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令和2年度以降入学者 | 教育課程論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 教育内容論 | ||||
教員名 | 吉田和夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | ◎全体として、今年度はBB及びon-linを活用する。特にZOOMによる同時双方向型授業とする。 BBコースID: ○BB等で課題提示 〇授業は原則としてZoomにより実施。 〇最初にオリエンテーションとして全体内容及びテーマを確認し、主体的な学習を促すためメインスピーカーを5人程度募集。 〇毎時間、教員の講義に続き、メインスピーカーが資料やプレゼンで発表する。その後、全体で協議する。 〇各授業の内容に対する予習及び授業後の振り返りはBB及び当日のZoomチャットで提出。 〇講座最後の授業(2コマ)で全体の振り返りを行い、各自がスピーチ・プレゼンにて報告。その後、レポートを提出。 |
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授業概要 | カリキュラムの在り方について自分なりの考えを深め、カリキュラム・デザイン及びカリキュラム・マネジメントについて知見を得る。また、カリキュラム及び教育課程の関係を把握し、学習指導要領を基準として各学校で編成する教育課程の実際について理解する。全体を通して、授業者の公立学校経営者としての経験や地域学校協働活動推進の立場を活かし、「社会に開かれた教育課程」の具現を社会教育とのつながりや生涯学習としての学校教育の在り方などについて、具体的な事例で理解し、認識を深める。 |
授業のねらい・到達目標 | 小・中学校教育及び幼児教育におけるカリキュラム・デザインやカリキュラム・マネジメントと実際に作成される教育課程の意義や編成などについて、学習指導要領総則編や各教科等の内容を読解し、その歴史的変遷、諸外国との比較検討、様々な教育思想や対応などを理解する。また、日本における学校教育の現状を踏まえ、現代的な教育的課題に対応する方向や具体的方策などについての認識を深め、主体家来な対応力を高める。 到達目標 1.カリキュラム・デザイン、カリキュラム・マネジメント及び教育課程について具体的に理解し、相互に協議し、自己の考えを記述することができる。 2.教育課程が不易な教育的内容の定着を図るためにあるのと同時に、社会からのニーズによって編成されていることを知り、変遷の過程や他の諸外国との違いを説明する事ができる。 3.教育課程編成の主体である学校組織について理解を深め、教育課程編成に向けての視点を明確にできる。 4.平成29年3月告示学習指導要領について認識を深め、キーワードについて説明することができる。 5.日本の現在の教育課程編成に重要な意味を持つ、道徳教育や特別活動、総合的な学習(探究)の時間などにおける現代的な課題について理解し、課題克服に向けたカリキュラム・デザインやマネジメントの下で、教科等の教育課程を編成し、それを評価することができる。 |
授業の方法 | ・カリキュラム及び教育課程の内容に関する講義とメインスピーカーによるディスカッションや協議 ・教育理念に基づく教育課程編成の在り方及び具体的な教育現場での取組に関する実態把握と考察・評価 ・学習内容に関する創意・開発・改善及び評価方法に関する協議や演習 ・教育課程に関する学校の現状と現代的課題に関する意見の表出や小論文の作成 |
授業計画 | |
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1 |
本授業の内容と求められる学習の方向・メインスピーカーという考え方(双方向授業のために) カリキュラムの本質とカリキュラム・マネジメント、カリキュラム・デザインの概要に関する講義。 【事前学習】カリキュラム・デザイン、カリキュラム・マネジメントについて調べておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容について振り返り、レポートを作成し提出。 (2時間) |
2 |
教育課程の意義とその変遷についての講義・メインスピーカーの発表・それを受けての協議。
【事前学習】学習指導要領解説ビデオ(文部科学省等作成)の視聴。 (2時間) 【事後学習】学習指導要領の変遷とその背景についてレポートを作成し提出。 (2時間) |
3 |
教育課程を支える関係法規及び実際の社会との関係についての講義や協議。
【事前学習】学習指導要領各教科等解説ビデオ(文部各省等作成)の視聴。 (2時間) 【事後学習】関係法規や社会との関係などについてレポートを作成し、提出。 (2時間) |
4 |
諸外国との関係や違いについての講義や協議。
【事前学習】インターネットなどで諸外国の教育について調べておく。 (2時間) 【事後学習】諸外国との関係や違いについて学んだことをレポートとして提出。 (2時間) |
5 |
教育課程の具体としての学校要覧Ⅰ(学校教育目標・学校経営案)についての講義や協議。
【事前学習】母校等の学校要覧(学校教育目標や学校経営)に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】学校教育目標や学校経営案について自分の考えをまとめ、レポートとして提出。 (3時間) |
6 |
教育課程の具体としての学校要覧Ⅱ(日課表・教職員配置・校務分掌・年間指導計画)についての講義や協議。
【事前学習】母校等の学校要覧の関係部分に目を通し、特色をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】日課表や校務分掌、年間指導計画についてレポートにまとめ提出。 (2時間) |
7 |
カリキュラム・デザイン、カリキュラム・マネジメントについての講義や協議。
【事前学習】インターネット等で、カリキュラム・デザイン、カリキュラム・マネジメントについて調べておく。 (2時間) 【事後学習】カリキュラム・デザイン、カリキュラム・マネジメントについてレポートにまとめ、提出。 (2時間) |
8 |
校長の学校経営と教育課程についての講義や協議。
【事前学習】校長の機能と役割、その業務についてインターネットで調べる。 (2時間) 【事後学習】校長の学校経営と教育課程の関係について、レポートにまとめ提出。 (2時間) |
9 |
学習指導要領における学習指導と学習評価の現状と課題についての講義や協議。
【事前学習】小・中・高等学校の自分の通知表を見て、内容について理解する。 (1時間) 【事後学習】学習指導と学習評価に関する課題について自分の考えをレポートにまとめ提出。おく。 (3時間) |
10 |
教科等について、学習指導と学習評価をグループで協議しまとめて発表。(演習方式)
【事前学習】学習内容と評価に関する文部科学省等作成の動画を視聴する。 (2時間) 【事後学習】演習を通して理解した学習内容と学習評価の一体化についてレポートにまとめ提出。をノートに文章でまとめておく。 (2時間) |
11 |
道徳教育及び特別の教科道徳についての講義や協議。
【事前学習】学習指導要領解説編総則の関連する部分を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】教育課程全体における道徳教育と独別の教科道徳の関係をレポートにまとめ提出。 (2時間) |
12 |
特別活動及び生徒指導、特別な支援を要する生徒への対応に関する講義と協議。
【事前学習】授業内容についてインターネット等で調べ、自分の考えをまとめておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容に関する自分の考えをレポートにまとめ提出。 (2時間) |
13 |
生活科・総合的な学習(探究)の時間についての講義
【事前学習】学習指導要領解説編総則の関連する部分を読み、自分の考えをまとめる。 (2時間) 【事後学習】生活科・総合的な学習の意義や役割についてレポートにまとめ提出。にまとめる。 (2時間) |
14 |
「社会に開かれた教育課程」及び社会教育・生涯学習との関連に関する講義と協議。
【事前学習】該当の内容に関する動画(文部科学省等作成)の視聴。 (1時間) 【事後学習】紹介された教育実践や考え方についてレポートにまとめ提出。。 (3時間) |
15 |
本授業を通して、学んだことや考えたことの発表。
【事前学習】自分の考えを発表するためのプレゼンなどの準備。 (2時間) 【事後学習】本日の授業を受け、自分のレポートを振り返り、総括的なまとめを提出。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『学習指導要領解説 総則編 及び該当校種・教科の解説 (学習指導要領解説 総則編 及び該当校種・教科の解説)』 東洋館出版等 2018年 吉田和夫 『なぜ、あの学校は活力に満ちているのか? ープロジェクト型経営のススメー』 東洋館出版 2015年 第4版 貝ノ瀬 滋 監修/稲井達也・伊東 哲・吉田和夫 編著 『「社会に開かれた教育課程」を実現する学校づくり 具体化のためのテーマ別実践事例15』 学事出版 学習指導要領及びその解説については、総則及び該当する校種の教科等について、必ず購入すること。必携です。また、学校経営及び社会に開かれた教育課程について、関係書籍を教科書にします。レポート作成などに役立ちます。 |
参考書 | 吉田和夫 『なぜ、あの先生は誰からも許されるのか? ー同僚・上司、子ども・保護者と上手につき合うー』 東洋館 2013年 第4版 吉田和夫 『コミュニケーションがうまくとれる校長、とれない校長 教職員、児童・生徒、保護者・地域、教育委員会等と上手につきあう方法』 学事出版 2019年 第1版 小中学校読書活動研究会 (著), 吉田 和夫 (編集), 稲井 達也 (編集) 『これならできる! 楽しい読書活動』 学事出版 2015年 第3版 それぞれ、教員としての生き方、教職員のコミュニケーション、地域とともに考える読書活動に関する書籍で、教育課程を踏まえ、それを超えたカリキュラム・デザインやカリキュラム・マネジメントに役立ちます。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:講義を踏まえ、授業内容に関するレポートを作成・提出。内容の質で評価。(50%)、授業参画度:発言やチャットの質。(20%)、メインスピーカーとしての発言や貢献(担当授業に対して)(30%) 「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」(学習指導要領に基づく学習の評価観点)を重視します。 |
オフィスアワー | 授業の後、Zoom内で、1時間程度の質疑応答・相談の時間を設ける。 |