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総合研究1~8(カンボジア研究(SDGs達成への貢献))

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令和2年度以降入学者 総合研究1~8(カンボジア研究(SDGs達成への貢献))
令和元年度以前入学者 総合研究1~8(カンボジア研究(SDGs達成への貢献))
教員名 藁谷哲也
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 複数教員による対面授業(一部遠隔授業あり)
遠隔授業の時,授業計画に【オンデマンド型】と記載。

blackboardコースID:20223082
授業概要 アンコール遺跡(ユネスコ世界遺産)で知られるカンボジア王国は,1970年代の内戦以降,アセアン経済共同体に参画すると同時に,メコン経済圏の一角を占めるなどして,経済発展が軌道に乗りはじめつつある。その結果,同国の社会は大きく変容しようとしている。しかしながら,同国の実態となると,意外と知られていないのが実情である。また,「持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)」では,「誰一人取り残さない」(Leave No One Behind)を基本哲学とする取り組みがグローバルな潮流となりつつあり,私たちが同国にどのような貢献をすることができるかが求められている。そこで本講義では,講義担当者がこれまでに実施してきた現地調査・研究の成果をもとに,変容の渦中にある今日のカンボジアを,自然・社会・人文科学の側面から総合的に考察し,将来,我が国の東南アジアにおける有望なパートナーシップとなる可能性の高い同国の理解と知識を獲得させるとともに,SDGs達成への学術的貢献について講義する。
 経済,医療および社会保障制度に関する講義では,銀行員・医師・保健師として実務経験のある教員が,それぞれの経験を生かした経済理論,医療課題,母子問題に関する講義を行います。
授業のねらい・到達目標 カンボジアの多様な側面や可能性を理解し,グローバルな視点を獲得できる。また,カンボジアの持続的発展について基本的な説明を与えることができる。加えて,経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,倫理的な課題を説明することができる。
 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。また日本大学教育憲章が掲げる自主創造の3つの構成要素(自ら学ぶ,考える,道をひらく)と8つの能力(倫理観,説明力,批判的思考力,問題発見・解決力,挑戦力,コミュニケーション力,およびリーダーシップ・協働力)に関連して,経験や学修から得られた豊かなカンボジアの知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明する能力を身に付ける。
授業の方法 授業の形式︓講義
教科書をもとに説明し,レポート作成も適宜実施する。授業に対する質疑応答,およびレポート等の課題に対するフィードバックは,いずれも教室あるいはBlackboardを通じて行う。対面授業を基本としているが,COVID-19の感染状況等によっては,対面授業が遠隔授業に変更となる場合がある。
対面参加が困難な学生については,教員の許可を受けてオンライン参加を認める場合がある。
履修条件 カンボジアの復興や発展などに興味があるもの。
授業計画
1 ガイダンス:講義テーマや到達目標および講義方法に関する説明(担当:全員)
【事前学習】東南アジアやカンボジアに関する知識を教科書や参考書を通じて吸収しておくこと。 (2時間)
【事後学習】講義内容をノートに整理しておくこと。 (2時間)
2 カンボジアの自然環境と石造文化遺産の共存(担当:藁谷哲也)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第1章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの自然環境と世界遺産をノートに整理する。 (2時間)
3 カンボジアの歴史と政治(1)(担当:石川晃司)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第2章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの歴史をノートに整理する。 (2時間)
4 カンボジアの歴史と政治(2)(担当:石川晃司)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第2章について把握する。 (2時間)
【事後学習】ポル・ポト派についてノートに整理する。 (2時間)
5 カンボジアの外国語教育―過去・現在・そして未来への課題―(担当:小林和歌子)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第3章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの外国語教育をノートに整理する。 (2時間)
6 カンボジアの観光経済(1)落合康浩(A-1-1)
【事前学習】教科書の第4章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの観光経済をノートに整理する。 (2時間)
7 カンボジアの観光経済(2)落合康浩(A-1-1)
【事前学習】教科書の第4章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの住民生活をノートに整理する。 (2時間)
8 カンボジアの経済発展と社会変動(担当:大塚友美)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第5章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの経済環境をノートに整理する。 (2時間)
9 カンボジアの森林資源とその変化(担当:梶山貴弘)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第6章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの森林資源をノートに整理する。 (2時間)
10 カンボジアの社会保障と母子保健(担当:上之園佳子)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第7章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの社会保障環境をノートに整理する。 (2時間)
11 熱帯地域における医療(担当:櫛 英彦)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第9章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの熱帯感染症をノートに整理する。 (2時間)
12 カンボジアの医療制度(担当:深田喜八郎)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第8章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの医療制度をノートに整理する。 (2時間)
13 カンボジアの保健体育教育(担当:深田喜八郎)(A-1-1)
【事前学習】教科書の第8章について把握する。 (2時間)
【事後学習】カンボジアの保健体育教育をノートに整理する。 (2時間)
14 これまでの講義内容に関するレポート課題の作成とフィードバック(担当:藁谷哲也・落合康浩)
【事前学習】教科書とノートなどをもとに,これまでの講義内容を復習する。 (2時間)
【事後学習】講義内容を振り返り,これまでの学習内容をノートに整理する。 (2時間)
15 総括(担当:藁谷哲也)【オンデマンド型】
【事前学習】これまでの講義内容を復習して意見や質問事項を考える。 (2時間)
【事後学習】講義内容などからSDGsについて考える。 (2時間)
その他
教科書 ★ 藁谷哲也 編 『カンボジア研究: その自然・文化・社会・政治・経済』 文眞堂 2019年
教科書は必携です。最初の授業前に教科書を購入し,内容をおおまかに捉えておくこと。
参考書 ・内田悦生 『石が語るアンコール遺跡 (早稲田大学学術叢書12)』 早稲田大学出版部 2011年
・グイ・ボレ,エヴリーヌ・マスペロ著,大岩誠・浅見篤 訳 『カムボヂア民族誌ークメール族の慣習- (アジア学叢書175)』 大空社 2008年
・新川加奈子 『カンボジア 今ーポル・ポトの呪縛は解けたのかー』 燃焼社 2008年
・石澤良昭 『東南アジア 多文明世界の発見 (興亡の世界史)』 講談社 2009年
その他,講義担当者から適宜紹介される。
成績評価の方法及び基準 各教員による個別課題+最終課題の総合評価(100%)
成績は,各教員が独自に課す個別課題と第14回目の最終課題を総合判定し,評価します。個別課題については,すべての担当教員が出すわけではありませんので,担当教員の指示によって提出してください。
オフィスアワー 随時実施(但し,事前にメール等で予約すること)

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