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思想と文化3

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令和元年度以前入学者 思想と文化3
教員名 江川晃
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 遠隔授業 オンデマンド型授業(録画授業配信,スライド資料配信)

※Blackboard ID 水曜4限→20220083
授業概要 「情報記号論」とは、文化的現象を情報学と記号論の観点から捉える新たな学問である。私たちは、会社のロゴマークを見ても何も情報を引き出せない。しかし、このロゴマークという文化的体系には、実は、その背景に、その会社の経営思想やその時代の状況が潜んでいる。では、それらの情報を引き出すカギは何か?それが情報記号論的な解釈能力である。同一のものを見ても、100倍の情報を引き出す子ことが可能になる。
授業のねらい・到達目標 新聞、テレビ、広告、ロゴマーク、アート、写真、ファッション、モバイル、ゲーム、バーチャルリアリティー、サイバースペース…。さまざまなメディアや文化を通してつくりだされる世界の意味とは何か? 私たちの身のまわりにみられる意味のメカニズムを解き明かし、メディアから自由になるための批判力を養う。われわれは全く別の世界を見ることができるようになる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応しています。
文献や資料の解釈を通じて,あるいは,現代の思想的状況を注意深く考察することによって,哲学的問題を発見し,その解決を図ることができる(A-4-1)
授業の方法 まず記号論について概略する。次に、記号論の歴史に言及し、ソシュールとパースの記号論について説明する。次に、具体的な文化やメディアを取り上げ、リアルタイムな事件等を用いて、文化現象を記号論的に読む。パワポによるビジュアル教材も多く取り入れる。
配布プリントを事前によく読んでおいてください。時々、授業中に小課題を出します。次回授業にて、2-3人の課題に対してコメントし、フィードバックします。アクティブな授業にしましょう。ご協力を!
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス:情報記号論(cyber-semiotics)とは何か「apple.comのロゴマークは思想である」
【事前学習】シラバスをよく読んでおいてください (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
2 「記号とは何か」について考えよう
【事前学習】プリント「記号とは何か」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
3 記号論の歴史(ルーツは医学にある)
【事前学習】プリント「記号論の歴史」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
4 ソシュールの記号論1
【事前学習】プリント「ソシュールの記号論1」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょうと (2時間)
5 ソシュールの記号論2
【事前学習】プリント「ソシュールの記号論2」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
6 記号現象として広告・宣伝・マーケッティング
【事前学習】プリント「広告の記号論」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
7 衣服の記号論
【事前学習】プリント「衣服の記号論」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
8 モード(流行)は「ことば」(記号)です
【事前学習】プリント「モードの記号論」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
9 メディアの神話作用(1枚の写真の裏には神話が隠されている)
【事前学習】プリント「メディアの神話作用の記号論」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
10 パースの記号論1(記号の概念と定義)
【事前学習】プリント「パースの記号論1」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
11 パースの記号論2(記号の分類:ICON, INDEX, SYMBOL)
【事前学習】プリント「パースの記号論2」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
12 記号過程の進化システム
【事前学習】プリント「記号過程の進化システム」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
13 TVの記号論(事件は会議室で起きている)
【事前学習】プリント「TVの記号論」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
14 バーチャルリアリティーの記号論
【事前学習】プリント「VRの記号論」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントを復習しましょう (2時間)
15 最終レポート課題発表
【事前学習】第2回~14回の総復習しておくこと (2時間)
【事後学習】不明瞭な点を明確にしておきましょう  (2時間)
その他
教科書 powerpointの動画資料を配信します。(教材はBlackBoardに入れておきますので、ご利用ください)
参考書 石田英敬 『記号論講義 日常生活批判のためのレッスン (ちくま学芸文庫)』 筑摩書房 2020年 第1版
笠松幸一・江川晃 『プラグマティズムと記号学』 勁草書房 2002年 第2版
成績評価の方法及び基準 レポート:最終レポート(1回)Blackboardで提出のこと。(50%)、授業参画度:課題提出(5点×10回)Blackboardで提出のこと。(50%)
課題は200~400字位です.
オフィスアワー 授業終了後、メールにて行う。

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