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漢文学2

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令和2年度以降入学者 漢文学2
教員名 袴田光康
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業
BlackboardコースID:20223675
授業概要 平安時代を中心とした日本の漢詩文を通史的に辿りながら、中国古典の受容とその相克の問題を通して東アジアの漢字文化圏における日本漢文の独自性について考えていく。
授業のねらい・到達目標 平安時代の漢詩文の背景にある文化的・歴史的潮流に関して理解を深め、漢文に親しみながら漢文訓読のための基礎的な技術と漢文読解のために必要な知識を身に付ける。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応している。
・日本文学・日本語学研究を学びながら,それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2)
なお、この科目は、旧カリキュラム(令和元年以前入学者を対象)においては文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
授業の方法 授業の形式:【講義】
①授業は対面による教員の講義を中心とした授業である。
②授業では年代順に各作品を講義するが、併せて漢文訓読の練習問題を解き、解説を行う。
③第8回と第15回の授業内で小テストとその解答・解説を行う。
④フィードバックの方法等については授業内で指示する。

なお、対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生にはZOOMでの受講を認める。
(1)ZOOMでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生。
(2)対面授業に参加できない場合:ZOOMで参加し、Blackboardに配信する課題を提出する。
授業計画
1 授業の目的―漢文は怖くない―【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】漢和辞典を準備し、その使い方を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】この授業での自分自身の学修目標を定める。 (2時間)
2 漢字の成り立ちと日本への伝来【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】漢字の伝来について調べる。 (2時間)
【事後学習】漢字の音・訓について調べる。 (2時間)
3 『古事記』と『日本書紀』の漢字伝来記事【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】『古事記』と『日本書紀』について調べる。 (2時間)
【事後学習】漢文訓読の返り点の用法について確認する。 (2時間)
4 『懐風藻』の序文【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】『懐風藻』について調べる。 (2時間)
【事後学習】教材の漢文を自分で読んで訓読を確かめる。 (2時間)
5 『懐風藻』の作者伝と漢詩【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】大友皇子について調べる。 (2時間)
【事後学習】漢詩の形式と韻について復習する。 (2時間)
6 勅撰漢詩集と文章経国思想【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】嵯峨天皇とその時代の文化について調べる。 (2時間)
【事後学習】「典論」との違いを整理する。 (2時間)
7 嵯峨朝の詩宴【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】嵯峨朝の漢詩人について調べる。 (2時間)
【事後学習】教材の漢詩を読んで訓読を再確認する。 (2時間)
8 小テストとテストの解説【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】これまでの授業内容をおさらいする。 (2時間)
【事後学習】解説を踏まえて、自分の答案を再点検する。 (2時間)
9 『藤原保則伝』と良吏像【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】三善清行について調べる。 (2時間)
【事後学習】教材の漢文を読んで訓読を再確認する。 (2時間)
10 菅原道真と文人相軽【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】菅原道真について調べる。 (2時間)
【事後学習】菅原道真の左遷の意味を考える。 (2時間)
11 日本における「長恨歌」の受容【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】唐の玄宗と楊貴妃について調べる。 (2時間)
【事後学習】「長恨歌」を読む。 (2時間)
12 「長恨歌」の訓読1【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】「長恨歌」の第一段のわからない語句について調べる。 (2時間)
【事後学習】「長恨歌」の第一段をもう一度読んで、内容を確認する。 (2時間)
13 「長恨歌」の訓読2【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】「長恨歌」の第二段のわからない語句について調べる。 (2時間)
【事後学習】「長恨歌」の第二段をもう一度読んで、内容を確認する。 (2時間)
14 「長恨歌」の訓読3【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】「長恨歌」の第三段のわからない語句について調べる。 (2時間)
【事後学習】「長恨歌」の第三段をもう一度読んで、内容を確認する。 (2時間)
15 小テストとその解説【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】これまでの授業内容をおさらいする。 (2時間)
【事後学習】この授業で学んだことをまとめ、自分の目標達成度を確認する。 (2時間)
その他
教科書 授業時に配布する教材を教科書とする。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:2回の小テストによって評価する。(100%)
対面授業に参加できない場合には2回の小テストの代替措置としてBlackboardに課題を配信するので、その2回の課題によって評価する。
オフィスアワー 月曜12:00~13:00(この時間外でも質問等に応じるので、事前にメールで連絡すること。)

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