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令和3年度入学者 | 教職実践演習(中・高) | ||||
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教員名 | 杉森知也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期集中 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型授業・課題研究とZoomによる同時双方向型授業 Blackboard ID: 20213445 |
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授業概要 | 教育実習および学生生活を省察し、自らの教職への志向を再確認する。教員、学校関係者評価委員長などの経験をもとに、学校教育の課題や教師の成長という観点を踏まえて授業をおこなう。 |
授業のねらい・到達目標 | 1. 学生時代の振り返りを通して、今後の自己成長に必要なことを見出すことができる。 2. 個人ワークやグループディスカッションを通して、教育実習等の経験の振り返りをおこない、それぞれの経験を共有化することができる。 3. 以上の活動を通して、自己の教職観を再確認・修正することができる。 |
授業の方法 | (1)授業の形式【講義・演習】 オンデマンド・課題研究をもとにしたワークシート作成作業、発表とディベートを中心におこなう。 (2)具体的な方法 振り返り・研究授業の見直しに関する個人ワーク、学級運営方針などについてのプレゼンテーションとディスカッション(Zoomを利用)を組み合わせる。音声付きPowerPointによるオンデマンド教材では、確認テスト等を実施する回もある。 (3)課題の提出方法、フィードバックの方法 課題の提示・回収は、すべてBlackboardでおこなう。フィードバックは原則として個別におこなうが、最終課題についてはZoom内において全体に対してフィードバックする。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス: 本講の目的と概要【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】教職履修カルテを読み返す。教科書・プリントなど教育実習で使用した教材などを整理する。 (2時間) 【事後学習】講義をもとに、研究授業で使用したものなど不足している資料をおぎなう。 (2時間) |
2 |
GIGAスクール構想【オンデマンド】
【事前学習】ICT教育の利点と課題について、インターネットで調べておく。 (2時間) 【事後学習】第四次産業革命・Society5.0下で必要とされる「能力」について考えを深める。 (2時間) |
3 |
ICTの活用で何が変わるのか【オンデマンド】
【事前学習】ICT教育、GIGAスクール構想について、下調べをする。 (2時間) 【事後学習】授業をもとに、今後の授業のあり方で何が変わるのか、まとめておく。 (2時間) |
4 |
板書計画とノート指導【オンデマンド】
【事前学習】教育実習の研究授業で使用した板書・ノート計画を整理する。 (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、板書計画・生徒が記入するノートの完成形のあり方を見直す。 (2時間) |
5 |
学生の学びの振り返り【課題研究】
【事前学習】大学の授業・正課外で得られたことと「悔い」が残ったことを洗い出すため、教職履修カルテと成績表を準備し、見直す。 (2時間) 【事後学習】教員として仕事をするのに不足している点を理解し、それをどのように補えるか考える。また、「うまくできなかったこと」から「できるようになった・改善できるようになった」経験をピックアップし、そのためにどのような努力・工夫をしたのか、多くエピソードを書きだす。 (2時間) |
6 |
教科を通してどのような力をはぐくむか【課題研究】
【事前学習】自身が取得しようとする教科の教育課程上の位置づけを学習指導要領で再確認しておく。また、自身はその教科を通じてどのような力を育みたいか考える。 (2時間) 【事後学習】ワークシートの作成を通して、学習指導要領で記載されていることと、自身の考えをどのようにリンクさせることができるのか検討する。 (2時間) |
7 |
教育実習を振り返る①: 何をどのように振り返るか【オンデマンド】
【事前学習】研究授業の指導案データをもとに、授業で工夫した点、生徒の反応等を振り返る。 (2時間) 【事後学習】研究授業後に指摘されたことを参考に、指導案の修正作業を始める。 (2時間) |
8 |
教育実習を振り返る②: プレゼンテーションとディスカッション【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】プレゼンテーションのための資料を整理する。プレゼンテーションのリハーサルをする。 (2時間) 【事後学習】グループディスカッションで得られたフィードバックをもとに、自分の指導案の修正作業に反映できるものは反映させる。 (2時間) |
9 |
質問・相談会【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】授業で指示されている作業内容・方法、今後の自身の進路等についての質問を整理する。 (2時間) 【事後学習】質問した事項について、引き取って再考する。第7・8回授業に関するレポートの作成を進める。 (2時間) |
10 |
中間評価アンケート【課題研究】
【事前学習】これまでの授業へのかかわりと新たに気づいたことなどを整理する。 (3時間) 【事後学習】本時の活動を振り返り、今後の授業への取り組みに活かす。 (1時間) |
11 |
大学以外での成長場面を振り返る【課題研究】
【事前学習】サークル、アルバイト、ボランティアなどでの活動とそこで「うまくいかなかったこと」のエピソードを複数、用意する。 (2時間) 【事後学習】大学以外での活動が、現在の自分にどのように活きているのか、今後にどう活かせるのか具体的に振り返る。 (2時間) |
12 |
学級運営方針を設定する【オンデマンド】
【事前学習】中学校1年生のクラス担任になったことを想定して、どのようなクラス目標を設定するか考える。 (2時間) 【事後学習】オンデマンド教材に基づいて、「学級通信」を作成する。 (2時間) |
13 |
教育実習研究授業の修正と提出【課題研究】
【事前学習】第7・8回授業の内容を踏まえて、課題の作成を進める。 (2時間) 【事後学習】研究授業までに必要であった活動や視点について、引き取って考える。 (2時間) |
14 |
学級運営方針課題についての質問受付【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】自身で設定した学級運営方針を達成するための具体的な手立て、指導上の留意点を考える。 (2時間) 【事後学習】共有された質問・回答内容を踏まえて、プレゼンテーションの準備を進める。 (2時間) |
15 |
自らの教職観(学級経営観)をアウトプットする【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】プレゼンテーションの準備を完了する。 (2時間) 【事後学習】アウトプットしたものと質疑応答で出された意見を踏まえて、自分の不足をどう補うか、短期的・中期的・長期的目的を設定する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | F・コルトハーヘン/武田信子監訳 『教師教育学-理論と実践をつなぐリアリスティック・アプローチ-』 学文社 2010年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題研究レポート・ワークシート、研究授業の学習指導案(改訂版)、最終課題の内容で評価する。(50%)、授業参画度:模擬授業、ディスカッションなどの場面での協力姿勢で評価する。(50%) |
オフィスアワー | 質問は、メールで随時受け付ける。 |
備考 | 1. 教育実習中には、授業を構築する際に指導されたことや工夫、生徒の様子など様々な情報を入手しておくこと。振り返りには、事細かくこうした情報を丁寧に拾いながらおこなう必要がある。 2. この授業でさまざまな資料を駆使して振り返る作業をおこなうことを想定して、実習中に出来事を記載したメモなどを紛失しないようデータの保持につとめること。 3. 状況によって授業内容・順に変更を加えることがある。その場合は、事前にBlackboardで告知する。 4. 学生への連絡は、基本的にBbの連絡事項・メールでおこなう。授業実施期間中は、必ず定期的にチェックすること。 5. 授業実施日は、12/27, 1/7, 1/11となる。オンデマンド教材・課題研究ともに、各日でおこなうべきものを各日朝9:00から公開する。それらの公開は1週間とするが、指定された日時に閲覧し、作業をおこない、確認テストや課題に取り組み、期日までに各日に提出すること。細かい指示は、Bbの連絡事項等でおこなう。 |