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令和2年度以降入学者 | 日本語教育のための文法 | ||||
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教員名 | 野田尚史 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(感染状況や対面授業に出席できない受講者数などの状況を考慮して,一部遠隔授業にする可能性あり) Blackboard コースID︓20223102 |
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授業概要 | ・日本語を母語としない日本語学習者が使う文法的に不自然な日本語について,それがどうして不自然なのかを分析しながら,その背後にある日本語の文法規則を見つけ出す。あわせて,日本語学習者がどうしてそのような不自然な日本語を使うのか,その原因も追究する。それをもとに,日本語教育で文法をどのように指導すればよいかを考える。 ・日本語教育の経験がある教員がその経験を活かして日本語教育に必要な文法について指導する。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> 日本語学習者が使う文法的に不自然な日本語をさまざまな面から分析する方法を身につける。 <到達目標> (1) 日本語学習者が使う文法的に不自然な日本語を分析し,その背後にある日本語の文法規則を見つけ出せるようになる。 (2) 日本語学習者が文法的に不自然な日本語を使う原因を説明できるようになる。 (3) 日本語教育で文法をどのように指導すればよいかを提案できるようになる。 <日本大学教育憲章との関係> 経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,日本語教育学,ひいては人文学の役割や,倫理的な課題を理解し,説明することができる。(A-1-1) <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6,およびカリキュラムポリシーのCP9に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式︓【講義】 ・授業は,指定された問題をグループに分かれて話し合った後,その結果を発表し合い,さらに全体でディスカションするなど,双方向的な形で行う。 ・日本に入国できない留学生など,対面授業に参加できない受講者については,Blackboardに掲載された課題を指定の期日までに提出することで代替する。 ・レポートや課題に対する質問やフィードバックはメールで行う。 |
履修条件 | ・この科目は「日本語教育コース(学部基礎コース)」の必修科目です。 ・「日本語教育学入門」が修得済みであること。 ・「日本語教育コース(学部基礎コース)」の履修届けが必要です。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 第1章 品詞(名詞と動詞,動詞とイ形容詞)【対面授業】(A-1-1) 【事前学習】第1章の1.~2.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
2 |
第1章 品詞(イ形容詞とナ形容詞,ナ形容詞と名詞,そのほかの品詞)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第1章の3.~5.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
3 |
第2章 格助詞(何が格助詞を決めるのか?,「場所を」と「場所に」,「場所に」と「場所で」)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第2章の1.~3.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
4 |
第2章 格助詞(「人と」と「人といっしょに」,「人と」と「人に」,「時に」と「時」)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第2章の4.~6.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
5 |
第3章 活用(動詞の種類,動詞の「~ます」の形,動詞の「~ば」の形,動詞の「~ない」の形)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第3章の1.~4.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
6 |
第3章 活用(動詞の可能形,動詞の「~て」の形,動詞の種類の見分け方,活用形の機能)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第3章の5.~8.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
7 |
受講生が集めた不自然な日本語の分析(1)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】自分が聞いたり見たりした日本語学習者の不自然な日本語を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった日本語学習者の不自然な日本語を分析する。 (2時間) |
8 |
第4章 ボイス(受動文の種類,受動文の動作主マーカー,受動文の機能)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第4章の1.~3.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
9 |
第4章 ボイス(使役文,他動詞の受動文と自動詞,自動詞の使役文と他動詞)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第4章の4.~6.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
10 |
第5章 人称(人称を表すことば,命令文と平叙文と質問文,内面表現・外面表現)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第5章の1.~3.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
11 |
第5章 人称(「あげる」「くれる」「もらう」,主語の省略)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第5章の4.~5.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
12 |
第6章 テンス(主文のテンス,従属節のテンス(1))【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第6章の1.~2.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
13 |
第6章 テンス(従属節のテンス(2),テンスの対立が2つある述語,ル形・タ形の特殊な用法)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】第6章の3.~5.の「問題」について考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった「問題」について考え,解答を作成する。 (2時間) |
14 |
受講生が集めた不自然な日本語の分析(2)【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】自分が聞いたり見たりした日本語学習者の不自然な日本語を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった日本語学習者の不自然な日本語を分析する。 (2時間) |
15 |
レポート作成についての説明と質疑応答,相談【対面授業】(A-1-1)
【事前学習】レポート作成について具体的に考え,質問したいことや相談したいことを考えておく。 (2時間) 【事後学習】授業での説明や質問への回答をもとに,レポート作成を進める。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 野田尚史 『はじめての人の日本語文法』 くろしお出版 1991年 |
参考書 | 市川保子編 『 日本語誤用辞典―外国人学習者の誤用から学ぶ日本語の意味用法と指導のポイント―』 スリーエーネットワーク 2010年 明治書院企画編集部編 『日本語誤用分析』 明治書院 1997年 水谷信子 『実例で学ぶ誤用分析の方法』 アルク 1994年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:中間レポートと期末レポート(60%)、授業参画度(40%) ・中間レポートは,教科書の第1章から第3章にある「研究」の中から課題を1つ選び,それについて書く。期末レポートは,教科書の第4章から第6章にある「研究」の中から課題を1つ選び,それについて書く。内容は,自分で集めた生のデータを分析したものが望ましい。生のデータとは,研究文献ではない一般的な書籍や雑誌,ネット,会話などから自分で集めた例である。研究文献からの引用部分は評価の対象にしない。 ・授業参画度は,課題の提出状況と,授業での発表やディスカッションへの参画度で評価する。 ・対面授業に参加できない受講者については,提出された課題で評価する。 |
オフィスアワー | (1) メールを使って行う。 (2) メールで日時を相談した上で,Zoomを使って面談を行う。 |