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令和2年度以降入学者 | 生徒指導・進路指導論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 生徒指導・進路指導論 | ||||
教員名 | 峯岸久枝 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期集中 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(一部Zoomによるライブ中継あり)(12回)と課題研究(3回)を実施する。講義資料や課題などはBlackboardを通じてアップロードする。 BlackboardのコースID: (地理・物理・生命科、前・集中)20221643、(国文、前・集中)20221644 |
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授業概要 | 生徒指導の理論及び方法、進路指導の理論及び方法について講義する。『生徒指導提要』を参考にしながら、実際の中学校・高等学校の教育現場における生徒指導・進路指導の実際について、理論と実践をケーススタディで学ぶ。教師の立場で事象を捉え、生徒指導・進路指導に必要な知識と指導力を身に付け、当事者意識で解決する方法を考察・議論する。令和の教育現場で起こりうる課題について、対応方法を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | (1) 現代の学校教育において、重要な役割を担う生徒指導・進路指導の基本と課題を学ぶことができる。(A-6-3,A-7-3(第1,2,8,9,10,13,15回)) (2) 講義で得た知識や視点をもとに、悩みや困難を抱える生徒に対し、いかに指導・助言することが適切か積極的に考えることができる。(A-6-3,A-7-3(第3,4,5,6,7,11,12,14,15回)) (3) 生徒指導や進路指導の場面で、生徒の課題をともに解決する姿勢を身に付け、その方法を議論することができる。(A-6-3,A-7-3(第3,8,9,10,13,15回)) <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP6,DP7及びカリキュラムポリシーCP6,CP7に対応している。 |
授業の方法 | (1) 授業の形式:【講義】 ・各回の授業日に「講義資料」や「課題」などをBlackboardを通して配信する。各自が「講義資料」を事前に読んでから参加する。授業は受講生を3~5名のグループに分け、グループ単位で議論をしたり学習したりする。「課題」は期限内に提出する。5回以上の提出遅延や未提出の場合、正当な理由がないときには単位を付与しない。 (2) 授業の形式:【課題研究】 ・これまでの講義で学んだことをもとに、自分で調査したり文献を読んだりして、さらに探究し、考察したことをまとめる。分量やテーマの詳細は講義内で受講者の興味・関心に合わせて設定する。 (3) その他:対面授業に参加できない場合(許可された理由に限る)、以下の方法での参加を認める。 ・対面授業をZoomによるライブ中継で参加し、Blackboardに「課題」を提出する。 ・原則として、Zoomはカメラオン・マイクオフとし、指名された場合は発言をする。 |
履修条件 | 各自、Blackboardを確認できるネットワーク環境を準備する。学校現場で活きる学習をする教職科目であるため、他者と積極的にコミュニケーションを図り、能動的に参加できること。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:生徒指導の場面を振り返る【対面授業】
【事前学習】中学校・高等学校の生活指導の場面から「学校」「教師」「家庭」「生徒」の視点で振り返る。 (3時間) 【事後学習】「課題」提出。講義で学習したことを踏まえ、『生徒指導提要』の該当部分を読んで理解を深める。 (2時間) |
2 |
生徒指導の意義と教育課程【対面授業】
【事前学習】『生徒指導提要』の「生徒指導の意義と課題」を読み、他者にプレゼンテーションできるようにポイントをまとめる。 (2時間) 【事後学習】「課題」提出。講義で学習したことを踏まえ、『生徒指導提要』の該当部分を読んで理解を深める。 (2時間) |
3 |
生徒指導と児童生徒理解:集団指導と個別指導【対面授業】
【事前学習】配布された事例をもとに、集団指導と個別指導のメリット・デメリットを生徒理解の視点から考え、ワークシートに記入する。 (2時間) 【事後学習】「課題」提出。講義で学習したことを踏まえ、『生徒指導提要』の該当部分を読んで理解を深める。 (2時間) |
4 |
生徒指導と児童生徒理解:生徒指導体制と教育相談体制【対面授業】
【事前学習】配布された事例をもとに、生徒指導体制と教育相談体制に必要な要素を考え、ワークシートに記入する。 (2時間) 【事後学習】「課題」提出。講義で学習したことを踏まえ、『生徒指導提要』の該当部分を読んで理解を深める。 (2時間) |
5 |
生徒指導と今日的な課題:いじめ、不登校、問題行動【対面授業】
【事前学習】最新の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」をグループで分担して、近年の傾向や問題点をデータから読む。 (3時間) 【事後学習】「課題」提出。グループ学習やプレゼンテーションで学習したことを踏まえ、『生徒指導提要』の該当部分を読んで理解を深める。 (2時間) |
6 |
生徒指導と今日的な課題:暴力行為、情報モラル、ジェンダー、児童虐待【対面授業】
【事前学習】最新の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」、ジェンダーやヤングケアラー等に関する記事を読む。分担を決めてグループ学習をする (3時間) 【事後学習】「課題」提出。グループ学習やプレゼンテーションで学習したことを踏まえ、『生徒指導提要』の該当部分や配布資料を読んで理解を深める。 (2時間) |
7 |
生徒指導と今日的な課題:発達障害と生徒指導の関係【対面授業】
【事前学習】配布された事例について、生徒の主訴と課題、保護者の主訴と課題、教師としての対応を考えてワークシートに記入する。課題解決に必要な支援体制について、学校外の資源を検討し、グループで共有するための準備をする。 (2時間) 【事後学習】「課題」提出。ケーススタディやグループ学習、プレゼンテーションで学習したことを踏まえ、配布資料を読んで理解を深める。 (2時間) |
8 |
生徒指導のまとめ:第1回~第7回で学習したことを整理し、授業内で到達度の確認(授業内試験)および解説を実施する。【対面授業】【課題研究】
【事前学習】第1回~第7回で学習したことを、相手に伝わるように説明できるように準備をする。 (3時間) 【事後学習】「課題」提出。解説をもとに不十分な点を補い、さらに理解を深める。 (2時間) |
9 |
進路指導とキャリア教育【対面授業】
【事前学習】中学校・高等学校の進路指導・キャリア教育の場面から「学校」「教師」「家庭」「生徒」の視点で振り返る。 (2時間) 【事後学習】「課題」提出。ケーススタディやグループ学習、プレゼンテーションで学習したことを踏まえ、配布資料を読んで理解を深める。 (2時間) |
10 |
進路指導とキャリア教育の意義:キャリア教育の背景にある社会的な課題【対面授業】
【事前学習】進路指導・キャリア教育に関する配布資料を読み、疑問点を記録する。 (2時間) 【事後学習】「課題」提出。ケーススタディやグループ学習を通して学んだことを、整理する。 (2時間) |
11 |
キャリア教育の現状と校内体制・指導方法【対面授業】
【事前学習】キャリア教育に関する配布資料を読み、疑問点を記録する。また、「キャリア・パスポート」の生徒の記述をもとに、生徒向けのコメントを考えてワークシートに記入する。 (3時間) 【事後学習】「課題」提出。ケーススタディやロールプレイ等を通して学んだことを整理し、校内体制や指導方法に必要なことを考える。 (2時間) |
12 |
キャリア教育とキャリアデザイン【対面授業】
【事前学習】これまでの学校生活と大学卒業後の自身のキャリアについて考える。高校生の進路選択の場面において、生徒理解をもとにした教師がすべき指導を考え、ワークシートに記入する。 (3時間) 【事後学習】「課題」提出。ケーススタディやロールプレイ等を通して学んだことを整理し、キャリアデザインの意義と課題について整理する。 (2時間) |
13 |
進路指導のまとめ:第9回~第12回で学習したことを整理し、授業内で到達度の確認(授業内試験)および解説を実施する。【対面授業】
【事前学習】第9回~第12回で学習したことを、相手に伝わるように説明できるように準備をする。 (3時間) 【事後学習】「課題」提出。解説をもとに不十分な点を補い、さらに理解を深める。 (2時間) |
14 |
学習のまとめ:生徒指導・進路指導が融合した事例をもとに、生徒理解の方法、教師としての対応と問題点を振り返る。【対面授業】【課題研究】
【事前学習】これまでの学習内容で理解が不十分な点を挙げる。 (3時間) 【事後学習】「最終レポート」提出。授業で学んだことなどをレポートにまとめる。 (3時間) |
15 |
学習のまとめ:現在の教育現場の課題を一つ挙げ、あなたが教師としてその課題を解決する方法についてまとめる。【対面授業】【課題研究】
【事前学習】これまでの学習内容で理解が不十分な点を挙げる。 (3時間) 【事後学習】「最終レポート」提出。自身で学んだことなどをレポートにまとめる。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『生徒指導提要』 教育図書 2010年 『生徒指導提要』の冊子を購入できない場合は、web版をダウンロードしておく。 |
参考書 | 文部科学省 『高等学校キャリア教育の手引き』 教育出版 2012年 文部科学省 『中学校キャリア教育の手引き』 教育出版 2011年 『キャリア教育の手引き』の冊子を購入できない場合は、web版をダウンロードしておく。 必要に応じて参考図書を紹介する。各回で資料およびワークシートを配布する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(20%)、レポート:求めるテーマと内容、当事者意識で考察して述べられているか。参考文献があり、事象を多角的に捉えているか。(30%)、授業内テスト:第8回、第13回の授業内テストや小テストなどの到達度(20%)、授業参画度:講義終了後のリアクションペーパー、ケーススタディの発言や態度など(30%) 対面授業に参加できない場合(許可された理由に限る)、以下の方法での参加を認め、Blackboardに課題を提出した場合、評価対象とする。 ・対面授業をZoomによるライブ中継で参加し、Blackboardに「課題」を提出する。 ・原則として、Zoomはカメラオン・マイクオフとし、指名された場合は発言をする。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて質疑応答を行う。 |