検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 宗教学基礎講読1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 宗教学基礎講読1 | ||||
教員名 | 合田秀行 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 1・2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard コースID: 火曜4限→20220593 |
---|---|
授業概要 | インドにおいて成立したパーリ語の原始仏典(現代語訳)を講読する。原始仏典の現代語訳を通して、ブッダの生涯を理解するための入門的な解説を行う。世界的に著名な仏教学・インド哲学の研究者である中村元先生(1912-1999)は、多くのパーリ語の原始仏典を平易な日本語に翻訳している。中村元先生の講義録を読み解きながら、引用された原始仏典の現代語訳を通して、膨大な仏典を講読していく上での基礎知識や周辺的な情報についても言及する。 |
授業のねらい・到達目標 | ・パーリ語で書かれた原始仏典に関する成立と特徴に関する基本的な知識を理解する。 ・中村元先生による現代語訳を軸としながら、仏教の開祖である等身大のゴータマ・ブッダの生涯を理解する。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP4,5,6,7,8に対応しています。 ・文献や資料の読解・解釈を通じて、哲学の代表的な問題を理解し、説明することができる(A-4-1)。 ・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直す意欲を持つことができる(A-5-1)。 ・他人の意見が自分の意見とは異なっていても,それを尊重しながら聞く姿勢を示すことができる(A-6-1)。 ・学修活動において、より良い成果を上げるために、お互いを尊重しながら協働することができる(A-7-1)。 ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】指定したテキストに基づいて、講義形式で授業を行う。中村元先生が創設した財団法人・東方研究会監修の映像資料等も視聴してもらいます。また、4回程度の小テストを実施し、学期末には2000字程度のレポートを提出してもらいます。 やむを得ない事情(日本に入国できない留学生など)で対面授業に出席できない場合は、対面授業終了後に配信する録音を聴き、Blackboardを通じて感想・小テスト・レポートを提出する。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業方法について説明する) パーリ語とサンスクリット語とは(A-4-1)補足資料使用 【事前学習】シラバスを読んで、講義の概要を理解しておくこと。講義について疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】ガイダンスの内容を確認し、仏典に用いられる古典語の基礎知識について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
2 |
パーリ語仏典総説、パーリ語原始仏典(1)人生の指針─『ダンマパダ』(A-4-1)
【事前学習】教科書の2~11ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、『ダンマパダ』について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
3 |
パーリ語原始仏典(2)人生の指針─『ダンマパダ』(A-4-1)
【事前学習】教科書の11~30ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、『ダンマパダ』について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
4 |
パーリ語原始仏典(3)真理をたたえる─『ウダーナヴァルガ』(A-4-1)
【事前学習】教科書の30~44ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、『ウダーナヴァルガ』について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
5 |
パーリ語原始仏典(4)ブッダ最後の旅─『大パリニッバーナ経』・仏弟子の告白─『テーラガーター』・尼僧の告白─『テーリーガーター』(A-4-1)小テストの実施
【事前学習】教科書の45~54ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、『大パリニッバーナ経』・『テーラガーター』・『テーリーガーター』について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
6 |
ゴータマ・ブッダの生涯(1)歴史的人物としてのゴータマ・ブッダ・誕生(A-4-1)映像資料鑑賞
【事前学習】教科書の56~65ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、歴史的人物としてのゴータマ・ブッダと誕生について整理してノートにまとめておくこと。のポイントを整理しておくこと。 (1時間) |
7 |
ゴータマ・ブッダの生涯(2)人生に関する反省・出家(A-4-1)
【事前学習】教科書の66~79ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、出家について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
8 |
ゴータマ・ブッダの生涯(3)教化活動1(A-4-1)映像資料鑑賞
【事前学習】教科書の79~90ページを読んで、疑問点を確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、教化活動について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
9 |
ゴータマ・ブッダの生涯(4)教化活動2(A-4-1)
【事前学習】教科書の90~107ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、教化活動について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
10 |
最後の旅(1)文庫版『ブッダ最後の旅』に基づいて・故郷をめざして(A-4-1)映像資料鑑賞
【事前学習】教科書の110~121ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、最後の旅(故郷をめざして)について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
11 |
最後の旅(2)文庫版『ブッダ最後の旅』に基づいて・商業都市ヴェーサーリーにて(A-4-1)
【事前学習】教科書の121~130ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、最後の旅(商業都市ヴェーサーリーにて)について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
12 |
最後の旅(3)文庫版『ブッダ最後の旅』に基づいて・最後の説法(A-4-1) 小テストの実施 【事前学習】教科書の130~143ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、最後の旅(最後の説法)について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
13 |
ブッダ(1)ブッダとは何か?(A-4-1)
【事前学習】教科書の146~158ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、ブッダという存在について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
14 |
ブッダ(2)仏を拝む1ブッダへの帰依(南無)(A-4-1)
【事前学習】教科書の158~168ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、ブッダへの帰依(南無)について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
15 |
ブッダ(3)仏を拝む2仏像の登場(A-4-1)まとめ 小テストの実施
【事前学習】教科書の168~179ページを読んで、疑問点などを確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、仏像の登場について整理してノートにまとめておくこと。 (1時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 中村元 『原始仏典を読む (岩波現代文庫/学術317)』 岩波書店 |
参考書 | 講義中に随時、紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度:小テスト(授業内実施)(40%) レポートは学期末に講義内容を十分に踏まえたテーマで作成してもらいます(2000字程度)。レポートの作成を通して、「問題発見・解決力(A-4-3)」を評価します。授業参画度としては授業内容を踏まえた4回程度の小テストを実施して、「世界の現状を理解し,説明する力(A-2-3)」を確認します。対面授業のみを想定していますが、どうしても対面授業に出席できない学生には、講義の録音を聞いてもらい、毎回、感想を提出してもらいます。小テスト・レポートは、対面出席者と同様、Blackboardで提出してもらいます。 |
オフィスアワー | 講義終了時あるいは火曜日の5時限終了後に2号館12階の研究室で行います。 |