検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 基礎演習2 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 田中ゆかり | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | (1) 対面授業 (2) この科目のBlackboardコースIDと「コース名称」は、20223670「2022基礎演習2(田中ゆかり・後・水4)」 |
---|---|
授業概要 | 社会言語学の1分野である言語景観・言語サービス研究の基礎的知識の獲得と、それを踏まえた調査・報告を伴う演習科目。 文部科学大臣及び文化庁長官諮問機関・文化審議会臨時委員(国語分科会)の実務経験をもつ教員が、その経験を生かして、日本国における言語政策策定の背景などについて具体的に教授する。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)授業のねらい わたしたちの身の回りには、さまざまな言語を使用した文字情報や音声情報であふれている。そこで使用されている言語を通して、日本語社会におけるそれぞれの言語の「意義」「価値」を知ることができる。また、情報発信に際して、どのような言語変種を選択するのかによって、発信者の配慮の水準がうかがえる。ある言語社会における言語選択とその背景を読み解き、言語選択の観点からよりよい世の中を考える研究を、社会言語学の1分野である言語景観・言語サービス研究と呼ぶ。 この科目では、言語景観研究を通して日本語社会をとりまく言語と言語変種について考える視点の獲得を目指す。同時に言語研究の企画・実施、データの整理ならびにデータに基づく事実の読み取りと報告までの一通りを身に付けることを目的とする。 (2)到達目標 (2-1)到達目標 言語景観・言語サービスの基礎的知識を身に付け、身の回りの事例の社会における位置づけ等を説明することができる。 特定のトピックに従った、文献探索や調査の立案と実施でできる。 データに基づく事実の読み取りができる。 データの視覚化やスライドを用いた報告のスキルが身に付く。 担当教員や受講者とのコミュニケーションを通じ、互いの知識や報告スキルや内容を高め合うことができる。 (2-2)日本大学教育憲章 ・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2) ・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら、新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-2) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者のもとで他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-2) ・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら、自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2) (2-3)DP・CPとの関連性 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP2~7に対応している。 |
授業の方法 | (1)授業の形式:【演習】 (2)授業の方法 言語景観・言語サービス研究の基礎を学び、受講者各人テーマを定め、調査を行い、調査データに基づく報告を行う。報告の形式・内容については、授業における討議を通じ、相互に高め合う。 フィードバックは各回授業内およびBb掲示板等を通して行う。 (3)日本に入国できない留学生、通学不能な遠方に居住している学生等、やむを得ない事情のある場合は、事情を聞いた上で、Zoomでの参加を認める。該当者は、初回開始前にBlackboardコースを通じ、「ツール」>「Eメール」>「すべての教員」宛に必ず連絡のこと。 |
履修条件 | 人数調整を行うため、4月6日(水)12時00分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は、4月9日(土)COMITS2・国文学科掲示板にて発表する。 なお、手続きについてはCOMITS2「お知らせ」で指示するので必ず確認すること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
【事前学習】シラバスをよく読み、Bb自己登録を完了させ、Bb内コンテンツの確認をする。身の回りの言語景観・言語サービスに目を配る (2時間) 【事後学習】模擬調査域の銀座・有楽町エリアの歴史・地理・経路・商業施設等についてのWeb調査 (4時間) |
2 |
銀座・有楽町エリアのプレ調査 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】銀座・有楽町エリアの歴史・地理・経路・商業施設等についてのWeb調査 (3時間) 【事後学習】銀座・有楽町エリア言語景観・言語サービスプレ調査の記録とまとめの投稿 (3時間) |
3 |
言語景観・言語サービス調査方法の基礎を学ぶ (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】調査対象域候補の検討 (3時間) 【事後学習】調査対象の候補選定 (3時間) |
4 |
調査対象候補の報告と検討 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】調査対象の選定と調査アイテム・分析観点の作成 (3時間) 【事後学習】調査対象・調査アイテム・分析観点の検討を受けての修正 (3時間) |
5 |
調査項目・分析観点の報告と検討 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】調査対象・調査アイテム・分析観点の検討 (3時間) 【事後学習】調査対象・調査アイテム・分析観点の検討を受けての修正 (3時間) |
6 |
言語景観・言語サービス調査 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】言語景観・言語サービス調査 (3時間) 【事後学習】実施した調査の簡単な報告の作成と問題点の整理 (3時間) |
7 |
言語景観・言語サービス調査の簡単な報告とフィードバック (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】実施した調査の簡単な報告の作成と問題点の整理 (3時間) 【事後学習】調査報告準備 (3時間) |
8 |
報告と討議① 3-4人 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】調査報告準備 (3時間) 【事後学習】報告に対するフィードバック、フィードバックを受けての見直しと修正 (3時間) |
9 |
報告と討議② 3-4人 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】調査報告準備 (3時間) 【事後学習】報告に対するフィードバック、フィードバックを受けての見直しと修正 (3時間) |
10 |
報告と討議③ 3-4人 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】調査対象地域の調査報告準備 (3時間) 【事後学習】報告に対するフィードバック、フィードバックを受けての見直しと修正 (3時間) |
11 |
報告と討議④ 3-4人 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】調査対象地域の調査報告準備 (3時間) 【事後学習】報告に対するフィードバック、フィードバックを受けての見直しと修正 (3時間) |
12 |
報告と討議⑤ 3-4人 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】調査対象地域の調査報告準備 (3時間) 【事後学習】報告に対するフィードバック、フィードバックを受けての見直しと修正 (3時間) |
13 |
報告全体に対するフィードバックと最終課題作成解説 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】報告に対するフィードバック、フィードバックを受けての見直しと修正 (3時間) 【事後学習】最終課題の作成準備 (3時間) |
14 |
最終報告の提出 (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】最終報告の作成 (3時間) 【事後学習】最終課題ふりかえり (3時間) |
15 |
授業全体のふりかえり (A-3-2)(A-4-2((A-5-2)(A-6-2)(A-7-2)(A-8-2) 【事前学習】提出された最終課題についてのふりかえり (4時間) 【事後学習】授業全体のふり返り (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 教科書は使用しない。適宜資料を配布する。 |
参考書 | Blackboard「教材」を通じ、参考文献等を配布・案内する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:授業内外の課題への取り組み、発表、フィードバック等含む(50%)、最終課題(50%) やむを得ない事情によりオンライン参加を許可された履修者の成績評価の方法及び基準は対面授業によるものに同じ。 |
オフィスアワー | 授業の前後 Bb「掲示板(質問・相談)」とBb「Eメール」で随時受付、必要に応じ面談の方法・時間等を調整する。 |
備考 | ①過年度の言語景観・言語サービス入門をテーマとした授業成果報告書が掲出されている。 本サイトを閲覧することによって、具体的なイメージが湧くと思うので、閲覧の上、受講のこと。 【参考サイト】「田中ゆかり授業報告」http://www.chs-jp.info/tnk/index.html ②第2回に実施する実地のプレ調査の実施日時等については、初回授業で案内する。 ③第1回開始前までにBb自己登録を完了のこと |