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自主創造の基礎

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令和4年度以降入学者 自主創造の基礎
令和2年度以降入学者 自主創造の基礎1
令和元年度以前入学者 自主創造の基礎1
教員名 坂本真士
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 全学共通教育科目
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業(一部、zoomを使った同時双方向型授業)

BlackboardのコースID:20220017
授業概要 様々な動機・目的をもって入学した新入生に対し,学部・学科に関わらず,本学の学生として共通して身につけるべき学修姿勢や修得すべきスタディ・スキルを涵養することを目的とする。
スタートアップ(第1週)では,本科目の意味・意義や位置付けを概観した上で,日本大学教育憲章のあらましと本科目との関連性,「学習」から「学修」への転換を図る必要性をはじめ,<日大生>として必要な学修のスキルや姿勢について学ぶ。
その後,第2週から第 14 週では以下の3点をターゲットとして定め,それぞれの単元が有機的に連携しながら体系的な学修を進めていく。
-[TARGET1]日大生としてのアイデンティティ(第2週~第5週)
さまざまな角度から日本大学,さらには所属する学部・学科を「知る」ことで,在学中の学びのイメージを描くことをねらいとする
-[TARGET2]コミュニケーションとインクルージョン(第6週~第9週)
ICT環境を含む多様なコミュニケーションの在り方やエチケットを理解した上で,他者を尊重しながら積極的にグループワークに取組む姿勢を修得することをねらいとする。
-[TARGET3]論理的・批判的思考とアウトプット(第 10 週~第 14 週)
論理的かつ批判的に考えをまとめながらグループワークを行い,グループとして提示資料の作成や発表を行うことで,説得力をもって他者へ伝える力を修得することをねらいとする。
最後に,本科目のまとめとして,総括・振り返り(第 15 週)では,各TARGETの達成度を中心に省察を行い,あわせて後学期に向けた課題の設定を行う。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
1 学部・学科に関わらず,本学の学生として共通して身に付けるべき学修姿勢や修得すべきスタディ・スキルを身に付ける
2 多様な存在を認め,それぞれの価値観を尊重しながら他者と関わり合うことで,自身の立ち位置を相対的に理解する
3 自ら設定した課題について論理的かつ批判的に検討を行いながら,自身の考えを伝える力を身に付ける
〈到達目標〉
[TARGET1]日大生としてのアイデンティティ
■ 日本大学についてさまざまな角度から概観することで,本学で学ぶ意味や意義について,説明することができる
■ 所属学部・学科の特色を理解し,在学中の目標設定し,学びの意識を高めることができる
[TARGET2]コミュニケーションとインクルージョン
■ さまざまなコミュニケーションの在り方や特徴を説明することができる
■ 自身の考えを適切に伝達することができる
■ 他者の意見に傾聴することができる
■ 多様な存在や価値観を受容し,尊重しながら,協働することができる
[TARGET3]論理的・批判的思考とアウトプット
■ グループまたは個人でテーマを設定することができる
■ 他者の意見を尊重しながら多角的かつ批判的に自身の考えを見直し伝えることができる
■ ワークでの検討結果を論理的に構成し,他者へ説明することができる
■ 他者の成果物に対して,自身の考えを示すことができる
〈日大教育憲章との関係〉
経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1)
仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
事象を注意深く観察して, 解決すべき問題を認識できる。(A-4-1)
新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1)
親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1)
集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-1)
自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1)
〈DPとの関係性〉
この科目は文理学部(学士(心理学))のDP及びCPの1,3,4,5,6,7,8に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】
授業方法は、教員による説明、学生間の話し合い(グループワーク)や学生個人によるプレゼンテーションもからなる。
大学の授業は事前学習と事後学習が前提になっている。とくにこの授業は事前学習を前提に授業内外で作業を行うので、事前学習への取り組みは必須である。シラバス記載の事前学習事項を参考にし、教員の指示に従い毎回確実に行ってくること。本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。課題の提出方法、フィードバック方法等については授業開始時に提示する。
なお、対面授業について、(日本に入国できない留学生を含む)遠方に居住している学生、および、教員がその必要性を認めた学生についてはzoomでの参加が可能である。これらの学生はzoomで授業にライブ参加し、必要な課題を提出する。課題の提出期日はライブ参加している授業内で指示する。
履修条件 心理学科の学生のみ受講可能である。
授業計画
1 スタートアップ(A-6-1)(対面授業)
◆本科目の意味や意義,位置づけについて要点をとらえることができる
◆大学生としての学びの在り方について理解し,説明することができる
【事前学習】・学部要覧の履修方法や卒業要件に関するページを熟読すること (1時間)
【事後学習】・大学生としての「学修」について,理解を深めること ・「日本大学教育憲章」について,理解を深めること ・履修中の科目(及び履修予定の科目)のシラバスを読み,各科目の目的や位置づけについて確認した上で,適切に履修登録が行われているかを確認すること (3時間)
2 日本大学を知る①(A-8-1)(対面授業)
◆本学への入学動機について振り返ることができる
◆本学の歴史や特色を理解し,説明することができる
【事前学習】・入学前に抱いていた本学のイメージや本学 を受験した理由について整理すること ・社会で活躍する 本学の卒業生について,所属する学部や学科にとらわれず,幅広く調べること (2時間)
【事後学習】・授業内で視聴した動画や担当教員による追加説明から得られた新情報について整理し,インターネット等で関連する情報を収集すること (2時間)
3 日本大学を知る②(A-8-1)(遠隔授業(zoomを用いた同時双方向型授業))
◆本学の総合大学としてのメリットを理解し,説明することができる
◆在学中の大きな目標を設定することができる
【事前学習】・指定された事前学修動画から1つを選択し,視聴すること ・視聴した動画について,自身の考えをまとめること (2時間)
【事後学習】・選択しなかった事前学修動画を視聴し,あらためて本学の総合大学としてのスケールメリットについて考えること ・本時に作成した「在学中の目標設定」を達成するための具体的な方法を考えること (2時間)
4 文理学部を知る(A-8 -1)(対面授業)
◆文理学部の特徴を理解し,説明することができる
◆文理学部の施設・設備とその利用方法を理解することができる
【事前学習】・文理学部にはどのような施設・設備があるかについて,インターネット等で情報を収集すること ・フィールドワークを行う施設・設備について下調べを行い,円滑に見学や利用が行えるよう準備すること (2時間)
【事後学習】・文理学部のもつ施設・設備とその利用方法について確認しておくこと (2時間)
5 心理学科を知る(A-8 -1)(対面授業)
◆心理学科の特徴を理解し,説明することができる
◆卒業後のキャリアをイメージし,段階的な目標を設定することができる
【事前学習】・入学前に心理学科を進路として選択した理由を整理すること ・心理学科のこれまでの卒業生の進路について下調べをすること ・自身の卒業後のキャリアについてイメージすること ・公認心理師になりたい人は、公認心理師の養成について調べておくこと (2時間)
【事後学習】・心理学科の卒業後のキャリアについて,あらためてインターネットや冊子等で情報を収集し,さらに理解を深めること ・特に,自身の興味・関心のある業種・業界について掘り下げ,より具体的な目標を定めること (2時間)
6 コミュニケーション・スキルの錬成①(A- [1/4/6/8] -1)(対面授業+同時双方向型授業:併用)
◆大学生に求められるネチケットを理解し,説明することができる
◆自身の考えを他者に伝えることができる
◆他者を尊重し,傾聴することができる
【事前学習】・ネチケットについて,下調べを行うこと ・SNSに起因するトラブルを調べ,自身の考えや解決策について考えること ・第1週の授業動画「ディスカッションの方法」をあらためて視聴し,グループワークに備えること (2時間)
【事後学習】・自分がSNSに起因するトラブルに巻き込まれないようにするために、どのように行動するのが良いか、他にも情報を調べ確認しておくこと ・選んだ心理学キーワードについて調べる(10回目の授業以降に向けて少しずつやっておく) (2時間)
7 コミュニケーション・スキルの錬成②(A- [4/6/7/8] -1)(遠隔授業(zoomを用いた同時双方向型授業))
◆グループワークワークを通して,複数の学生の考えを集約することができる
◆グループでの議論を通して,自身の考えを深めることができる
【事前学習】・所属する学部・学科に関する情報を多角的に収集すること ・第1週の授業動画「オンラインツールの使用方法」をあらためて視聴し,円滑に使用できるようにすること (2時間)
【事後学習】・授業内で決めた5つのキーワードについて,あらためてインターネット等で情報を収集し,所属学部・学科以外の学生に説明できるようにします ・議論にあたって用いた手法やツールについて理解を深め,今後のディスカッションで活用できるようにすること ・10回目以降の授業で取り上げる心理学キーワードについて調べ始める。 (2時間)
8 コミュニケーション・スキルの実践①ワールド・カフェ(N-MIX)(A- [4~8] -1)(遠隔授業(zoomを用いた同時双方向型授業))
◆学部を越えた交流を通して,本学のスケールメリットをあらためて認識することができる
◆複数の学部や学系が共存するグループで,多様な考えを認めながら協働ワークを行うことができる
◆協働ワークの成果をまとめ,伝えることができる
【事前学習】・ワールド・カフェの趣旨を理解し,協働ワークに資するオンラインツールを円滑に使用できるようにすること ・自身の所属以外で本学にどのような学部・学科があるかについて,あらためて確認すること(第2週で既修) ・協働ワークを前提に,第6週及び第7週の既修事項について,あらためて確認すること (3時間)
【事後学習】・ワールド・カフェを通じて得られた経験から,今後の協働ワークの進め方について考えをまとめること (1時間)
9 コミュニケーション・スキルの実践②ワールド・カフェ(N-MIX)(A- [4~8] -1)(遠隔授業(zoomを用いた同時双方向型授業))
◆学部を越えた交流を通して,本学のスケールメリットをあらためて認識することができる
◆複数の学部や学系が共存するグループで,多様な考えを認めながら協働ワークを行うことができる
◆協働ワークの成果をまとめ,伝えることができる
【事前学習】・ワールド・カフェの趣旨を理解し,協働ワークに資するオンラインツールを円滑に使用できるようにすること ・自身の所属以外で本学にどのような学部・学科があるかについて,あらためて確認すること(第2週で既修) ・協働ワークを前提に,第6週及び第7週の既修事項について,あらためて確認すること (3時間)
【事後学習】・ワールド・カフェを通じて得られた経験から,今後の協働ワークの進め方について考えをまとめること (1時間)
10 論理的・批判的思考の錬成①(A- [3~8] -1)(対面授業)
◆プレゼンテーションの目的や手法について理解し,説明することができる
◆プレゼンテーションの構成や作成のステップについて理解し,説明することができる
◆グループでの議論を通して,テーマを決定説大枠を説明することができる
【事前学習】・ワールド・カフェでの学びの経験や感想について,他者に伝えられるよう整理すること ・プレゼンテーションの方法について,下調べをすること (2時間)
【事後学習】・プレゼンテーションの作成手順について確認すること ・自分で決めたテーマについて,取り上げたい具体的な内容を考えるとともに,関連事項について調べること ・日本心理学会による「執筆・投稿の手びき」をダウンロードして、読んでおくこと(p.38~48) (2時間)
11 論理的・批判的思考の錬成②(A- [1, 3~8] -1)(対面授業+同時双方向型授業:併用)
◆資料や先行研究を調べ,得られた情報を整理することができる
◆正しい引用の方法について理解し,説明することができる
【事前学習】・第1週の授業動画「盗用・剽窃への注意」をあらためて視聴し,理解を深めること ・前時の事後学修で調べた内容について,他者に説明できるよう整理すること (2時間)
【事後学習】・他者の意見を引用する際の作法について,あらためて確認すること ・議論にあたって不足している情報について,オンライン検索システム等を利用して適切に収集し,整理すること (2時間)
12 検討結果のアウトプット①(A- [3~8] -1)(対面授業+同時双方向型授業:併用)
◆聴き手に「見やすい」提示資料の技巧について理解し,説明することができる
◆章立てに従って,提示資料を作成することができる
【事前学習】・前時の事後学修で調べた内容について,他者に説明できるよう整理すること ・プレゼンテーションの提示資料をより見やすくするための工夫について,下調べをすること (2時間)
【事後学習】・作成した提示資料を客観的に見直し,不足している情報を追加すること ・提示資料のフォーマットについて,問題点や改善点がないか確認すること (2時間)
13 検討結果のアウトプット②(A- [3~8] -1)(対面授業+同時双方向型授業:併用)
◆聴き手に「分かりやすい」発表の技術について理解し,説明することができる
◆模擬発表の実践を通して,提示資料や発表方法について改善を行うことができる
【事前学習】・模擬発表に向けた準備を行うこと ・聴き手がより理解しやすい発表を行うための工夫について,下調べをすること (2時間)
【事後学習】・プレゼンターの技術について理解を深めながら、プレゼンテーションの練習をしておくこと ・作成したポスターを客観的に見直し、情報の追加や削除、修正を行うこと ・調べた内容をレポートでも報告できるように準備を整えておくこと (2時間)
14 検討結果のアウトプット③(A- [3~8] -1)(対面授業+同時双方向型授業:併用)
◆正しい引用の方法について理解し、説明することができる
◆レポートにおいて引用文献を正しく書くことができる
【事前学習】・実際の心理学論文において、どのように引用文献が書かれているか見ておくこと、その際、日本心理学会による「執筆・投稿の手びき」(p.38~48)を参照すること (2時間)
【事後学習】・ポスターとレポートについて、同じグループの人から意見をもらって改善しておくこと ・引用文献の書き方をマスターすること (2時間)
15 総括・振り返り(A- [4/5/8] -1)(対面授業+同時双方向型授業:併用)
◆本科目における自身の学びを客観的に振り返り,各到達目標についての自己評価を行うことができる
◆本科目における達成状況を参照しながら,後学期に向けた具体的な目標を設定することができる
【事前学習】・各TARGETや各授業回における学修内容,ワークへの取組みを含めた自身の学修態度等に ついて,振り返りを行うこと ・「日本大学教育憲章」に示される8つのスキルや各授業回の到達目標について,自身の達成度 を評価できるよう準備を行うこと (2時間)
【事後学習】・本科目全体での学びや学修成果についてあらためて確認すること ・本時に定めた「後学期の目標」を達成するための具体的な方法を考えること (2時間)
その他
教科書 特になし
参考書 『ミライヲツクル~Learning Guide~』
羽生和紀 『心理学を学ぶまえに読む本 (テキストライブラリ 心理学のポテンシャル 1)』 サイエンス社 2015年 第1版
授業中適宜紹介する
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業参画度:成績評価コメントを参照(60%)、ポスター(20%)
各授業回に設けられた「自己評価と振り返り」において省察を行ったのち,「振り返りシート」への記入を行います。本シートについては,当該授業回での参画度や理解度が反映されていることから,これを成績評価対象とします。各授業回の配点は以下のとおりです。
[スタートアップ] 4点(第1週)
[TARGET1] 16点(第2週,第3週,第4週,第5週:各4点)
[TARGET2] 16点(第6週,第7週:各4点,第8・9週[2時限合算]:8点)
[TARGET3] 20点(第10 週,第11 週,第12 週,第13 週,第14 週:各4点)
[総括・振り返り]  4点(第15 週)
上記の点数は各項目の最高点とし,シートの提出内容や授業時間内の参画状況等を踏まえ,適切に評価します。
他にも,それぞれ14回,15回に提出するレポートとポスターを評価対象とします。
レポート,ポスターとも,説明すべき内容について書籍を当たるなどして深く調べているか,わかりやすく作られているか,レポート/プレゼンおよび文献引用の形式が守られているか,を評価ポイントとします。
なお、対面授業に参加できない場合の要件を満たし、zoomで参加した場合、課題の提出によって評価する。
オフィスアワー 授業終了時
備考 本講義では,学部間横断ワークショップ(日本大学ワールド・カフェ)を6月5日(日)にオンライン(Zoom)で実施します(予備日・補講6月12日(日))。詳細は決定後にお知らせします。

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