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人文地理学詳論

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令和2年度以降入学者 人文地理学詳論
令和元年度以前入学者 人文地理学概論2
教員名 高橋 珠州彦
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業

blackboardコースID:20224665
授業概要 人文地理学が研究対象とする諸分野について説明し,人口問題や都市問題,環境問題,身近な生活文化などに対して地理学的な視点で考察する方法について講義する。
中等教育の経験をもとに,中学校や高等学校での教育現場を想定した講義を行う。
授業のねらい・到達目標 高等学校地理歴史科「地理総合」「地理探求」の授業で使用する教材や身近な題材を取り上げ,人間活動の基盤である空間や社会を地理学的な視点で説明できるようになることを目的とする。グローバル化する現代世界を理解するとともに,人口問題,食糧問題,都市と居住問題などの現代世界における様々な問題を考える能力を身に付け,地理学の視点で自然環境と人間活動の関係を解説できるようになることが目的とする。
授業の方法 授業の形式【講義】

授業計画に示した項目について,基礎的な事項を中心に講義する。授業後には,授業内容に関する小テストを実施し,授業内容の理解を確認する。小テストの結果,翌週に講評・補足説明などを行う(小テストは授業理解の確認を行うために実施するものであり,成績に加点するものではない)。

成績評価は,学期末に実施する論述試験にて行うが,状況に応じてレポート課題に代替することがある。

各講義内容に沿って,講義資料・紹介した参考文献等を用いて事前学習を行い,授業にのぞむこと。事後には具体的な事例を調べるほか、専門用語の確認など講義内容を理解に努めること。
履修条件 【重要】
・第1回目の授業(ガイダンス)に必ず出席のこと。
・必ずBlackboardの登録を行い、「教材」、「連絡事項」などを確認してください。
・「地理学概論」を修得したこと。
授業計画
1 ガイダンス:講義概要の説明
【事前学習】シラバスの内容を確認し,地理学概論1の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】前期科目で説明した地理学の基本概念をまとめておくこと (2時間)
2 生活の舞台としての自然環境1(大地形と小地形の形成)
【事前学習】「大地形」「小地形」とその形成要因について調べておく (2時間)
【事後学習】講義で紹介された地形の類型と具体例を関連付けて整理する (2時間)
3 生活の舞台としての自然環境2(気候・土壌・植生)
【事前学習】世界の気候・土壌・植生の分布を整理し,それぞれの成因について考えをまとめておく (2時間)
【事後学習】気候・土壌・植生の関係性について具体例を挙げて整理する (2時間)
4 日本の特徴的な地形と人間活動(扇状地と氾濫原)
【事前学習】扇状地と氾濫原の特徴について整理しておく (2時間)
【事後学習】扇状地と氾濫原での生活文化について具体例を挙げて整理する (2時間)
5 世界の資源と産業1(世界の農牧業,日本の農業)
【事前学習】日本と世界の農牧業の分布とその理由についてまとめておく (2時間)
【事後学習】産業の定義について再考し,自然環境との関係を考察する (2時間)
6 世界の資源と産業2(世界の鉱産資源,工業の発達過程)
【事前学習】世界の鉱工業の分布とその理由についてまとめておく (2時間)
【事後学習】鉱物資源分布と工業の発達過程の関係を確認する (2時間)
7 産業と地域1(産業のグローバル化と地域社会)
【事前学習】身近な生活の中でグローバルに活動する企業の事例を探し,活動内容を整理しておく (2時間)
【事後学習】企業のグローバルな活動に伴う地域社会への影響を具体例を挙げて整理する (2時間)
8 産業と地域2(産業のローカル化と地域振興)
【事前学習】ローカルに活動する産業や活動事例を探し,その内容を整理しておく (2時間)
【事後学習】産業のローカル化と地域振興の関係について,具体例を挙げて整理する (2時間)
9 世界の都市・居住問題
【事前学習】世界の都市で生じている居住問題の具体例を見つけておく (2時間)
【事後学習】身近な都市空間の構造と都市問題について考える (2時間)
10 世界の人口・食糧問題
【事前学習】世界の食糧問題について具体例を見つけておく (2時間)
【事後学習】世界の食糧問題と日本の関わりについて事例をもとに考える (2時間)
11 世界の環境問題
【事前学習】具体的な環境問題の例とその要因・対策についてまとめておく (2時間)
【事後学習】日本の環境問題とそれに対する取り組みを具体例を挙げてまとめる (2時間)
12 人間活動と地域防災
【事前学習】近年の自然災害と被害の種類を具体的に分類しておく (2時間)
【事後学習】身近な地域の自然災害を想定し,防災計画について考える (2時間)
13 地域社会と観光
【事前学習】「観光地」とみなされる具体的な地域とその理由についてまとめておく (2時間)
【事後学習】具体的な事例から,地域における観光の影響を考察する (2時間)
14 講義の総括(これまでの復習・解説を行い,授業の理解を深める,講義内容補足)
【事前学習】授業内容に関する問題点の整理,質疑問題を準備しておく (2時間)
【事後学習】これまでのノートを整理し,14回分の授業を振り返る (2時間)
15 最終試験(授業内レポート)
【事前学習】第1回~第14回の授業項目を整理し,授業内容を確認しておく (2時間)
【事後学習】試験での論述内容について振り返りを行う (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 基本地図帳(必須),高等学校地理教科書(必須)
その他,授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、授業内テスト:授業内容に関する理解度確認(10%)、授業参画度:リアクションペーパー等で評価(10%)
授業内において、理解度確認を行う。
授業への積極的な参加や各授業回の内容理解が正しく行われていたかを確認する。
最終試験は,それらの成果が反映されているものであるため,最終試験での記述内容を重視する。
オフィスアワー Blackboardを通しての質疑応答

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