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令和元年度以前入学者 | 日本語音声学 | ||||
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教員名 | 田中ゆかり | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | (1)オンデマンド型授業(12回)+中間試験(1回)+最終試験(1回)+課題研究(1回) (2) BlackboardのIDと「コース名」:20211430 「2021日本語音声学(田中ゆかり・後・木1)」 |
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授業概要 | 日本語の音のしくみを理解する。 本科目は、国語科教職必修科目のひとつである。高等学校教員(国語科)ならびに文部科学省教科書用図書検定調査審議会委員・国語小委員会部会長代理の実務経験を踏まえ、教職必修科目にふさわしい知識を提供する。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本語の音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションについて概説する。音声学の基礎的な考え方について学習し、日本語音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションの具体的な記述と考察が、受講者各自可能な段階に到ることを目標とする。併せて、中学・高校における教科としての国語「日本語のしくみ」「表記」についての教授ならびに日本語教育における日本語音声指導ができるようになることを到達目標とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 |
授業の方法 | (1)授業の形式:【講義】 (2)授業の方法 ①開講日の0:00にBb内に格納した当該回のフォルダーが開く。フォルダー内には、(a)各回の講義(約15分程度2-4本、youtube限定公開リンク)、(b)配布資料、(c)課題関連からなるオンデマンド教材を配布・配信する。 ・第2回までに教科書を用意しておくこと ・動画視聴前に配布資料をDLし、手元に用意すること ・配布資料の他にノートを用意し、動画を視聴しながらノートをとること ・各回課題を課す。課題の内容・提出出方法・締め切りは各回動画等で指示する ・各回課題の締め切りは開講曜日限の視聴を前提に設定する ・科目の性質上、課題の中には課題シートをプリントアウトして手書きで作成の上、pdfや画像(jpg/jpeg)で投稿するものがある。プリンターが身近にあることが望ましい。用意できない場合は、近隣の印刷可能な場所(大学内の施設、コンビニ、印刷サービスなどを行う会社)などを複数確認しておくと、安心して課題に取り組むことができる。 ③定着度の確認のため、中間試験(第7回)・全体のふりかえり試験(第14回)の2回行う。いずれも、当該回の開講時間内にBb経由・リアルタイムで実施する。 ④最終試験後に課題研究を課す。全体のふりかえり試験実施回(第14回)に課題研究について解説する。 ⑤この授業についての質問・相談は、Bbの「掲示板」や「Eメール」を通じて受け付ける。 |
履修条件 | 後期開講の日本語音声学は、第1回授業前日までにBb自己登録を完了した「学生証番号が偶数」の学生に受講を許可します。 第2回までに、Bbコース上に履修許可者名簿を掲出します。受講許可者名簿に記載者のある学生のみが履修登録できます。 学生証番号が奇数の学生は、前期シラバスの通り前期開講科目の受講を指定していたので、来年度以降に受講をしてください。 本年度前期開講の日本語音声学を履修登録していた場合、単位修得済みか否かを問わず、後期開講科目の履修はできません。 なお、科目等履修生/研究生がこの科目の履修を希望する希望する場合は、第1回授業までにBb自己登録をした上で、「ツール」>「Eメール」>「すべての教員」機能で受講許可メール(送信時タイトル「研究生/科目等履修生受講許可(学生証番号・氏名)」)を送信してください。その際、メール本文においても、科目等履修生または研究生である旨明記してください。 履修希望者数によっては、教職必修科目という性質上、上位学年の学生を優先した人数調整を行う可能性があります。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方や到達目標について説明し、第1回課題(拡大50音図)とりくみ方についての解説を行う。
【事前学習】シラバス概要を確認した上で遠隔授業受講の準備を整えておく(Bb自己登録の完了、教科書の購入など) (2時間) 【事後学習】拡大50音図課題にとりくむ (2時間) |
2 |
第1回課題の解説 言語音声を生成するための器官の名称と働きについて学び、発音のメカニズムを知る。 【事前学習】課題にとりくむ。受講許可者名簿の確認。 (2時間) 【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する (3時間) |
3 |
第2回課題の解説 単音を構成する母音と子音の違い、母音を記述する重要な三つの観点について学ぶ。 【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する (2時間) 【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間) |
4 |
第3回課題解説 母音記述の観点に照らし、日本語の母音を記述・分類する。 【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間) 【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する (3時間) |
5 |
第4回課題解説 子音を記述する重要な三つの観点について学ぶ 【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間) 【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間) |
6 |
第5回課題解説 子音記述の観点に照らし、日本語の子音を記述・分類する。 【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間) 【事後学習】母音・子音課題にとりくむ。定着度の確認1(授業内の中間試験)に備え、総合的な復習をする (3時間) |
7 |
定着度の確認1:中間試験(授業内試験) 中間試験ふりかえり課題(解説含む) 【事前学習】母音・子音課題にとりくむ。定着度の確認1(授業内の中間試験)に備え、総合的な復習をする (2時間) 【事後学習】中間試験ふりかえり課題にとりくむ。 (3時間) |
8 |
第6回課題解説 日本語の清音・濁音・半濁音について学ぶ 【事前学習】中間試験ふりかえり課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間) 【事後学習】清濁半濁課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間) |
9 |
第7回課題解説 音の交替現象について学ぶ 【事前学習】清濁半濁課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間) 【事後学習】音の交替現象課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間) |
10 |
第9回課題解説 同化現象について学ぶ(条件異音) 【事前学習】音の交替現象課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間) 【事後学習】条件異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間) |
11 |
第10回課題解説 同化現象について学ぶ(自由異音) 【事前学習】条件異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間) 【事後学習】自由異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間) |
12 |
第11回課題解説 日本語のを例に拍・音節・フットという概念を学ぶ 【事前学習】自由異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間) 【事後学習】拍・音節・フット課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間) |
13 |
第12回課題解説 日本語のアクセントについての基本を学ぶ 【事前学習】拍・音節・フット課題にとりくむ。 (2時間) 【事後学習】アクセント課題にとりくむ。全体のふりかえり試験に備え総合的な復習を行う (3時間) |
14 |
定着度の確認2:全体のふりかえり試験(授業内試験) 全体のふりかえり研究課題についての解説 【事前学習】全体のふりかえり試験に備え総合的な復習を行う (2時間) 【事後学習】全体のふりかえり研究課題にとりくむ (3時間) |
15 |
全体のふりかえり研究課題の提出と全体のふりかえり
【事前学習】全体のふりかえり研究課題の作成と提出 (2時間) 【事後学習】この科目についての全体的なふりかえりを行う (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 田中真一著・窪薗晴夫監修 『日本語の発音教室』 くろしお出版 2,000円 1999年 第2回まで手元に用意しておくこと。 |
参考書 | 初回シラバスと授業内で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:中間試験と全体のふりかえり試験の2回実施予定(70%)、授業参画度:毎回の課題と全体のふりかえり課題研究(30%) |
オフィスアワー | 授業に関する一般的な質問・相談は原則Bbに設ける記名投稿の掲示板で回答する。 個別の質問・相談については、Bb「Eメール」、必要に応じてBb「Eメール」で予約の上会議システムによる面談。 |
備考 | 履修条件ではないが、日本語学入門1・2を修得済みであることが望ましい。 |