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令和2年度以降入学者 | 宗教学特殊講義8 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 宗教学特殊講義8 | ||||
教員名 | 合田秀行 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard コースID: 水曜3限→20223563 |
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授業概要 | 仏教哲学・東洋哲学の精華ともいうべき空海の「人人無礙の曼荼羅世界」・西田幾多郎の「個物の哲学」・鈴木大拙の「華厳学と霊性的日本建設」を解説し、東洋的な自己と世界に関する考察を深める。 |
授業のねらい・到達目標 | ・日本仏教を代表する空海の顕密論・十住心思想・言語哲学・即身成仏・曼荼羅即自己の世界について理解を深める。 ・西田幾多郎の宗教哲学・「超個と個」と「逆対応」・「平常底」・「個は個に対して個」の論理について理解する。 ・鈴木大拙の華厳学と霊性的日本の建設について理解する。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2,4及びカリキュラムポリシーCP1,2,4に対応しています。 ・真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づい て、人間と社会の倫理的な課題を理解し、説明することができる(A-1-3)。 ・思想・芸術・宗教の観点から、世界の現状をその歴史的背景とともに理解するこ とができる(A-2-3)。 ・文献や資料の読解・解釈を通じて、あるいは、現代の思想的状況を注意深く考察することによって、哲学的問題を発見することができる(A-4-3)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】指定教科書を軸として説明する。4回程度の小テストを実施し、随時その解説を行う。講義内容を踏まえて、学期末にレポート(2000字程度)作成を行う。やむを得ない事情(日本に入国できない留学生など)で対面授業に出席できない場合は、対面授業終了後に配信する録音を聴き、Blackboardを通じて、感想・小テスト・レポートを提出する。 |
履修条件 | 前期に続いて、同一の教科書を使用するので、宗教学特殊講義7を履修していることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業方法について 空海の哲学(1)空海とは誰か・空海はなぜ仏教を選んだのか・密教とは(A-2) 【事前学習】シラバスを読んで、講義の概要を理解しておくこと。教科書の165~176ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた空海の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (3時間) |
2 |
空海の哲学(2)『秘蔵宝鑰』の序の詩・十住心(A-2)
【事前学習】教科書の176~188ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた空海の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
3 |
空海の哲学(3)(続)十住心・道徳と宗教・法華と華厳(A-2)
【事前学習】教科書の188~200ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた空海の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
4 |
空海の哲学(4)空海の人間観と世界観・『声字実相観』の言語哲学(A-2)小テスト
【事前学習】教科書の201~208ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた空海の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
5 |
空海の哲学(5)声字実相が明かす世界・内外の六塵に言語を見る(A-2)
【事前学習】教科書の208~219ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた空海の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
6 |
空海の哲学(6)『即身成仏義』の六大無礙・「即身成仏頌」が明かす原風景(A-2)
【事前学習】教科書の220~229ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた空海の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
7 |
空海の哲学(7)金剛界・胎蔵界曼荼羅の構成・『秘密曼荼羅十住心論』の「帰敬頌」(A-2)小テスト
【事前学習】教科書の229~241ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた空海の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
8 |
西田の哲学(1)西田における仏教と哲学・場所の論理と個物・絶対者の自己否定における自己(A-2)
【事前学習】教科書の245~257ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた西田幾多郎の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
9 |
西田の哲学(2)田辺元の道元理解への疑義・西田の道元理解(A-2)
【事前学習】教科書の257~264ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた西田幾多郎の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
10 |
西田の哲学(3)超個の個の哲学・西田の真宗観・西田のキリスト教観・西田の宗教哲学の核心(A-2)
【事前学習】教科書の264~275ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた西田幾多郎の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
11 |
西田の哲学(4)「平常底」の世界・自然法爾・報恩から当為(A-2)
【事前学習】教科書の277~288ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた西田幾多郎の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
12 |
西田の哲学(5)個は個に対して個である・汝を認めることによって自己である・自他間ので当為を自覚する道(A-2)
【事前学習】教科書の288~300ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた西田幾多郎の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
13 |
西田の哲学(6)現実世界の原構造・仏教の課題と西田哲学(A-2)
【事前学習】教科書の301~310ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた西田幾多郎の哲学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
14 |
鈴木大拙の華厳学(1)大拙の華厳研究について・『華厳経』および華厳思想への高い評価(A-2)
【事前学習】教科書の313~329ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた鈴木大拙の華厳学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (2時間) |
15 |
鈴木大拙の華厳学(2)華厳思想による現実社会構築への構想・華厳思想と仏の大悲心・まとめ(A-2)小テスト
【事前学習】教科書の329~347ページを通読し、疑問点を確認してノートに記しておくこと。 (3時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、取り上げた鈴木大拙の華厳学に関してポイントを整理して、ノートにまとめておくこと。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 竹村牧男 『唯識・華厳・空海・西田』 青土社 2021年 |
参考書 | 参考文献については、講義中に適時紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学期末提出(60%)、授業参画度:4回程度の小テスト(40%) 講義内容を踏まえて、各自でテーマを設定して、学期末レポート(2000字程度)を提出してもらい、「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A-1)」・「問題発見・開発力(A-4)」について評価します。授業参画度としては授業内容を踏まえた4回程度の小テストを実施して、随時解説します。「世界の現状を理解し,説明する力(A-2-3)」を確認します。対面授業のみを想定していますが、どうしても対面授業に出席できない学生には、講義の録音を聞いてもらい、毎回、感想を提出してもらいます。小テスト・レポートは、対面出席者と同様、Blackboardで提出してもらいます。 |
オフィスアワー | 講義終了時あるいは火曜日の5時限終了後に2号館12階の研究室で行います。 |