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令和2年度以降入学者 | 美学概論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 美学概論1 | ||||
教員名 | 高橋陽一郎 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 遠隔授業(Balckboardを通じたオンデマンド型) BlackboardコースID: 月曜3限→20220588 |
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授業概要 | 美学(aesthetics、Ästhetik)がどのような特徴をもった学問であるのかをまず明らかにし、これに続いて、前期では美学が考察してきた対象のうち「美」を中心に講義する。したがって前期は「美の哲学」としての美学を講じる。 |
授業のねらい・到達目標 | 「美学」という言葉が与える先入観を排し、この学問についての正確な理解を獲得してもらうことが本講義の主要な目的である。また本講義において美学に関係する諸思想や諸概念を獲得することによって、しばしば漠然とした情緒の状態におかれる自らの美的体験や美的価値を意識化・言語化させてそれらを体験として深めたり、偉大な藝術家(アーティスト)の活動を適切に説明したりすることが可能となる。 ・真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づいて,人間と社会の倫理的な課題を理解することができる(A-1-1)。 ・文献や資料の読解・解釈を通じて,哲学の代表的な問題を理解し,説明することができる(A-4-1)。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1, DP4及びカリキュラムポリシーCP1, CP4に対応しています。 ・真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づいて,人間と社会の倫理的な課題を理解することができる。(A-1-1) ・文献や資料の読解・解釈を通じて,哲学の代表的な問題を理解し,説明することができる。(A-4-1) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 毎回Blackboardを通じて、「資料」とそれに基づいた「録画」を配信する。受講者はそれらを閲覧して、毎回400字程度の小レポートをBlackboardを通じ担当者に返信する(小レポートの執筆時間は数日を予定)。担当者はそれを読んだ上で、全体的なコメントをBlackboard上にアップロードするので、受講者はそれを読んで復習すること。また、毎回の資料やポイント(ノート)についての質問や、自分で考えたことなどがあれば、随時、担当者宛に送ること。それに対して担当者は返信する。 またこのほかに、前期の全授業の最後に課題を出すので、1200~1500字前後の前期総括レポートとして提出していただく。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。また、美学の全哲学における位置について説明する。)(資料と音声によるオンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れについて把握する。 (2時間) 【事後学習】ガイダンスで示された参考文献を読み、要点を書き出しておく。 (2時間) |
2 |
美学とはどのような学問か(1):なぜ「感性の学」が始まったのか、なぜ18世紀なのか。(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-1-1)
【事前学習】美学の成立について概説書を読み予習する。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、疑問点を言えるようにしておく。 (2時間) |
3 |
美学とはどのような学問か(2):「感性の学」はそもそも学問なのか。18世紀以前はどうだったのか。(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-1-1)
【事前学習】18世紀のヨーロッパ文化について、その概略を調べておく。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、疑問点を言えるようにしておく。 (2時間) |
4 |
美学とはどのような学問か(3):古代・中世の美学(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-1-1)
【事前学習】古代ギリシア史の概略を調べておく。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、疑問点を言えるようにしておく。 (2時間) |
5 |
美的体験について(1)―日常からの出発―(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-1-1)
【事前学習】美的体験について自分なりの考えをまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、疑問点を言えるようにしておく。 (2時間) |
6 |
美的体験について(2)―感覚的快と美的体験の知的要素―(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-1-1)
【事前学習】自然美と藝術美について自分なりの考えをまとめること。あるいはこの両者について調べる。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、疑問点を言えるようにしておく。 (2時間) |
7 |
美的体験について(3)―観照―(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-1-1)
【事前学習】担当者作成の資料について、その疑問点を列挙しておく。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、疑問点を言えるようにしておく。 (2時間) |
8 |
美の思想について(1)―漢字とヨーロッパ語―(課題研究授業)(A-4-1)
【事前学習】担当者作成の資料を熟読してくる。 (1時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、疑問点を言えるようにしておく。 (2時間) |
9 |
美の思想について(2)―イデアと光―(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-4-1)
【事前学習】美をめぐる漢字とヨーロッパ語の違いについて説明できるようにしておく。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、疑問点を言えるようにしておく。 (2時間) |
10 |
美の思想について(3)―調和と均斉―(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-4-1)
【事前学習】前回のプリントを参考に、超越的な美について500字程度でまとめておく。(A-4) (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、事物内在的な美の特徴を言えるようにしておく。 (2時間) |
11 |
美の思想について(4)―感性と「いわく言い難いもの」―(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-4-1)
【事前学習】『美学事典』等をひもとき、西洋近代が重視した「美」について調べる。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、「感性」の特質を説明できるようにしておく。 (2時間) |
12 |
崇高について(1)―字義および古代における崇高―(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-4-1)
【事前学習】日本語の「崇高」についてのイメージを説明できるようにしてくる。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、古代の崇高概念の歴史を簡潔にまとめられるようにしておく。 (2時間) |
13 |
崇高について(2)―近代における崇高―(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-4-1)
【事前学習】崇高なるものの種類について、各自調べる。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、自然における崇高というテーマで600字程度の短文をまとめる。 (2時間) |
14 |
現代アートと美(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-4-1)
【事前学習】現代アートについての自分のイメージをメモしてくる。 (2時間) 【事後学習】授業で配布されたプリントを再読し、美と崇高とアートというテーマで600字程度の短文をまとめてみる。(A-4) (2時間) |
15 |
まとめの授業―美と美学―(資料と音声によるオンデマンド授業)(A-4-1)
【事前学習】これまで授業で配布されたプリント類を熟読し、西洋近代における美学の意義について短文をまとめてくる。(A-1, A-4) (2時間) 【事後学習】「美と美学」というテーマで1500字程度のレポートをまとめ始める(A-4) (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし(使用せず。毎回配布資料をアップロードする)。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは求めるテーマと内容、提出状況をみて評価します。(50%)、授業参画度:授業参画度は、毎回の小レポートや質問の提出で評価します。(50%) レポートのなかに西洋美学の「美」の思想がいかに自分の言葉で表現されているかを見てA-1の達成度を評価する。 レポートのなかに授業配布資料がいかに適切に引用されているかを見てA-4の達成度を評価する。 |
オフィスアワー | Blackboard上で機会を設けます(随時)。 |