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令和2年度以降入学者 | 健康・スポーツ教育実習1(ゴルフ) | ||||
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令和元年度以前入学者 | 健康・スポーツ教育実習(ゴルフ) | ||||
教員名 | 水落 文夫 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 健康・スポーツ教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 同時双方向型授業12回(Zoomによるライブ中継)と対面授業4回 BlackboardのコースID: 後期火曜2限→20214200 |
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授業概要 | ゴルフは,子供から高齢者まで,広く長く親しまれているスポーツの代表といえる。またゴルフの運動形態と強度から,安全を確保することで心身の健康の保持・増進に貢献することも知られている。このように生涯スポーツおよび健康スポーツとして期待されながら,ゴルフの普及には,始め方という導入段階でのアプローチが課題となる。本授業は,ゴルフ初心者が本コースにデビューするまでに必要な技術と知識を学修する。 |
授業のねらい・到達目標 | ゴルフを通じて「身体知」と「科学知」について統合することを試み,より幅広い教養を身につける。 ショートアイアンクラブを用い意図した軌道でボールを打つための基本的なスイング技術を身につけ,クラブハウスの行動やコースでプレーする際のルールとマナー,および安全管理についての知識を習得する。そして,ゴルフを楽しむための基礎を形成する。この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,DP4,DP5及びカリキュラムポリシーCP1,CP7に対応している。 なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は,文理学部(学士(体育学))のDP・CP1,5,6,7に対応している。 ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-1-1)。 ・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる(A-5-1)。 ・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる(A-6-1)。 ・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる(A-7-1)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【実技】 学習形態の中心は室内での運動実技を予定している。 第2回~第11回の授業では,主にZoomを活用したゴルフ関連の教材動画の視聴,レッスンドリルに基づくゴルフスイングの練習を行い,ゴルフコースでプレーするためのルールとマナーについて修得する。 全15回の授業の過程で,ショット動作の課題と習得状況に関する自己評価と他者評価をレッスン記録票にまとめることを2回行う。また,これらの提出物を資料に,Blackboardを通してグループ学習を行う。さらに,2回の授業において,ルール,マナー,基本技術と用具に関する授業内テストを,Blackboardを通して実施する。なお,同時双方向型授業で使用するクラブはピッチングウェッジのみである。 対面授業では,ゴルフ授業のガイダンス(第1回)と学内ゴルフ練習場で様々なクラブを使用したショット練習(第12回~第14回)を行う。また,天候によるがキャンパスにおいてバードゴルフによるラウンドを体験する。対面授業の授業時間は正規の時間割である火曜日2限であるが,前後の授業の授業方式など,対面授業に参加できない学生のために,室内練習を行うための授業課題に即した内容の教材動画を提示する。 課題の提出方法,フィードバック方法等については,授業開始時に提示する。 |
履修条件 | 授業内容と授業環境の点から,ゴルフ初心者および初級者を対象とする。受講人数は25人程度を想定している。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のガイダンス,教材の内容,用具と安全の管理,基本的な技術の概要,アイスブレイク(A-1,A-6)(対面授業) 授業のテーマや到達目標および授業の方法,実技により想定される傷害と安全管理,ゴルフの用具と基本技術,ゴルフの歴史と特徴,ゴルフスキルの向上目標などについて理解する。自宅で受講する際に必要なゴルフクラブなどの用具を準備する。 課題:「自分を野菜にたとえると」に基づき自己理解と表現方法を考えておく。 |
2 |
体力測定①,「自分を野菜にたとえると」,必ず行う準備体操・ストレッチ,部屋でもできるゴルフレッスンの準備(A-1,A-6,A-7)(同時双方向型授業) ゴルフレッスンを行う環境を整えるため,マット,ホール(ゴミ箱など),的,空間などを工夫する。危険状況と回避の原則を徹底理解し,自ら安全点検を行う。配信資料の説明にしたがいクラブを持ってアプローチとアドレス,グリップを実践する。 課題:ゴルフレッスン記録票に「自分を野菜にたとえると」を記載する。 課題:準備運動として行うエクササイズの運動強度をカルボーネン法により求める。 |
3 |
体力測定②,ゴルフレッスン(ドリル1):グリップとアドレス(A-1,A-5)(同時双方向型授業) 配信資料を視聴しながらグリップとアドレスの基本を実践練習する。 課題:実践したグリップとアドレスについてゴルフレッスン記録票に記録する。 課題:準備運動として行うエクササイズの運動強度をカルボーネン法により求める。 |
4 |
ゴルフレッスン(ドリル2):スイングの構造,プレショットルーティン-アドレス-グリップ-スイング始動の流れ(A-1,A-5)(同時双方向型授業) 配信資料の視聴を通してスイングの構造を理解する。また,ドリルを通してスイング始動までの流れを実践練習する。 課題:実践したプレショットルーティン-スイング始動についてゴルフレッスン記録票に記録する。 |
5 |
ゴルフレッスン(ドリル3):スイングの回転運動(肩の回転),ボール打撃練習(A-1,A-5)(同時双方向型授業) 配信資料の視聴を通してスイングで用いられる回転運動を理解する。また,ドリルを通して肩の回転を意識したスイングを実践練習する。 課題:実践した肩の回転運動を自己評価しゴルフレッスン記録票に記録する。 課題:的当て,カップ入れのゲームを行う。 |
6 |
ゴルフレッスン(ドリル4):スイングの直線運動(重心の移動),ボール打撃練習(A-1,A-5)(同時双方向型授業) 配信資料の視聴を通してスイングで用いられる直線運動を理解する。また,ドリルを通して重心移動および加重点の移動を意識したスイングを実践練習する。 課題:実践した重心移動を自己評価しゴルフレッスン記録票に記録する。 課題:これまで学んだアドレスからショットの動作を動画撮影してBlackboardにアップする. 課題:3名でグループをつくり,他者の動画を視聴して,ショットに対する他者評価をゴルフレッスン記録表に入力し,自己評価と合わせて第1回「自己理解」を完成する. |
7 |
ゴルフレッスン(ドリル5):スイングで動かない部分(頭部と視線の固定),ボール打撃練習(A-1,A-5)(同時双方向型授業) 配信資料の視聴を通してスイングで起こる動かない部位とその理由を理解する。また,ドリルを通して重心移動および加重点の移動を意識したスイングを実践練習する。 課題:実践したスイング動作を自己評価しゴルフレッスン記録票に記録する。 課題:的当て,カップ入れのゲームを行う。 課題:Blackboardを利用してゴルフの発生・歴史,ゴルフ運動の特性,安全管理,ルール・マナーについてチェックテストを行う。 |
8 |
ゴルフレッスン(ドリル6):スイングの熟達化(腕の回転),ボール打撃練習(A-1,A-5)(オンデマンド授業) 配信資料の視聴を通してスイングで用いられる上肢の回転運動を理解する。また,ドリルを通して前腕の回転・交差と肘の伸展・屈曲を意識したスイングを実践練習する。 課題:実践した腕の回転を自己評価しゴルフレッスン記録票に記録する。 課題:的当て,カップ入れのゲームを行う。 |
9 |
ゴルフレッスン(ドリル7):スイングの熟達化(前方向の腕の動き),ボール打撃練習(A-1,A-5)(同時双方向型授業) 配信資料の視聴を通してスイングで用いられるスイングを支持する前方向の腕(肘)の動きをチェックし,ドリルを通して実践練習する。 課題:実践した前方向の腕の動きを自己評価しゴルフレッスン記録票に記録する。 課題:的当て,カップ入れのゲームを新たに考案して行ってみる。 |
10 |
ゴルフレッスン(ドリル8):スイングの熟達化(スイングクロックと飛距離の調整),ボール打撃練習(A-1,A-5)(同時双方向型授業) 配信資料の視聴を通してスイングで用いられるスイングクロックによる振り幅調整と飛距離の関連を理解する。ドリルを通してスイングクロックを意識して実践練習する。 課題:実践したスイングクロックと振り幅の調整について自己評価しゴルフレッスン記録票に記録する。 課題:新たな的当て,カップ入れのゲームを行う。 |
11 |
ゴルフレッスン(ドリル9):スイングの熟達化(ショートアイアンによるスイング動作の総合理解),ボール打撃練習(A-5,A-6,A-7)(同時双方向型授業) 配信資料の視聴を通してハーフスイングとフルスイングでみられる回転運動,移動運動,動きの固定,腕の動きの変化を理解する。 課題:実践したスイング動作の変化について自己評価し,ゴルフレッスン記録票に記録する。 課題:新たな的当て,カップ入れのゲームを行う。 課題:3名でグループをつくり,他者の動画を視聴して,ショットに対する他者評価をゴルフレッスン記録票に入力し,自己評価と合わせて第2回「自己理解」を完成する。 |
12 |
ゴルフレッスン:様々なクラブによるスイングの応用化(アドレスとスイングプレーンの調整),2グループにしたボール打撃練習とバードゴルフ(A-1,A-5,A-6,A-7)(対面授業) ショートアイアン,ミドルアイアン,ウッド(ドライバー),パターといった様々なクラブによるアドレスとスイングの変化を理解する。 バードゴルフを利用して,簡単なラウンドを行い,ルールとマナーについて理解する。 課題:ゴルフ練習場で,ドライバー(第1打),ミドルアイアン(フェアウェイ),ショートアイアン(アプローチ),パター(パッティング)の流れでショットをしてスコア化する。 課題:2ホールのバードゴルフラウンドを行う。 対面授業に参加できない場合の課題:実在するゴルフコースを想定し,18Hの想定される移動距離(平地換算),移動速度,心拍数(想定される速度で歩いて一定距離を測定する)などから,運動量と平均運動強度,最高運動強度を求める。 |
13 |
ゴルフレッスン:様々なクラブによるスイングの適性化(クラブの特性に合わせた打撃),2グループにしたボール打撃練習とバードゴルフ(A-1,A-5,A-6,A-7)(対面授業) 様々なクラブの特性に合わせた打球の軌道(高低)を実現するアドレスとスイングを理解する。 バードゴルフによるラウンドを利用して,ゴルフのルールとマナーおよび相互支援について理解する。 課題:ゴルフ練習場で,ドライバー(第1打),ミドルアイアン(フェアウェイ),ショートアイアン(アプローチ),パター(パッティング)の流れでショットをしてスコア化する。 課題:3名グループにより2ホールのバードゴルフラウンドを行う。 対面授業に参加できない場合の課題:身体障害者が車いすでゴルフを行う,あるいは視覚障害者が盲導犬とともにゴルフを行う場合,何が障害になりどのように工夫すればゴルフを楽しめるかについてまとめる。 |
14 |
ゴルフレッスン:様々なクラブによるスイングの適性化(クラブの特性に合わせた打撃),2グループにしたボール打撃練習とバードゴルフ(A-1,A-5,A-6,A-7)(対面授業) 様々なクラブの特性に合わせた打球の軌道(高低)を実現する。 バードゴルフによるラウンドを利用して,スポーツにおけるスポーツマンシップと相互支援の意義を認識する。 課題:3名でグループをつくり,他者の動作を視聴して,ショットに対する他者評価を相手に伝え,これに自己評価を合わせてゴルフレッスン記録票に入力して第3回「自己理解」を完成し,Blackboardを通して提出する. 課題:3人グループにより2ホールのバードゴルフラウンドを行う。 対面授業に参加できない場合の課題:①ゴルフおよびスポーツを継続的に行うことによって得られる身体的・心理的・社会的恩恵および考えられる弊害をまとめる。 |
15 |
まとめとチェックテスト(同時双方向型授業) すべての授業で配信した資料に記載されている内容を見直す。 課題:Blackboardを利用してゴルフ用具,スイング動作についてチェックテストを行う。 |
その他 | |
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教科書 | テキストとなる「資料集」をBlackboardで配信する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:数回の授業で実施する基本技術,競技特性,ルールとマナー,安全管理などに関するチェックテストにより評価する(30%)、授業参画度:Zoomで提示する動画資料の視聴状況と授業参画状況,実技課題に対するゴルフの技術向上度および身体動作調整に関する記録票により評価する(70%) A-1,A-5の達成度は授業内テスト,A-1,A-6,A-7の達成度は授業参画度にて判定する。 |
オフィスアワー | BlackboardおよびZoomを通しての質問は直接回答するか,授業日までの資料に解説を載せる。 |
備考 | 室内・室外を問わずクラブを使用するときは,ゴルフ手袋を必ず着用するなど安全面に十分配慮する。 |