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教育相談

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令和2年度以降入学者 教育相談
令和元年度以前入学者 教育相談
教員名 土井麻子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 講義形式の【対面授業(一部遠隔授業)】を行います。
なお感染状況によってはBlackboardによる遠隔授業に切り替える可能性があります。
その場合にはBlackboard上連絡事項で決定次第周知しますので、お手数ですがご確認ください。
20224614 2022教育相談(土井麻子・後・水2)
20224615 2022教育相談(土井麻子・後・水3)
授業概要 教育相談とは、一人一人の児童生徒の教育上の課題について、幅広い知識と人的資源を活用して、気づきから有効な支援までを行い、学習はもとより人格や心身の成長・発達をも支える大切な相談および支援活動です。教員が教育相談を現場で実践するには、人の成長の過程で起こりうる多様な発達的・心理的な課題を理解して、相手の心情や状況に配慮する力が必要です。加えて、相手に対する支援的態度や技法を身につけ、保護者や他職種とチームを組んで協働する姿勢を身につけることなども求められます。本講義では、講師が公認心理師・臨床心理士として教育現場で実践している知識や経験をもとに、具体例を挙げながら教育相談を実践するために必要な基本的知識を講義します。
授業のねらい・到達目標 (1)児童生徒及び保護者への対応の支援的態度及び技法を理解し、身に着け、説明することができる。
(2)児童生徒に起こりうる課題(発達障害や精神障害、不登校やいじめ、非行、自傷、虐待等)について理解し、概要と基本的な対応について具体的に説明することができる。
(3)組織的な取り組み、および他職種との連携の必要性とその方法を理解し説明することができる。
・既存の知識にとらわれることなく、物事を科学的根拠に基づいて、論理的・批判的に考察し、説明することができる(A-3-3)
・資料や事象を注意深く観察し、問題点を発見し、解決策を検討することができる(A-4-3)
この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP4に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【対面授業および一部遠隔授業、遠隔テスト】
(1)スライド資料及び教科書、文部科学省のデータ等に基づき、対面授業を行う。
(2)毎回Blackboardからリアクションペーパーを提出することで出席扱いとする。テストのある回はテストの提出をもって出席とする。
(3)#5と#10で小テスト、#15で本テストを実施する(テストの回は対面授業はなく、テストおよび補足動画講義をBlackboard上で遠隔で行う。テストは土曜日を〆切とする)。
(4)対面授業に参加できない場合、対面授業終了後、Blackboardに配信するスライド資料および動画解説を視聴し、同週土曜日までにBlackboardからリアクションペーパーおよびテストを提出することとする。
(5)リアクションペーパーの内容について、授業冒頭に個人情報を伏せた上で代表的な意見を取り上げて講評することがある。
(6)教材のダウンロードや録画・録音、スクリーンショット等での保存、および外部への配布等は禁止する。
授業計画
1 ガイダンス・教育相談とは何か(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】シラバスをよく読み、流れを確認する。教科書第1章、第2章を読み, 疑問点および不明点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】教科書及び授業を復習する。文部科学省のWEBサイト「学校における教育相談の充実について」を読み、重要な点を確認する。課題の提出。 (2時間)
2 他者理解のための基本的姿勢(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第12章、第13章を読み、疑問点や不明点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】教科書、資料を復習する。教科書P191のトピックを読み、自分が他者の話を聞く際の基本姿勢についてモニタリングする。課題の提出。 (2時間)
3 相談の構造及び支援の実際(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第14章、第15章を読み、疑問点や不明点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】教科書, 資料を復習し、学習したスキルを日常の中で意識的に使ってみる。課題の提出。 (2時間)
4 発達障がいのある児童生徒への理解と支援(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第5章を読み、疑問点や不明点をまとめる。発達障がいに関する体験記やニュースなどを調べる。 (2時間)
【事後学習】教科書, 資料を復習し、イメージの変化を確認する。課題の提出。 (2時間)
5 心の発達課題、小テスト1(到達度の確認)(A-3-3)(A-4-3)【遠隔授業】
【事前学習】これまでの教科書および資料を復習する。 (2時間)
【事後学習】テストで理解の甘かった範囲を重点的に復習する。課題の提出。 (2時間)
6 児童期・思春期の精神疾患の理解と支援(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第3章、第4章を読み、関連するニュースなどを調べる。 (2時間)
【事後学習】教科書, 資料を復習し、精神疾患のイメージがどう変化したかを確認する。課題の提出。 (2時間)
7 登校渋り・不登校への理解と支援(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第6章を読み、疑問点や不明点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】教科書, 資料を復習し、文部科学省のHP内「不登校の対応について」を確認する。課題の提出。 (2時間)
8 いじめ問題の理解と支援(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第7章を読み、疑問点や不明点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】教科書, 資料を復習する。課題の提出。 (2時間)
9 学校における危機介入の基本(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】学校における危機介入について調べる。 (2時間)
【事後学習】教科書, 資料を復習する。課題の提出。 (2時間)
10 LGBTQの理解と支援・小テスト2(到達度の確認)(A-3-3)(A-4-3)【遠隔授業】
【事前学習】第6回~第9回までの範囲の教科書、および資料を復習する。 (2時間)
【事後学習】テストで理解の甘かった範囲を重点的に復習する。課題の提出。 (2時間)
11 虐待・非行問題への理解と支援(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第8章、10章を読み、疑問点や不明点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】教科書, 資料を復習する。課題の提出。 (2時間)
12 保護者理解と支援及び協働のコツ(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第11章を読み、疑問点や不明点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】教科書、資料を復習する。課題の提出。 (2時間)
13 学校内外の資源と連携(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第20章~23章を読み、疑問点や不明点をまとめる。 (2時間)
【事後学習】教科書, 資料を復習する。課題の提出。 (2時間)
14 教員のメンタルヘルスとストレスマネジメント(A-3-3)(A-4-3)【対面授業】
【事前学習】教科書第16章、第19章を読み、自分の行っているストレス対処法についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教科書を資料を復習する。日常生活で、アサーティブなコミュニケーションを実践してみる。課題の提出。 (2時間)
15 本テスト(到達度の確認)と解説(A-3-3)(A-4-3)【遠隔授業】
【事前学習】これまでの教科書および資料を復習する。 (2時間)
【事後学習】テストで理解の甘かった範囲を重点的に復習する。課題の提出。 (2時間)
その他
教科書 津川律子, 山口義枝, 北村世都 『教育相談 (Next教科書シリーズ)』 弘文堂 2015年 第1版
教育相談において必要な基礎知識を臨床心理学の視点から網羅している書。
参考書 藤田哲也, 水野治久, 本田真大, 串崎真志 『絶対役立つ教育相談:学校現場の今に向き合う』 ミネルヴァ書房 2017年 第1版
教育相談について、教員が実践するために必要な知識を網羅している書。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:本テスト(第15回目、46%)、小テスト(第5, 10回目、各21%)(88%)、授業参画度:リアクションペーパー(12%)
(1)評価は、授業参画度、およびテストの合計点で評価する。
(2)授業参画度は、課題(リアクションペーパー)及びテスト実施状況で評価する。
(3)全授業回数の3分の2以上の出席を前提として評価する(3分の2に満たない出席、つまり6回以上の欠席の場合単位取得不可)。
(4)対面授業に参加できない場合には、Blackboard上でリアクションペーパーの提出およびテストを行い、評価の基準は上記と同様とする。
尚、テスト、課題ともに不正や不備が認められた場合には、未提出扱いまたは減点扱いとする。
オフィスアワー 授業内容についての質問はリアクションペーパーにて、それ以外はメールにて受け付ける。
アドレス等具体的な方法については授業内で指示する。
備考 全体へのお知らせにはBlackboardを用いる。
授業の進行状況等により、万が一シラバスに変更がある場合にも同様に案内を行う。
Blackboardにアクセスできるように準備し、授業前に必ず確認すること。

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