文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教職コース > 書道7
日本大学ロゴ

書道7

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 書道7
教員名 滑田一輝
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 対面型とBlackboard等を用いたオンデマンド型授業
BlackboardID:20213560
授業概要 篆刻技法の基礎を身に付けた上で、高等学校芸術科書道における「篆刻」の指導法・授業運営の方法を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 篆書の基礎的な書法を習得した上で、篆刻三法(字法・章法・刀法)の向上を図り自用印等を制作する。篆書各体の様式と特質を把握し、刻印における表現技法を身に付ける。
その上で、高等学校芸術科書道における篆刻の指導法を探求する。
授業の方法 授業の形式:【実技】
実技を伴う内容の為、対面型をメインの授業形態とする(感染状況により変更あり)。対面授業に出席できない場合、各回の授業の内容をBlackboardにて確認、作品画像等を提出する。必要な用具は初回授業時に提示。用具購入にはゼロから揃えると5000円以上かかる。所持品の使用可、書道室の道具を対面授業時には貸し出し可。リモート時、自宅で課題を行う場合には一式の道具が必要となる。用具購入費を踏まえて授業を履修すること。提出された課題は添削等を行い返却する。
授業計画
1 ガイダンス(篆書・印の歴史・篆刻・用具用材について、授業進行法の説明)
【事前学習】シラバスをよく読み、授業全体の流れを理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】篆書・篆刻についての知識を復習し、授業内容の理解を深めておくこと。 (1時間)
2 篆書実習 小篆を半紙に臨書、篆書の基本用筆法を習得。
【事前学習】小篆について調べ、小篆の古典・名筆にどのようなものがあるか調べておくこと。 (1時間)
【事後学習】篆書の用筆法を復習し、授業内容の理解を深めておくこと。 (1時間)
3 篆書実習 大篆「石鼓文」を半紙臨書、小篆と先秦文字の差異を理解し篆書筆法の向上を図る。
【事前学習】大篆「石鼓文」他、先秦文字(甲骨・金文等)について調べ、どのようなものかを理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】小篆以前の幅広い篆法について復習し、授業内容の理解を深めておくこと。 (1時間)
4 篆刻実習 姓名印(白文)の制作(選文・検字・デッサン)
【事前学習】篆書字典を引き自分の姓名各字のコピーを用意すること。 (1時間)
【事後学習】 姓名印における配字・章法について復習すること。 (1時間)
5 篆刻実習 姓名印(白文)の制作(印稿・布字)
【事前学習】印稿のデッサンを数種類用意しておくこと。 (1時間)
【事後学習】印面への布字を完成させておくこと。 (1時間)
6 篆刻実習 姓名印(白文)の制作(奏刀・補刀・鈐印・完成まで)
【事前学習】完成に向けて奏刀の準備をしておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
7 篆刻実習 古璽・古印の摹刻 (優品の選別)
【事前学習】「古璽」「古印」にはどのようなものがあるかを調べておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、奏刀に向けての準備をしておくこと。 (1時間)
8 篆刻実習 古璽・古印の摹刻(完成まで)
【事前学習】奏刀に向けての準備をしておく 。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
9 篆刻実習 自由創作(白文・朱文いずれか)(選文~布字)
【事前学習】前回までの技法を応用し印稿まで完成させておく。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
10 篆刻実習 自由創作(白文・朱文いずれか)(奏刀~完成まで)
【事前学習】完成に向けて奏刀の準備をしておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法を復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
11 篆刻実習 側款の刻法
【事前学習】授業内で制作した印を完成させて持参すること。 (1時間)
【事後学習】側款の刀法を復習しておくこと。 (1時間)
12 篆刻実習 側款の採拓
【事前学習】これまで作成した刻印に側款を入れておくこと。 (1時間)
【事後学習】採拓技法の復習をしておくこと。 (1時間)
13 印譜作成
【事前学習】印譜作成の為、制作した刻印を印箋に鈐印・採拓をしておくこと。 (1時間)
【事後学習】印譜鑑賞、同じ受講生の制作した印影・拓款を鑑賞する。 (1時間)
14 高等学校芸術科書道における篆刻指導法
【事前学習】高等学校学習指導要領における「篆刻」の取り扱いについて確認しておく。 (1時間)
【事後学習】高等学校における篆刻の指導案を作成しておく。 (1時間)
15 総括
【事前学習】今までの授業で得た篆刻に関連する技法・知識を復習しておくこと。 (1時間)
【事後学習】書道・篆刻の指導者としてのあり方を考えておく。 (1時間)
その他
教科書 適宜プリント配布・配信
参考書 西川寧 『書道講座〈6〉篆刻』 二玄社 1973年
河野隆 『プロが教える篆刻まるわかりハンドブック』 木耳社 2012年
綿引滔天 『総合 篆書大字典』 二玄社 2010年
その他授業にて提示
成績評価の方法及び基準 授業参画度:課題作品の提出状況・技法の習熟度を評価の対象にする。対面授業に参加できない場合、同様の課題をBlackboardを通して提出し評価の対象とする。半紙課題2種。刻印課題3種を予定。(100%)
オフィスアワー 講義終了後教室にて、Blackboardにて適宜受け付ける。

このページのトップ