検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和元年度以前入学者 | 特殊研究ゼミナール1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 武内佳代 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業。ただし状況に応じてZoomによる同時双方向型授業あるいは課題研究とする。 Blackboard ID︓20220739 *履修者は早めにBlackboardに登録しておくこと。 |
---|---|
授業概要 | 日本の近現代小説を読解して発表を行い、議論で出る意見を採り入れてレポートを仕上げる。 近現代小説を分析するのに必要な文学理論を学び、身につける。 各自のテーマに沿った文学テクストを自ら選択し、実践的に分析する技術を得る。 卒論制作に役立つスキルを身につける。 |
授業のねらい・到達目標 | 来年度の卒業論文の作成を視野に入れて、様々な近現代文学作品を取り上げ、論文執筆に必要となる資料収集、参考文献の援用、論の組み立てなどについての基本的な作品分析を通して実践的に学びとる。3年生は、主に4年生の卒業論文製作の過程に立ち会いながら、次年度の各自の展開への足掛かりを得る。 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 第3回から第6回は、廣野由美子『批評理論入門』を用いて文学理論を学ぶ。理論を実践的に使えるようにするために、毎回教員の報告に基づいて議論し、コメントを求める。 第7回から第12回は、4年生が卒論の1部分となる原稿を発表するので、それを読み、担当者を決めてコメントする。あらかじめ、4年生が取り上げる作品を提示するので、3年生はコメント担当者以外も、テキストを読んでおくこと。 第13回から第15回は、文献調査の方法を学び、実践する。4年生の発表を聞きながら、自分の卒論についても考え、取り上げる作家・作品を想定して実際の文献調査を行い、報告をする。 フィードバックの方法はその場の質疑応答による。 なお、対⾯授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学⽣はZoomでの参加を認める。その場合は事前に要相談のこと。 (1)Zoom での参加を認める要件:日本に入国できない留学生 (2)対面授業に参加できない場合:Zoom で参加する。 |
履修条件 | 受講を許可された3年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は、第1回目の授業で申し出ること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
授業のねらいや方法などに関するガイダンス、役割分担の決定、各自、自らの文学作品への関心についての報告。【対面】
【事前学習】事前の課題レポートの作成を進める。 (2時間) 【事後学習】授業の進め方について理解したか、自らの関心の中心な何かを確認する。 (3時間) |
2 |
4年生の卒論の対象作家・作品の決定、発表担当者の割り当て、発表順の決定。 演習の手順・発表資料の作成方法についての説明。【対面】 【事前学習】事前の課題レポートを仕上げてくる。 (2時間) 【事後学習】4年生の発表のうちコメントしたいものを考えておく。 (3時間) |
3 |
4年生の発表原稿にコメントする3年生の分担を決める。 文学理論「ストーリーとプロット」の説明を受け、議論する。『批評理論入門』の他、『フランケンシュタイン』も用いる。【対面】 【事前学習】『フランケンシュタイン』を再読の上、『批評理論入門』の「ストーリーとプロット」を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】4年生の発表のコメントに向け、担当する作品を読み始める。 (3時間) |
4 |
文学理論「語り手」「焦点化」の説明を受け、議論をする。【対面】
【事前学習】『批評理論入門』の「語り手」「焦点化」を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】4年生の発表のコメントに向け、担当する作品を読み始める。 (3時間) |
5 |
文学理論「時間」「異化」の説明を受け、議論をする。【対面】
【事前学習】『批評理論入門』の「時間」「異化」を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】4年生の発表のコメントに向け、担当する作品を読み始める。 (3時間) |
6 |
文学理論「フェミニズム批評」「ジェンダー批評」の説明を受け、議論をする。 4年生の発表者A・Bの原稿がBlackboardにアップされるので、確認する。【対面】 【事前学習】『批評理論入門』の「フェミニズム批評」「ジェンダー批評」を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】4年生の発表のコメントに向け、担当する作品を読み始める。 (3時間) |
7 |
4年生A・Bによる発表と担当の3年生A・Bを主とするゼミ生の質疑。 4年生の発表者C・Dの原稿がBlackboardにアップされるので、確認する。【対面】 【事前学習】A・Bの対象作品・原稿を熟読してくる。担当の3年生はコメントの準備。 (2時間) 【事後学習】4年生の発表のコメントに向け、担当する作品を読み始める。 (3時間) |
8 |
4年生C・Dによる発表と担当の3年生C・Dを主とするゼミ生の質疑。 4年生の発表者E・Fの原稿がBlackboardにアップされるので、確認する。【対面】 【事前学習】C・Dの対象作品・原稿を熟読してくる。担当の3年生はコメントの準備。 (2時間) 【事後学習】授業内での議論を踏まえて、レポートの書き方を確認。 (3時間) |
9 |
4年生E・Fによる発表と担当の3年生E・Fを主とするゼミ生の質疑。 4年生G・Hの原稿がBlackboardにアップされるので確認。【対面】 【事前学習】E・Fの対象作品・原稿を熟読してくる。担当の3年生はコメントの準備。 (2時間) 【事後学習】授業内での議論を踏まえて、レポートの書き方を確認。 (3時間) |
10 |
4年生G・Hによる発表と担当の3年生G・Hを主とするゼミ生の質疑。 4年生I・Jの原稿がBlackboardにアップされるので確認。【対面】 【事前学習】G・Hの対象作品・原稿を熟読してくる。担当の3年生はコメントの準備。 (2時間) 【事後学習】授業内での議論を踏まえて、レポートの書き方を確認。 (3時間) |
11 |
4年生I・Jによる発表と担当の3年生I・Jを主とするゼミ生の質疑。 4年生K・Lの原稿がBlackboardにアップされるので確認。【対面】 【事前学習】I・Jの対象作品・原稿を熟読してくる。担当の3年生はコメントの準備。 (2時間) 【事後学習】授業内での議論を踏まえて、レポートの書き方を確認。 (3時間) |
12 |
4年生K・Lによる発表と担当の3年生I・Jを主とするゼミ生の質疑。【対面】
【事前学習】K・Lの対象作品・原稿を熟読してくる。担当の3年生はコメントの準備。 (2時間) 【事後学習】授業内での議論を踏まえて、レポートの書き方を確認。 (3時間) |
13 |
卒論で取り上げたい作家・作品を仮定して文献調査の方法を確認する。【対面】 前期の総括に向けたレポート課題の提示。 【事前学習】文献調査を行う作家、作品を決めて来る。 (2時間) 【事後学習】文献調査を行う。レポート執筆に取り組む。 (3時間) |
14 |
文献調査の問題点の報告。【対面】
【事前学習】文献調査を行ってみて、どのような問題点があったかまとめておく。 (2時間) 【事後学習】レポート執筆に取り組む。 (3時間) |
15 |
1回から14回の授業内容についての振り返りをする。 レポートの提出。【同時双方向型および課題研究】 【事前学習】これまでの発表資料と教科書を見直して来る。 (2時間) 【事後学習】授業内での質疑を踏まえ、各自の理解を深める。 (3時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 廣野由美子 『批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義 』 中公新書(中央公論新社) 2005年 教科書以外は、受講生が選択するテキストによって、教員がプリントを配布したり、各自購入したりする。 |
参考書 | 授業の中で各自の研究対象やテーマに沿って適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業で学んだことを踏まえた課題(作品・テーマ)を決め、文献調査する。(30%)、授業参画度:文学理論に関するコメント、4年生の発表へのコメント等から評価を行う。(70%) 授業参画度は、発表、ディスカッションへの参加、小課題を含む。 本授業では、対面による参加と遠隔オンラインによる参加とにおいて成績評価に差を設けない。 |
オフィスアワー | 質問は、授業後の直接口頭でか、授業時間外にメールで受け付ける。メールの場合、すぐに回答できないこともあるので、なるべく早い回答がほしい質問は早めにメール送信すること。 |