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令和2年度以降入学者 | 生徒指導・進路指導論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 生徒指導・進路指導論 | ||||
教員名 | 土屋弥生 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり) 一部オンデマンド型の動画配信・課題研究を含む。 Blackboard コースID:火曜1限→20221647,水曜1限→20221648,木曜1限→20221649 |
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授業概要 | 生徒指導の理論及び方法、進路指導の理論及び方法について講義する。 教科書「生徒指導提要」を参考にしつつ、教育現場における生徒指導・進路指導に必要なことがらについて、具体的な事例を交えながら検討する。実際の教育現場で教師に必要とされる実践に寄与する知識と指導力について、自ら考えることができるような授業展開を目指す。 また、学校現場における教員経験がある者が、その経験を活かして、生徒指導・進路指導についての今日的な課題や対応について指導する。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)生徒指導・進路指導およびキャリア教育の意義や課題を理解し、生徒理解と指導方法について具体的な事例を通して多面的に学び、身に着けることができる。 (2)生徒指導にかかわる法制度や生徒理解の手法や理論に加え、学校内外における生徒指導についての連携や組織的対応についても理解を深めることができる。 生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら社会的資質や行動力を高めていく生徒指導の在り方について学び、生徒の将来を見据え、生徒の社会的・職業的自立を実現させるための知識と素養、さらに生徒指導・進路指導およびキャリア教育をおこなうための実践的な力を身につけることができる。 ・単なる意見交換にとどまらず、最善の一手を選び出すための議論ができる。(A-6-3) ・他者と力を合わせるだけでなく、協働者の力を力を引き出し、その活躍を支援することができる。(A-7-3) この科目は文理学部(学士)のDP6,7及びCP6,7に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 ・対面授業では、教科書を参考にしながら、基本事項について説明する。(授業プリントはBlackboardに掲載するので、各自準備する。当日の紙媒体での配布はない。)また、基本的には授業時間内に毎回、Blackboardで小テストを受験するので、各自受験ができるようにノートパソコン・タブレット等を準備し、Blackboardに接続できるようにしておくこと。 ・オンデマンド授業の場合には、Blackboardを通し教材を配信する。受講者はその教材を視聴し、学修すること。課題研究については、レポートを作成し期日までにBlackboardを通して提出する。 ・Blackboardを通して授業で使用するプリントを事前に掲載するので、各自ダウンロード、プリントアウト等をおこなうなど準備すること。 ・各回における小テストについては次週以降にBlackboardでフィードバックをおこなう。レポートについては、実施回以降の授業において観点について説明し、特に重要な部分について解説をおこなう。また、Blackboardの掲示板機能を通して質問等の機会を提供する。 【対面授業に参加できない学生の代替方法、要件】 (1)オンデマンドでの学修を認める要件 日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生 (2)対面授業に参加できない場合: Blackboardを通して、オンデマンド教材を配信する。受講者はその教材を視聴し、学修すること。 小テスト、レポート等はBlackboardを通して提出すること。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション 生徒指導・進路指導とは何か【対面授業】(A-6-3)
【事前学習】教科書「第1章 生徒指導の意義と原理」のp.1-4を読み、生徒指導・進路指導についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、学校教育における生徒指導・進路指導の位置づけや意義について整理し、まとめておく。 (2時間) |
2 |
生徒指導の意義と課題【対面授業】(A-6-3)
【事前学習】教科書「第1章 生徒指導の意義と原理」のp.1-13を読み、生徒指導の概要についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、生徒指導の意義と目的、課題とされることについて整理し、まとめておく。 (2時間) |
3 |
生徒指導の手法 集団指導と個別指導の意義と方法、指導上の留意点について【オンデマンド型授業】(A-6-3) 【事前学習】教科書「第1章 生徒指導の意義と原理」のp.14-20を読み、集団指導と個別指導の関係についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、集団指導と個別指導のそれぞれの特徴と意義について整理し、まとめておく。 (2時間) |
4 |
教育課程と生徒指導との関連 各教科・道徳教育・総合的な学習の時間・特別活動における生徒指導について【オンデマンド型授業】(A-6-3) 【事前学習】教科書「第2章 教育課程と生徒指導」p.23-39を読み、生徒指導と教育課程の関係についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、学校教育のあらゆる場面での生徒指導の重要性について整理し、まとめておく。 (2時間) |
5 |
生徒の心理と生徒理解(1) 発達障害の理解と具体的な対応について【対面授業】(A-6-3) 【事前学習】教科書「第3章 児童生徒の心理と児童生徒理解」のp.40-53を読み、発達障害の特徴についてまとめ、理解しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、発達障害や発達の課題をもつ生徒への対応および指導について、留意しなければならないこと、重要なことについてまとめておく。 (2時間) |
6 |
生徒の心理と生徒理解(2) 青年期の心理と発達の理解 生徒の自己の存在感を育むための指導について【対面授業】(A-6-3) 【事前学習】教科書「第3章 児童生徒の心理と児童生徒理解」のp.54-74を読み、青年期の心理の特徴についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、青年期の心理や発達の状態をふまえて生徒の自己肯定感を高める指導とはどんなものかについて考え、まとめておく。 (2時間) |
7 |
学校における生徒指導体制と法制度 学校における生徒指導の組織(役割と機能)、学校内外の連携や対応の在り方、校則・懲戒・体罰について【オンデマンド型授業】(A-6-3) 【事前学習】教科書「第4章 学校における生徒指導体制」p.75-91および「第7章 生徒指導に関する法制度等」p.192-207を読み、チームとしての学校のあり方、生徒指導に関連する法令についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、学校内外の連携の具体的なあり方、連携先、関連する法令の内容(懲戒など)について整理し、まとめておく。 (2時間) |
8 |
生徒指導と教育相談 教育相談の手法、具体的な事例の考察(生徒の問題行動・不適応、保護者との連携)について【対面授業】(A-6-3) 【事前学習】教科書「第5章 教育相談」p.92-126を読み、教育相談の手法についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】具体的な事例においてどのような教育相談をおこなうことができるかを考え、まとめておく。 (2時間) |
9 |
生徒指導の進め方(1) 暴力行為・いじめ問題について【対面授業】(A-6-3) 【事前学習】科書「第6章 生徒指導の進め方」のp.127-174を読み、文部科学省のHP等を参照し、学校における暴力行為やいじめの現状について把握しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、暴力行為やいじめ問題への具体的な対応のあり方について重要な点を整理し、まとめておく。 (2時間) |
10 |
生徒指導の進め方(2) 性に関する問題・児童虐待・インターネットにかかわる課題・不登校について【対面授業】(A-6-3) 【事前学習】教科書「第6章 生徒指導の進め方」のp.175-191を読み、文部科学省のHP等を参照し、インターネットにかかわる課題・不登校について調べ、まとめておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、教育現場のさまざまな今日的課題への理解を深め、現場における対応について考え、まとめておく。 (2時間) |
11 |
進路指導・キャリア教育の意義と原理 進路指導とキャリア教育の関係、キャリア発達をふまえた指導の在り方、学校内外の組織的体制について【オンデマンド型授業】(A-7-3) 【事前学習】教科書p.4「生徒指導と進路指導」を読み、文部科学省の「キャリア教育の手引き」等を参照し、キャリア教育の概要についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、キャリア発達をふまえたキャリア教育のあり方について整理し、指導上重要な点をまとめておく。 (2時間) |
12 |
進路指導・キャリア教育の手法(1) 学校教育全体を通して、職業的(進路)発達にかかわる諸能力を育成する教育の在り方について (キャリア教育の具体例を通して)【オンデマンド型授業】(A-7-3) 【事前学習】文部科学省の「キャリア教育の手引き」等を参照し、職業的(進路)発達にかかわる諸能力について概要をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料などで授業内容を振り返り、具体的なキャリア教育の事例について参照し、実際の教育現場におけるキャリア教育の実践において留意するべきことをまとめておく。 (2時間) |
13 |
進路指導・キャリア教育の手法(2) 個別の生徒の自己理解・キャリアプランニング能力を育むための指導、ガイダンス・カウンセリングについて【オンデマンド授業・課題研究】(A-7-3) 【事前学習】文部科学省の「キャリア教育の手引き」等を参照し、キャリア教育において重視される能力についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】文部科学省の「キャリア教育の手引き」等を参照し、生徒のキャリアプランニング能力を育むために必要なことをまとめ、レポートを作成する。 (2時間) |
14 |
生徒指導・進路指導について授業内容の振り返り、授業内テスト【対面授業】(A-7-3)
【事前学習】第1回から第13回までの授業内容、教科書、参考書、配布資料を確認し、生徒指導および進路指導・キャリア教育について重要なことを整理し、まとめ、理解しておく。 (2時間) 【事後学習】試験内容の解説について、重要なことを整理し、まとめ、レポートを作成する。 (2時間) |
15 |
生徒指導・進路指導のまとめと課題の振り返り 教師として目指すべき生徒指導・進路指導と、それを実現させるために必要な教師の能力性について【オンデマンド授業】(A-7-3) 【事前学習】これまでの授業内容、教科書、参考書、配布資料を確認しておくこと。生徒指導・進路指導論の授業を通して学んだこと、理解したことをまとめておく。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料などで授業内容を振り返り、生徒指導・進路指導をおこなう上で教師に必要とされる能力性について整理し、まとめ、レポートを作成する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『生徒指導提要』 教育図書 2010年 |
参考書 | 文部科学省 『中学校キャリア教育の手引き』 教育出版 2011年 第初版 文部科学省 『高等学校キャリア教育の手引き』 教育出版 2012年 第初版 事前学習、事後学習の際には文部科学省および国立教育政策研究所等のHPを閲覧し、参考にするとよい。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第13回の課題研究において提示されたレポートについて、求めるテーマと内容、提出状況をみて評価します。(10%)、授業内テスト:第14回の授業内テストで評価します。(50%)、授業参画度:授業に対する取り組みを小テストの解答状況等で評価します。(40%) (1)授業内テストが受けられない場合、レポート課題の提出によって評価します。 (2)対面で授業に参加できない場合でも、小テストはBlackboard上で受験することができます。 |
オフィスアワー | Blackboardの掲示板機能を通して質問することができます。 また、メールでの個別の質問にも対応します。 |