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令和2年度以降入学者 | 博物館資料保存論2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 博物館資料保存論2 | ||||
教員名 | 佐野千絵 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースID:20224709 |
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授業概要 | 博物館・美術館における危機管理および資料の管理方法、保存修復について自然科学的な視点から学ぶとともに、地域資源の保存と活用に果たす役割、自然環境の保護など博物館活動のSDGsについて学ぶ。その方法について、博物館美術館環境についての調査助言の経験を持つ教員が、実務経験をもとに、基礎知識や博物館における実践について授業を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 博物館・美術館における資料のリスクは、保管環境だけではない。地球環境の大きな変化の中で、博物館も大きな災害に見舞われており、危機管理についてより具体的な知識を持ち、被害を低減できるような管理が求められる。その達成のため、リスクの種類とハザードの程度、一時保管のための応急処置について説明することができ、博物館の場でレスキュー団体の一員として活動できることを目標とする。また、世界とともに目指す博物館活動と地球環境とのかかわり方について理解する。 到達目標 (1)リスクの種類とハザードの程度について説明できる(A-3-1, A-4-1) (2)ハザードの際の応急処置について説明できる(A-3-2, A-4-2) (3)文化財防災体制について説明できる(A-1-1) (4)文化財レスキュー活動への関わり方について意見を述べることができる(A-1-2) (5)持続可能な発展のための博物館活動について説明できる(A-1-2) この科目は文理学部のDP及びCP1,3,4に対応しています。 |
授業の方法 | (1)授業の形式:【講義】 対面授業 教科書の基本事項を説明する。 緊急時には、Zoomによるライブ中継を行うこともある。 配布資料、課題掲示や提出物の送受信は、Blackboardを用いる。初回授業開始までにBlackboard のコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの”連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 毎回の授業前(1回目を除く)に、PDFで配布する配布資料等を確認し、目を通して質問など分からない点をまとめておくこと。 授業最後に毎回、知識の確認のための小テストを受講すること。小テスト受講、リアクションペーパー(100字程度、授業当日締め切り)提出をもって、授業参画度を評定する。 前期で3回程度、授業内容に関連する調査例や事例について調べてレポート作成を適宜実施する。レポート課題締め切りは適宜、Blackboardで告知する。 小テスト・レポートについては、返却しないが、翌週以降随時、重要なものに対して解説・コメントを行う。 (2)対面授業に参加できない学生の代替方法 以下の学生は、Zoomでの参加を認める。Blackboardに掲示された小テスト(掲出開始は当該授業日の14時以降を予定)を当該授業日中に受験し、リアクションペーパーを当該授業日中に提出のこと。レポートはBlackboardに掲示された期日までに提出のこと。グループワークおよび発表には、当該授業日にZoomで参加すること。 ①学部への事前の申請で認可された学生(詳細は学部へ相談のこと) ・新型コロナウィルス感染症への対策により入国できない外国人留学生 ・経済的な理由により通学が困難な学生 など ②体調不良者 事前に教員あてに連絡・相談すること(当日も可) その他、教員が認めたものについては、当日授業の録画(オンデマンド型、配信期間に制限あり)を、Blackboardで受講できる。 ・大学の行事等で必要不可欠な役割がある学生で、行事が開講時間と重なった場合 授業当該日、教員側の機材不備などにより視聴に問題があった場合には、オンデマンド授業を別途配信するので、配信期間などに関する連絡事項等をチェックすること。 |
授業計画 | |
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1 |
1. 博物館資料の劣化要因、特に防災、防犯、取り扱い・輸送について(A-1-1)
【事前学習】シラバスを確認し、授業全体の流れを理解する (3時間) 【事後学習】博物館におけるリスクについて問題点を整理する (1時間) |
2 |
2. 地震災害と博物館活動(A-3-1, A-3-2)
【事前学習】教科書のp147~151、155~161を通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
3 |
3. 火災と博物館活動(A-3-1, A-3-2)
【事前学習】教科書のp130~142を通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
4 |
4. 水害と博物館活動(A-3-1, A-3-2)
【事前学習】教科書のp163~168を通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
5 |
5. 被災時のレスキュー活動の概要(A-4-1)
【事前学習】事前配布資料に目を通し、質問する内容について考える (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
6 |
6. 資料のトリアージ(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】事前配布資料に目を通し、質問する内容について考える (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
7 |
7. 資料のレスキュー方法(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】事前配布資料に目を通し、質問する内容について考える (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
8 |
8. 国内の防災ネットワーク体制、災害と世界の博物館活動(A-1-1)
【事前学習】事前配布資料に目を通し、質問する内容について考える (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
9 |
9. 防犯(A-4-1)
【事前学習】教科書のp170~178を通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
10 |
10. 取り扱い・輸送(A-3-1, A-4-1)
【事前学習】教科書のp120~129を通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
11 |
11. 地域資源の保存と活用(A-4-1)
【事前学習】事前配布資料に目を通し、質問する内容について考える (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
12 |
12. 博物館のSDGs(A-4-1)
【事前学習】事前配布資料に目を通し、質問する内容について考える (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
13 |
13. グループワーク:ディスカッション 地域資源の保存と活用/博物館のSDGs(1つを選択)(A1-2, A-3-2, A-4-2)
【事前学習】検討対象について、あらかじめ考え、候補を2つ挙げる (3時間) 【事後学習】グループで話し合ったことをまとめる (1時間) |
14 |
14. グループワーク:発表 地域資源の保存活用例(A1-2, A-3-2, A-4-2)
【事前学習】発表資料をグループでまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
15 |
15. グループワーク:発表 博物館のSDGs(A1-2, A-3-2, A-4-2)
【事前学習】事前配布資料に目を通し、質問する内容について考える (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 三浦定俊・佐野千絵・木川りか 『文化財保存環境学第2版』 朝倉書店 2016年 第2版 博物館資料保存論1と同じ教科書です。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは内容、提出状況をみて評価します。3回程度実施します。(30%)、授業参画度:授業参画度は、知識確認のための小テスト受験状況とリアクションペーパー等の提出で評価します。(30%)、グループワークの発表は、参加状況をみて評価します。(40%) 対面授業に参加できない学生について (1)Blackboardに掲示された小テスト(掲出開始は当該授業日の14時以降を予定)を当該授業日中に受験し、リアクションペーパーを当該授業日中に提出のこと。 (2)レポートはBlackboardに掲示された期日までに提出のこと。 (3)グループワークおよび発表には、当該授業日にZoomで参加すること。 |
オフィスアワー | 授業期間中の質問等は、メールやBlackboardで随時受け付けます。 |