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倫理学演習2

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令和2年度以降入学者 倫理学演習2
令和元年度以前入学者 倫理学演習2
教員名 磯部笑子
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業(一部遠隔授業あり)

BlackboardコースID : 火曜4限 → 20223543
授業概要 応用倫理学の一分野である環境倫理について、自然の生存権、世代間倫理、地球全体主義、の3つの視点から学ぶ。
授業のねらい・到達目標 ・環境倫理の問題点について、自然の生存権、世代間倫理、地球全体主義の視点から理解することができるようになる。
・他人の意見を傾聴することにより、自分の意見を的確にまとめ、発表することができるようになる。
・1年次の「自主創造の基礎」で学ぶレポートの作成法を生かし、環境倫理学について自らの視点で考察する力を養うことで、4年次の卒業論文につながる文章表現力を身につけることができる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシー DP 及びカリキュラムポリシー CP の3, 5, 6, 7, 8 に対応しています。
・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる(A-3-3)。
・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直し,自らの思想的課題を設定して,それに挑戦することができる(A-5-2)。
・自分の意見を他人に対してわかりやすく伝えることができる(A-6-2)。
・学修活動のみならず,日常生活においても,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる(A-7-2)。
・他者の評価を謙虚に受け止めながら,自分の学修経験を振り返り,分析していくことができる(A-8-2)。
授業の方法 ・授業の形式:【演習】
・教科書に従って、各項目のレジュメを作成する。
・レジュメをもとに、議論を行う。
・最終的に、環境倫理の様々な問題について、どのように解決すべきか、自分の意見をまとめたレポートを提出する。
・レジュメのフィードバックは、授業中にコメントする形で行う。
・期末レポートのフィードバックは、Blackboardのコメント欄に記載する。
・対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生は課題研究での参加を認める。
 (1)課題研究での参加を認める要件:日本に入国できない留学生,遠方に居住している学生
 (2)対面授業に出席できない場合:①第1回目の授業開始前に、出席できない旨を教員に連絡する。
                  ②シラバスに掲載している教科書の項目について、図書館等で該当の資料を調べ、1,600字程度のレジュメを作成し、授業当日の23:59までにBlackboardに提出する。
                  ③提出されたレジュメには、Blackboardのコメント欄にてフィードバックする。
履修条件 なし
授業計画
1 導入と学修計画立案【対面授業】
【事前学習】時間割、シラバス、学部要覧をよく読み、個人の時間割案を作成しておくこと。 (1時間)
【事後学習】割り当てられた部分を精読しておくこと。 (1時間)
2 <講義>環境倫理学の歴史と背景【対面授業】
環境問題の歴史/アメリカの環境倫理学の歴史/日本の環境倫理学の歴史
【事前学習】教科書に目を通しておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
3 該当箇所の資料収集とレジュメの作成【課題学習】
【事前学習】図書館等で資料を収集する。第1章を読み、レジュメを作成しておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
4 第1章:功利主義と環境問題【対面授業】
功利主義とは何か/功利主義的自由主義と環境倫理学/功利主義vsNIMBY
【事前学習】第1章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
5 第1章:前回のレジュメを踏まえて議論する(A-3-3,A-5-2,A-6-2,A-7-2)【対面授業】
ケーススタディ1/アクティブラーニング1
【事前学習】前回の授業で学んだ点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
6 第2章:義務論と環境問題【対面授業】
義務論の基本/意志と道徳性/義務論と環境問題
【事前学習】第2章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】ディスカッションを通じて分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
7 第2章:前回のレジュメを踏まえて議論する(A-3-3,A-5-2,A-6-2,A-7-2)【対面授業】
ケーススタディ2/アクティブラーニング2
【事前学習】前回の授業で学んだ点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
8 第3章:徳倫理学と環境問題【対面授業】
徳倫理学とは何か/環境徳倫理学/相対主義と実践
【事前学習】第3章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
9 第3章:前回のレジュメを踏まえて議論する(A-3-3,A-5-2,A-6-2,A-7-2)【対面授業】
ケーススタディ3/アクティブラーニング3
【事前学習】前回の授業で学んだ点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
10 第7章:世代間倫理【対面授業】
世代間倫理の特徴/世代間倫理にひそむ難問/問題に取り組むための世代間倫理
【事前学習】第7章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】ディスカッションを通じて分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
11 第7章:前回のレジュメを踏まえて議論する(A-3-3,A-5-2,A-6-2,A-7-2)【対面授業】
ケーススタディ7/アクティブラーニング7
【事前学習】前回の授業で学んだ点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】ディスカッションを通じて分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
12 第8章:環境正義【対面授業】
環境正義運動の歴史/環境正義運動の成果/日本における環境不正義/核の問題と環境正義
【事前学習】第8章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
13 第8章:前回のレジュメを踏まえて議論する(A-3-3,A-5-2,A-6-2,A-7-2)【対面授業】
ケーススタディ8/アクティブラーニング8
【事前学習】前回の授業で学んだ点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
14 これまでの議論に基づいて環境倫理学を考える【対面授業】
【事前学習】自分の意見をまとめておく。疑問に感じた点を、ノートにまとめておくこと。 (1時間)
【事後学習】ディスカッションを通じて分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
15 レポート提出【課題学習】
総括
【事前学習】これまでに議論した内容をまとめておくこと。 (1時間)
【事後学習】疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
その他
教科書 吉永明弘・寺本剛 『環境倫理学』 昭和堂 2020年 第1版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(45%)、授業参画度:レジュメの作成及びディスカッション(55%)
授業参画度は、ディスカッションに対する積極性によって、「コミュニケーション力(A-6-2)」を評価する。
また、学期末レポートは「論理的・批判的思考力(A-3-3)」を評価する。

対面授業に参加できない場合の要件を満たし、課題研究で参加した場合、課題の提出によって評価する。
オフィスアワー 授業終了時
2号館11階助教室
備考 レポート提出には、Blackboardを使用する。

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