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令和2年度以降入学者 | 人文地理学概論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 人文地理学概論1 | ||||
教員名 | 高橋 珠州彦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 blackboardコースID:20221685 |
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授業概要 | 地理学の歴史と発展を紹介し,人文地理学の知識体系及び地図,フィールドワーク,地理情報システムなどの地理学研究の基本的方法を講義する。中等教育の経験をもとに,中学校や高等学校での教育現場を想定した講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 地理学に関わる歴史や基本概念について,具体例を通して地理学がいかなる学問であるかを理解し,説明できるようになることが目的とする。また,人間の生活・活動・行動が展開する空間,場所,環境に対する深い認識と説明力を習得し,地理学の見方で身近の空間を理解できるようになることが目的とする。 |
授業の方法 | 授業の形式【講義】 授業計画に示した項目について,基礎的な事項を中心に講義する。授業後には,授業内容に関する小テストを実施し,授業内容の理解を確認する。小テストの結果,翌週に講評・補足説明などを行う(小テストは授業理解の確認を行うために実施するものであり,成績に加点するものではない)。 成績評価は,学期末に実施する論述試験にて行うが,状況に応じてレポート課題に代替することがある。 各講義内容に沿って,講義資料・紹介した参考文献等を用いて事前学習を行い,授業にのぞむこと。事後には具体的な事例を調べるほか、専門用語の確認など講義内容を理解に努めること。 |
履修条件 | 【重要】 ・必ずBlackboardの登録を行い、「教材」、「連絡事項」などを確認してください. ・第1回目の授業に必ず参加のこと。 |
授業計画 | |
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1 |
講義概要,受講時注意事項等についての説明
【事前学習】シラバスの内容を確認し,高校の地理教科書を熟読しておくこと (2時間) 【事後学習】説明内容に従って受講時に必要なもの(ノート,地図帳,教科書など)を準備する (2時間) |
2 |
地図の歴史と地理学1~世界図の歴史~
【事前学習】参考書に掲載されている世界図を年代順に比較し、何を表現したものかまとめておく (2時間) 【事後学習】講義で紹介された世界図や人物を詳しく調べる (2時間) |
3 |
地図の歴史と地理学2~日本の絵図と地図~
【事前学習】高校「日本史」の授業で扱った絵図類に何が描かれていたか復習しておく (2時間) 【事後学習】講義で紹介された絵図・地図や人物を詳しく調べ,地理学史を整理する (2時間) |
4 |
現代地理学の定義(研究分野の分け方)
【事前学習】高校の地理教科書をもとに,地理学の定義を自分なりに考えてまとめておく (2時間) 【事後学習】地理学に関する定義をまとめ,それぞれの研究分野について詳しく調べる (2時間) |
5 |
現代地理学の理論1(中心概念:空間,場所,環境)
【事前学習】地理学における「中心概念」とは何か,事前に調べておく (2時間) 【事後学習】講義内容を理解して,日常の活動空間を考えてみる (2時間) |
6 |
現代地理学の理論2(「立地」の考え方)
【事前学習】地理学における「立地」とは何か,事前に調べておく (2時間) 【事後学習】講義内容を理解して,日常の活動空間を考えてみる (2時間) |
7 |
現代地理学の課題と人文社会(人文地理学の諸分野)
【事前学習】身近な生活・文化と地理学にはどのよう地理学が扱う「人文」とは何か,高校教科書を参考に考察しておくな関係があるか書き出しておく (2時間) 【事後学習】身近な生活文化の中で事例を見人文地理学の概念を利用して身近の社会問題を考えてみるつけ,地理学的に調べてみる (2時間) |
8 |
様々な事象をむすびつけて分析する地理学(生活文化を地理学の視点で考える)
【事前学習】身近な生活・文化と地理学にはどのような関係があるか書き出しておく (2時間) 【事後学習】身近な生活文化の中で事例を見つけ,地理学的に調べてみる (2時間) |
9 |
地図の基本と応用:地図はなぜ必要か
【事前学習】現代社会において地図が使われている現場・場面をできるだけ多く発見しておく (2時間) 【事後学習】講義内容に応じて,地図帳の地図を分類してみる (2時間) |
10 |
フィールドワーク:地域を調査する方法
【事前学習】地理学におけるフィールドワークの意義について調べておく (2時間) 【事後学習】今までの旅行の中から一つを選んで,地図などを利用してまとめてみる (2時間) |
11 |
地理情報システムの基本と利活用(空間情報,地理情報の意味,GISの社会的意義,応用分野,応用方法)
【事前学習】地理情報システムとは何か確認し,身近な事例を探し出す (2時間) 【事後学習】身近の空間情報と地理情報とGISの応用可能分野を考えてみる (2時間) |
12 |
地理学の視点で地域を考える(事例解説)1~東京大都市圏の現状と課題~
【事前学習】「都市」「大都市圏」の定義を調べ,東京大都市圏の範囲を確認しておく (2時間) 【事後学習】日常生活のなかで東京大都市圏の課題を発見し,考えてみる (2時間) |
13 |
地理学の視点で地域を考える(事例解説)2~近郊農業地域の現状と課題~
【事前学習】近郊農業とは何か確認し,どこで何が栽培されているか確認しておく (2時間) 【事後学習】近郊農業地域の役割を日常生活の中で確認し,具体例を調べる (2時間) |
14 |
講義の総括(これまでの復習・解説を行い,授業の理解を深める,講義内容補足)
【事前学習】授業内容に関する問題点を整理し,理解が十分できていない部分を把握しておく (2時間) 【事後学習】これまでのノートを整理し、14回分の授業を振り返る (2時間) |
15 |
最終試験(授業内レポート)
【事前学習】第1回~第14回の授業項目を整理し、授業内容を確認しておく (2時間) 【事後学習】試験での論述内容について振り返りを行う (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 基本地図帳(必須),高等学校地理教科書(必須),その他,授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、授業内テスト:授業内容に関する理解度確認(10%)、授業参画度:リアクションペーパー等で評価(10%) 授業内において、理解度確認を行う。 授業への積極的な参加や各授業回の内容理解が正しく行われていたかを確認する。 最終試験は,それらの成果が反映されているものであるため,最終試験での記述内容を重視する。 |
オフィスアワー | Blackboardを通しての質疑応答 |