提出して出席に代えることができる。発表が対面で困難な場合はZoomを利用する。
履修条件 受講を許可された４年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は特殊研究ゼミナール３（前期）の第１回目の授業で申し出ること。
授業計画
1 【対面授業】授業の方法、受講の心構えなどを説明する
【事前学習】前期の授業の反省点を整理しておく （2時間）
【事後学習】卒論提出までのスケジュールを確認する （2時間）
2 【オンデマンド型授業】発表順番決定、スケジュール確認
【事前学習】発表スケジュールを理解しておく （2時間）
【事後学習】発表テクストの知識を得ておく （2時間）
3 【オンデマンド型授業】テーマの選と考察のための試み（A-1-4)
【事前学習】発表テーマを考察をしておく （2時間）
【事後学習】テーマを深めるための方法を理解する （2時間）
4 【対面授業】資料・文献の収集と応用の方法
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】集めた資料を整理し、さらに必要な資料を考える （2時間）
5 【対面授業】先行論の調査と使い方（A-2-4)
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】先行論の内容を吟味し引用を考える （2時間）
6 【対面授業】作家情報の収集と使い方（A-3-4)
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】作家情報の不足部分の補足を始める （2時間）
7 【対面授業】同時代状況の理解（A-4-4)
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】同時代状況を理解し卒論の分析に利用する （2時間）
8 【対面授業】文学状況の理解
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】文学状況の知識を卒論の分析に利用する （2時間）
9 【対面授業】読解の方向性(1)テーマの同時代性（A-5-4)
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】同時代状況における作品の意味を考察する （2時間）
10 【対面授業】読解の方向性(2)テーマの現代性と問題点
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】現代における作品の意味を考察する （2時間）
11 【対面授業】登場人物の特色と関係性を確認する
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】作中の登場人物の理解が十分か、再確認する （2時間）
12 【対面授業】表現の特色として、語りや比喩を考察する（A-4-6)
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】作品の表現の特色を捉えているか、再確認する （2時間）
13 【対面授業】物語の構造、ストーリーの構成を確認する
【事前学習】発表テクストを配布資料で読んでおく （2時間）
【事後学習】卒論の仕上げに入る （2時間）
14 【対面授業】各自のテーマを確認し、論のまとめを考える（A-7-4)
【事前学習】卒論の文章など、細部のチェックをする （2時間）
【事後学習】卒論提出の準備をする （2時間）
15 【対面授業】これまでの学習を振り返り、反省点をまとめる（A-8-4)
【事前学習】ゼミ冊子のための準備をする （2時間）
【事後学習】ゼミ冊子の原稿を提出し、卒論の反省点を考える （2時間）
その他
教科書 プリントを使用する。
参考書 授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:最終レポート(30%)、授業参画度:授業中の発言、課題の回答(70%)
授業参画度は、ディスカッションへの参加、感想の提出を含む。対面参加が困難で、教員の許可を受けた学生は、Bb上にあげた資料に関して、期日までに課題を提出することで評価する。

A-1，2，3，4，5の達成度については課題で、6，7，の達成度については授業内の発言で、8，の達成度については最終レポート(卒業論文に組み入れる)で評価する
オフィスアワー 月曜昼休み、水曜昼休み ７号館４階久米研究室、またはメール連絡

↑このページのトップ